【グラフで見る】文章を書く習慣がなかった僕がひと月に1000文字以上の記事を12本書くまで -11ヶ月間、日記を毎日noteに書いた記録-
文章を書いていて「文字数」って気になりませんか。
僕は正直とても気になります。自分で書いた文章がどれくらいの文字数になったのか、いつも最後に確認しています。
去年2020年の12月から日記を書き始めました。毎日書いていて、気がつくともうすぐ1年になります。
そこで僕は自分がどれくらいの文字数の文章が書けるようになったのか調べてみたくなりました。全く変わっていなかったら悲しいなと思いながら……。
毎日文章を書いている人ってnoteにはたくさんいらっしゃると思います。そんな中で僕はとにかく毎日文章を書くことを目標にして書いてきました。
この記事はこれから文章を書き始めたいという人の参考になればいいなと思っています。
毎日文章を書くことにどんな意味があるのか、どんな効果があるのか、僕の記事の文字数の記録を元に見ていきたいと思います。
日記の文字数記録
● 月別に日記の文字数の平均値を出してみた
まずはこのグラフを見てください。
グラフは月ごとに日記として投稿された記事の平均値を表しています。棒グラフに一緒についているヒゲのようなものはエラーバーといって、標準偏差を表しています。
僕は勝手に右肩上がりのグラフをイメージしていたのですが、実際は一度文字数が減ってから増えていくような谷を描くグラフになりました。
昨年の12月では平均して600文字程度書けていますが、そこから現象していって今年の5月には平均400文字になってしまっています。そして段々持ち直していって8月には平均600文字を超えたところに戻っています。
日記を書き始めた昨年の12月と10ヶ月目になる今年の9月がだいたい同じくらいのデータです。初月の12月はモチベーションが高かったのか結構書いていて、今年の10月でようやく毎日書いていた成果が出たようです。
● 1000文字を超えた記事の数を数えてみた
そこで、また別のグラフをお見せします。
日記として投稿した記事の中から月別に1000文字以上の記事の数を拾いました。
これはかなり希望が持てるデータかなと思います。noteで文章を書いていると1000文字がなんとなく一つの目安になっているように僕は感じているのですが、期間の後半にこの数がかなり増えています。
特に10月の12記事という数字は自分でも想定外でした。毎日書き続けていて良かったなと思います。
最初のうちは文字数にこだわらない方がいいかも知れません。僕自身、最初から1000文字なんて書けるとは思っていませんでした。
毎日書くために決めた4つのこと
毎日日記を書くにあたっていくつかルールを決めていました。
①最低でも140文字(1ツイート)以上書く
②理想は400文字(原稿用紙1枚分)以上書く
③基本的に書く時間は夕食を食べた後(あるいは食べている時)
④書けない時はどこまでも内容のハードルを下げる
とにかく書くことを習慣にするためのルールにしました。
140文字の基準については、元々Twitterは毎日呟いていたので「140文字だったらどんな時でも書けるだろう」と思い、どうしても書けない時は140文字以上の文章を書ければそれでOKにしようと思いました。
400文字については「原稿用紙1枚分書き切った感じがなんとなく気持ちいいな」と感じたからです。書き切った時の気持ち良さも実は大事です。最低目標とは別に努力目標の文字数を決めておくと書けた時に達成感があります。
どうやって習慣化するか
習慣にするためには既にある習慣に結びつけた方が早いと思ったので、夕食を食べた後に書くことにしました。だいたいは食べながら書くことの方が多かったです。
このルールにすると夕食と同時に文章を書く行為が一緒にスタートするようになったのですが、裏を返すと夕食の後にお風呂に入るまでの時間がタイムリミットになりました。
とてもシンプルなことなのですが、文章を書くには文章を書くための時間がかかります。特に平日は仕事で時間があまりないこともあって文章を書く時間を十分に割けないことが多いです。
僕の場合は400文字程度の記事を書いて読み直して投稿するまでにだいたい30分くらいかかります。1000文字だと1時間くらい。こういった時間制限を考えると1000文字以上書くのはそれなりに時間が必要です。
それでもどの月も平均400文字以上書けているので自分でもちょっとすごいなと思ってしまいました。毎日平均30分は文章を書くことに気持ちを傾ける時間が取れていると思うと嬉しいです。
小さな工夫ですが、最初のうちはずっとスマホで書いていました。スマホだと手元にあってすぐ書けますし、もし出先でも隙間の時間で簡単に書けるので書きそびれる可能性が減ります。
文字数へのこだわりを捨てた先に
月別の記事の文字数の平均値のグラフを見ると、どの月も標準偏差がある程度の大きさを持っているのが分かります。
標準偏差は平均値の元になった値がどれくらいばらついているかを示す数字ですが、言い換えれば記事ごとの文字数はある程度ばらつくものだということです。
たとえばコンスタントに600文字くらい書けるようになった時に、たまたま300文字ちょっとしか書けない日があってもあまり落胆しなくていいのだと思っています。
それから、とにかく書く内容にもこだわらないことにしました。目的は毎日書くことの習慣化なので、内容がいまいちだなと思っても毎日書き切ることが大切です。
イメージとしては毎日1つずつ石を積み上げる感覚です。毎日書き続けるためには1日に1つずつ記事を積み上げる他にないですし、裏を返せばどんな文章でも書き切ればそれが積み上げるための石になります。
またこれは僕の体感なのですが、毎日日記を書いているからか長い文章を書いていても疲れなくなりました。
以前は2000字以上の文章を書いてしまうと疲れ切っていたのですが、長い文章を書いた後にも同じように文章が書けるようになりました。
文章を書く行為と体を鍛えるトレーニングはよく似ていると最近強く感じます。
毎日トレーニングを続けていればそのトレーニングに従った体力がついてきます。日々の書くためのトレーニングが書くための体力の源になっていると感じています。
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僕自身、書き続けた先に具体的な目標がある訳ではありません。でも、書き続けているうちに書いて表現できることが増えていく感覚がいまはとても楽しいです。
こうやって書き続けているうちにどこかへ到達するような気がしています。それがたとえ他の誰かにとっては全然大したことない到達点でも、僕自身をそこへ連れて行けるのは僕しかいないのだと思います。
終わりに(記録の取り方・生データ)
文字数の記録の取り方ですが、noteのエディタの編集画面に入ると右下に文字数が表示されるので、それをExcelやNumbers等に入力するだけです。標準偏差には関数のSTDEVPを使い、1000文字以上の記事のカウントはCOUNTIF(範囲,”>=1000”)で数えられます。
改めて記録に取ってみると面白いです。僕はグラフにする瞬間が一番わくわくしました(それなりの結果が出ていて良かった……)。
細かいので見づらいのですが日々の日記の文字数を記録した表も一緒に載せておきます。
昨年12月からの全期間の文字数の合計を見ると19万文字書いていて、それだけでも実りになっているなぁと思います。
19万文字。毎日書かないとたどり着けなかった数字です。
実はそれだけでも毎日書く意味はあるのかも知れませんね。
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