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夜明けの街のランデブー【VN de ロードバイクLife vol.84】

ベトナム・ダナンでのロードバイク・MTBライフを綴る、ベトナムでロードバイクLife vol.84です。

他人の心を折る、他人に心を折られる、そんなことが楽しめる生き物はオレとサイクリストだけである 
by カニエ・ウェスト

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というのはFAKE名言ですが、

夜明け近くの海沿いのロードを、いつものごとくライドしてたら、オレの後ろに張り付く(前の人に空気抵抗を受けさせて後ろで楽に走る)知らないおっさんサイクリスト。

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ロード 第一章「始まりの詩」

まぁ別にいいんだけど、せっかくなので少し加速して、しばし、おっさんサイクリストを引いてあげる(前で空気抵抗受けて楽させてあげる)

知らないおっさんと夜明け近くの海沿いロードをランデブー

ロード 第二章 「折れろ!心!」

だんだん後ろでおっさんサイクリストの息が上がっていくのが聞こえる。

そうなると、、、ちぎり(引き離し)たくなるのはサイクリストの性。

おっさんサイクリストをちぎって(引き離して)心を折るべく、オレはギアを1枚上げ、少し加速する。

しかし、なかなか心折れず張り付いてくるおっさんサイクリスト。

うーん、、、オレもキツい!が、再度、加速!!!

後ろでは心拍も上がり、呼吸も苦しくなり、咳き込んだり、苦しそうにしてるのを感じる。

ここでもう一発!ということで、オレはさらにギアを上げ、「おっさん!心折れろー」っと加速!

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オレの心拍も上がり、さすがにオレも苦しい、、、、が、おっさんサイクリストの心を折るべく、涼しい顔のふりして耐える!耐える!

ロード 第三章 「それぞれの道へ」

海沿いのロードの終着地点ぐらいまで、結局、おっさんサイクリストをちぎる(引き離す)ことはできず、、、オレは、別の道へ進む為、スピードを緩め、後ろのおっさんへ、「前へどうぞ」と合図、

おっさんサイクリストは笑顔で何か言っていたが、ベトナム語なので理解できず、、、、オレの脳内自動翻訳機では

「いや〜兄ちゃんそんな殺生な〜w次はオレの後ろに付きなはれ」

と笑顔とジェスチャーで言っていた(関西弁なのは雰囲気)

オレは別の道へ。「さようなら」と笑顔で別れる。

たぶん、お互いに思ったことは

「あー楽しかったー!」

そしてそこから得た学びは3つ

1. 苦しいことを超えると何故か友情みたいなものが芽生える
2. 一人で走るより、誰かと走る方が頑張れる。何事も・・・
3. なんでも無いような事が幸せだったとおも〜う〜♪

という、ごくごく当たり前のことでした。

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ロード 最終章 「次回は美女と・・・」

そして、この記事がThe 虎舞竜「ロード」のごとく章立てて構成されていることでわかる通り、おっさんサイクリストと同じく、オレもおっさんであることは間違いない。

次回は、おっさんサイクリストではなく、美女サイクリストとランデブーを楽しみたい。


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