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正しいアンチテーゼを〜批判と意見の差〜
最近Netflixであるドキュメンタリー映画を見ました。
『ミス・アメリカーナ』
ご存知ですか?
世界的シンガーソングライター「テイラースウィフト」のドキュメンタリー映画です。
16歳でデビューしたテイラーが世界的大スターになるまでの軌跡と、多くの苦悩を描いた作品です。
私はテイラースウィフトの全アルバムを何十回もリピートしてるくらい、密かにテイラーファンなので見ましたが、そうじゃない方でもとても楽しめる作品だと思います。
一番好きなアルバムです。笑 ↓↓↓↓
こんな順風満帆そうな大スターでも悩みを抱え、涙する夜もあるのかと思います。
どんな人でも悩みは抱えているという記事は先日投稿したのでよければご覧ください。
さて、今日はなぜこのミス・アメリカーナを引き合いに出したかと言うと、この作品中でえげつない「アンチ」に苦悩するテイラーが描かれていたからです。
2009年のMTVミュージック・ビデオ・アワードにて、世界的ヒップホップシンガー カニエ・ウエストが舞台に駆け上がり、テイラーの受賞スピーチを妨害するという出来事がありました。
これを機に、世界中からカニエファンおよび乗っかる野次馬たちがテイラーをアンチしまくったのです。
アンチとは何の略かご存知ですか?
『アンチテーゼ』
の略ですね。
一般的に「アンチ」と言えば「人を批判する、罵る」と言った意味合いで使われることがほとんどでしょう。
しかし、実際の意味はこうです。
「アンチ」= 反、非、対
「テーゼ」= 何かを肯定する主義、主張、理論、意見
上記から、
「アンチテーゼ(アンチ)」=反対意見、反対理論
となります。
ただ単に、否定、批判をすることではなく、あるものに対して肯定的な主張や理論を認めつつ、それを否定することがアンチテーゼなのです。
例えば、
A:日本人は勤勉だ
B:日本人はたしかに勤勉だが、働きすぎという一面もある
つまりは、どのような事柄にも反対の事実や意味合いは存在する、その反対理論を指すことがアンチテーゼであるべきです。
それなのに、現代ではその事柄の肯定を認めもせず、ただ批判や反対意見を唱える方が多すぎだと思います。
大切なのは、まずその事柄を認識し肯定する。それから、反対意見を唱えるということです。
物事には何事も表と裏が存在します。
その一面だけを見て瞬間的に言葉を発するのではなく、他の一面は考えられないか、その言葉を本当に発する必要があるのか、真に必要な「アンチテーゼ」を行って欲しいと願います。
それでは。
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