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何か夢中になれるものがほしいな~って話

みなさんはシエラレオネという国を知っていますか?初めて聞くという人も多いでしょう。あるいは数年前、この国でエボラ出血熱が大流行したのをニュースで聞いたかもしれません。ちょっと詳しい人ならダイヤモンド紛争のことも知ってるかな。

シエラレオネは西アフリカに位置する、世界でも最も貧しい国の一つ。WHOが報告している平均寿命ランキングでも、常に最下位付近にいる国です。国旗の覚え方はとても簡単。ファミリーマートのあの3色です。

自分の経歴の中でこの話はあまりしないのですが、実はシエラレオネの就労支援に取り組むNPOで活動していました。そんな私もこの団体に関わるまでは、名前くらいしか知らない国。ではなぜそんなマイナーな国の支援をするNPOに関わることになったのか。それはひとえに代表の熱量に惹かれたからです。

代表は高校時代にテレビでシエラレオネのことを知ってから、ずっとこの国のことを考え続け、大学を卒業後に団体を立ち上げてからはほとんど一人で運営してきました。生活費を稼ぐためにフルタイムでバイトをし、空いた時間で寝る間を惜しんで団体の活動をしていました。生活の軸をすべてシエラレオネに捧げていると言っても過言ではなかったのです。

自分にはこれだけの熱量を注げるだけの何かがありません。いろんなことに手を出しては、どれもそこそこで終わってしまいます。今でこそ「多動力」という言葉が認知されるようになりましたが、それまではすべてが中途半端な自分にコンプレックスを感じることもありました。

だから、何か一つ夢中になれるものを持っている人は素直に尊敬しています。自分にもそういう何かが欲しいと、羨ましくなったりもします。しかし、どちらのほうが良い悪いではなく、それぞれの良さがあるのです。

と、今日はそういうことにして、最近感じているモヤモヤを言葉にしておきました。隣の芝生は青く見えるってやつですね~。


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