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【メモ】20240211 BUMP OF CHICKEN ホームシック衛星 @Kアリーナ横浜

こんにちは。

ライブレポとか書くの苦手なので、ここにメモとして残しておきます。


〈注意〉
ネタバレがっつりしてるので、まだ参戦してない方はお気を付けください





1.Kアリーナについて

とりあえず初めましての会場だったので、実際に行ってみての雑感をまとめていきます。

・会場周りのスペースは比較的狭く、常に人でごった返してて大変だった。この日は物販も大混乱(後で詳しく書きます)だったからなおさらかもしれない。
・会場の外にあるトイレの場所が分かりづらい。階段の下にあるトイレの方が個室の数が多いらしいが、それに気付く頃にはだいぶ列が進んでしまっていた。(会場内のトイレも数が少ないという噂を聞いていたので、あらかじめ済ませてしまった)
音響はかなり良かった。ドラムの音がずっしり響いて最高。
・今回はレベル5からの参戦だったが、思っていたよりも眺めは良かった。ステージ全体が見渡せるのは2階席より上の特権。
・退場の混雑に関しては悪い噂を聞きまくってたので心配していたが、呼び出しが早かったからか、比較的早く進んだ。途中で詰まるということも特になく、あっさりと駅まで到着。

いまのとこ、音響が良いという部分以外にはあまり魅力を感じない会場という感じです。横浜にはいろんなアリーナがあるから尚更。昨年できた新しい会場ですが、これから更に使いやすい会場になるのかどうか、まだ未知数な部分がある気がします。


2.物販について

結論から言うと、グッズは買えませんでした。無念。。

・物販整理券は13000番台、当初の予定時刻は14:00
・13:30過ぎくらいにはうきうきで会場に到着したものの、なんとまだ7000番台までしか呼び出されていない。
・仕方ないので横浜さんぽを小一時間ほどして帰ってきたが、呼び出し予定時刻がどんどん遅れていく
・16:30ごろ、物販整理券公式アカウントから、今から入場しても開演までにグッズを買えない可能性があるとの通知が届く。
・その時にはすでに多くのグッズが売り切れており、お目当てのロンTも買えないことが確定していた。
・開演ギリギリになって焦って会場インするのも嫌なので、グッズを買うのは諦めた。結構ショック。
最終的に呼び出されたのは17:02。呼び出しから購入までにも1時間以上かかるとの噂を聞いていたので、どちらにせよグッズは買えなかった可能性が高い。

整番遅めの人がグッズ買えなかったのはもちろんですが、バンド側にもかなりの損失が生まれてしまうわけなので、双方にとって全く利点のないシステムなのではないでしょうか。翌日にはかなり改善されたようですが、通販や事前受付なども導入していただけるとありがたいです。


グッズ待ってる間に撮ったツアトラ。デザインがかっこよくて好き。


3.セトリについて

ここまでなんやかんや言ってきましたが、ライブ自体は最高でした。
ちなみに、筆者は16年前のホームシック衛星のことについては全く分からないので、純粋に今回のライブを見ての感想になります。

・多くのリスナーが予想していた通り(多分)、基本的には「orbital period」の再現ツアーといった感じのセトリ。この日に関しては、「時空かくれんぼ」「ひとりごと」「飴玉の唄」「涙のふるさと」以外は全て演奏された。

・本編ラストに演奏された曲は、「voyager」と「flyby」を組み合わせ、そこにさらに新しいフレーズを組み込んだものだった。神秘的で美しい光景だった。
・「orbital period」以外でセトリ入りしたのは7曲のみ。今回のツアーは演奏される曲がおおかた予想できるからこそ、この7曲にはわくわくされっぱなしだった。「ハルジオン」を聴けたのはすごく嬉しかった。
個人的なハイライトは「アリア」。セトリのほとんどが2007年以前の楽曲で構成されていたため、実際この曲はかなり浮いていたし、予想の範疇にも入ってなかった。びっくりして鳥肌立った。危うく本編が終わる前に鳥になってしまうところだった。

「アリア」は私が中2のときにリリースされた曲であり、当時バリバリの吹奏楽部員として活動していた私は当時欠かさずドラマ「仰げば尊し」を鑑賞していた。毎度エンディングで流れるこの曲は、爽やかだけど憂いや翳り、迷いや不安が入り混じっており、青春時代の揺らぐ気持ちがそのままパッケージングされているように感じた。この曲のフレーズにどれだけ心を癒してもらったことか。ただただ嬉しくて呆然としていた。この異色な選曲に一番歓喜していたのは、他の誰でもなく自分自身だったと思う。いや、間違いなく自分自身だった。

・話が長くなってしまったが、全体を通してみると、2024年にこのセットリストを堪能できるということがそもそも何かのバグである。2000年代のギターロックバンドの幻影を常に探し求めている筆者にとっては、今回のセトリは最高以上の何物でもなかった。
・アンコールで演奏されたのは99年リリースの「くだらない唄」と、結成記念日恒例となった「BUMP OF CHICKENのテーマ」。世界で一番かっこよくて、へなちょこなロックバンドよ、永遠に……。
・新曲は一切演奏されず。今回はあくまでも、「ホームシック衛星」というコンセプチュアルな範疇にしっかりと収めたセトリだといえる。ということは、今年中にもう一つ別コンセプトでのツアーが行われるのではないかという説がいよいよ濃厚になってきた。楽しみはまだまだ続きそう。


4.演出について

・特に印象的だったのは、ステージの向かって左側にでかでかと立っていた電波塔のようなセット。会場入ったらすぐに目に付く。
・モニターは左右ひとつずつ、ステージの真後ろに大きいものがひとつ。左右のモニターはメンバーの姿が主に映し出されており、真後ろのモニターは宇宙系の映像演出用という感じだった。(ただ、センターステージでの演奏時は左右のモニターは使われず、真ん中にメンバーの姿が映し出されるという仕様だった。
・PIXMOBによる光の演出は特に派手なものもなく、然るべきところで光るという感じだった。
・「真っ赤な空を見ただろうか」で全員のPIXMOBが赤く光ったときはかなり感動した。
・筆者は「be there」に次ぐ2回目の参戦だったため、ライブのコンセプトによる演出の違いにとても驚いた。「be there」は、ステージ構成こそシンプルだったものの、モニターを複数設置したり光の演出をほぼすべての楽曲で導入することによって、久々に声出しが可能になったライブを演者と観客全員で噛み締めようという意図が見えるライブだった。これに対し、「ホームシック衛星」ではアルバムの持つコンセプトを重視し、観客とその世界観を共有するようなかたちでライブが進んでいった。大体のバンドはライブ感重視派演出重視派かにはっきりと二分されてしまう印象があるので、ひとつのバンドでここまでライブの見せ方が変わるのは珍しいと思う。


5.MCについて

MCの量はかなり少なかった。メンバー紹介も非常にあっさりと終わった。これも「be there」との大きな違いだと思う。ただ、これは初日だったからかもしれない。メンバーも少し緊張しているように見えたし。
・メーデーの間奏で藤原さんが「28年の扉を開けに、君に会いにきたぜ!!」と叫び、フロアが沸く。
・チャマさんが「16年前も来てたよ~って人!!」と客席に投げかけると、かなり多くの人が手を挙げているように見えた。こんなに長期的なファンがたくさん付いているバンドは、単純に考えて、強い。
・増川さん「今日という日は、今日しかありませんからね!」と通常運転。
・Kアリーナの席の様子が「冬の華やか御膳」みたいだねって話で藤原さんと増川さんが盛り上がってたのが非常に微笑ましかった。
・ライブ前日、ホテルの鍵を忘れたチャマさんに対してなぜか自分の鍵を見せつけた藤原さん。アリーナの楽屋に置きっぱなしにしてしまったらしい。
「28年続けてこれた理由は一つしかありません。聴いてくれるあなたがいたからです。ありがとうございます。」と仰られていましたが、バンド側が28年間続ける意思を示してくれなければそもそも存続は不可能なわけで…。こちらこそありがとうですよ…。。


6.まとめ

思い出話なども交えていたら意外にも長文になってしまいました。
ともかく、この時代にこんなセットリストを堪能できる機会というのはそうそう無いだろうな~というのがまず第一に思うことです。
改めて、「orbital period」が大名盤であるということを実感できました。
そして、結成からちょうど28年という大きな歴史の扉を開く瞬間を見ることができたことが何よりも嬉しかったです。
早く次の予定が欲しい!!!くれ!!



ここまで読んでいただきありがとうございました。ではまた~~

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