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続けることは戦いだ

4月でライター12年目(たぶん)突入のふくだです。ふわっと始めたので、「ここが私のデビュー日!」というのがないんです。残念。
確定申告も白色だったから開業届出したり、っていうこともなかったし。
なんて無知な状態で始めたんだ……と近年、フリーランスの方の話を聞いて震えています。どうにかなるなる、と笑い飛ばしたいけど、知っていたほうが得したな……ということも結構あった気が、する。

そんな頼りない奴だからなのか、若い女の子に「ふくださんでもフリーライターできるなら私もできそうな気がします!」って年に1~2回言われます。若干、失礼な気もするけど、「そうだね……私もそう思うよ……」と返したくなるので、もうどうでもいい。なんとでも言ってくれ。

で、この時期になると「フリーランスとしてやっていこう!」と新しいスタートを切る人も多いかと思う。ちょくちょく、フリーランスを続けていくコツってありますか? と聞かれるので、浅い経験ながら、まとめてみました。

(1) 寝ることと食べることが好き

いきなり怠け者発言か? と思われるかもしれないんですが、寝食を忘れて仕事ができる人って本当にすごい。寝るのと食べるのが大好きなんで、仕事中にも「何を食べよう」「ビール呑みたい」「この仕事が終わったら、たっぷり寝るんだ!」などと考えている。
でも、意外とこの2つが好きだとあんまり体を壊さない。寝るの大事、食べるの大事。特に年齢を重ねると徹夜ダメ、絶対。

(2) 〆切を守る

どんなに素晴らしい原稿を書いたとしても、〆切を守れなかったらダメだと思うんですが、どうですか。懸賞も〆切過ぎて応募したら受け付けてもらえないじゃないですか(たとえ話ヘタくそか)。
万が一、〆切に間に合わない! となった場合はそれが分かった時点でクライアントに連絡はしておきたいところ。「本気出したら書き上げられる! ハズ!」と思って仕事を受けると痛い目に遭います。
俺はまだ本気出してないだけ、という人がいますが、そういう人はいつ出すの? いえ、いつまで経っても本気出しません。ということを自覚すべき(なぜなら私がそうだから!)。
一瞬の本気じゃなくて、日常のペースを大事にするようにしています。

(3) インプットが苦にならない。

日々アウトプットする中で、インプットする時間を取りたい、と思えること。もしくはインプットするのが楽しいと思えること。書く量と比例してインプット量も増やしていかないと、あっという間に脳みそがひからびます。
小説でもマンガでもビジネス書、映画でもドラマでもアニメでもなんでもいいから吸収することを常に意識できるといいなあ、と思います。

(4) 恋に溺れない。

思っているより、恋は足を引っ張る。溺れがちな人は向いていない気がする。特にフリーランス駆け出しのころに恋に溺れると心身共に不調に陥る可能性がある、気がする。働かなかったらお給料は入りません。でも、恋しているときって胸がいっぱいでなんとなく満ち足りている気がするから、そのことが気にならなかったりするんですよね……。想像しているより、恋愛って怖いし、生活の中で占める部分が大きい。いくつになってもそこは変わらない。恋に身を焦がすのはいいけれど、滅ぼしちゃあかん!
でも、アイドルとか俳優さんとかにハマるのはむしろオススメしたい(破産しない程度に)。ときめきは自家発電しよう。

(5) お金が好き。

好きなことには詳しくなろうとするじゃないですか。きちんとお金の管理をするようになる、ちょっとギャランティが増えたからってパーッと使ってしまわない、明らかに低すぎるギャランティに対して物申すことができる。書いているだけで幸せ! となるかもしれないけど、お金がないと生きていけないことも忘れないでほしい。


最低限のことしか言ってないので「そういうことじゃないんだ、ライターとしてタメになることを聞きたいんだ!」という人は、自分からベテランライターさんに相談しに行くのがいいと思います。

私ももっと積極的にいろんなクリエイターの方とはお話していきたい。目からウロコなことも、刺激になることもたくさんあるから。今期の目標ですね。

ありがとうございます。 本と旅費として活用させていただきます! 旅にでかけて次の作品の素材に☆☆