唐突に訪れる「褒められたい」衝動
褒められながら生きたいと思う。
他人の言葉なんか気にするな~! と思うんだけど、褒めって自分ではどうしようもできないじゃないですか。第三者にしてもらわないと。
褒めるって難しい。
上から目線にならないように、とか。
だいたい日本人は褒められると「そんなことないですよ」って言うから褒めたほうが「あ、うん、そっか……」ってウェーイ!ってハイタッチしようと思って振り上げた手をすごすごと下ろさなければなるから褒めることへのハードル上がっちゃう。安心してください、私は褒めてもらったら全力で「ありがとうございます!!!!!!!」って言うので。
どうしてこんな今さらなことを言っているかというと、つくづく家事って人に評価されない作業だよな~、と思って。
ここのところ、家の掃除をせっせとしていた。掃除と片付けがめちゃくちゃに苦手な人間で、「やろう」と腰を上げるだけでも大変。料理は好きなんだけどな。
今は毎日、きちんと掃除と片付けをしている。今なら誰が家に遊びに来ても大丈夫! 玄関も洗面所も風呂場もトイレも、なんなら洗濯機の中もピカピカです!! 誰も来る予定ないけど!
そうなったら一緒に暮している夫に褒めてもらいたいな~と思うんだけど、まあ気がつかない。言えば「ああそういえば……」みたいな反応を見せる。ちなみに夫は私以上に掃除と片付けが苦手だ。というか家事は全くできない。で、部屋が散らかっていても気にならない(私は気になる)。例えば、棚の上にホコリが溜まっているな、と気がついて「ホコリが溜まっているね」というだけ。さすがに私はホコリが溜まっているな、と気がついてしまったら、これまでも(渋々)拭いていた。
だから、部屋の中が綺麗に片付いていたとしても、「片付いているなあ」と思うだけ。ありのままの、今目の前になる現状を受け止めるだれけなので、夫からすると「ホコリが溜まっているなあ」と「片付いているなあ」はイコールなのである(書いていて虚しくなってきた)。
片付けて私も居心地がよくなったのでまあ良いんですけど、
「お、○○がキレイになってるじゃん」
などと変化にぐらい気づいてくれたらな~。
散かっていても何も言わないからいいのかもしれないけど。
というわけで世の家事をしない側の人たちは、同居人、もしくは配偶者が家事をがんばっているな、ごはんがおいしいな、家の中が綺麗だな、って気がついたら言ってあげてくれ~~頼む~~!
料理も勝手には出てこないし、部屋も勝手にキレイにはならないし、洗濯物も勝手に洗われないので。
「洗濯なんて洗濯機に放り込めばやってくれるじゃん」って言うなら自分でやってください、どうぞどうぞ、遠慮せずに!
褒められるためにやっているのか、と言われるかもしれないけど、頼まれなくてもやっていることなので、モチベーションキープのために褒め言葉と「ありがとう」は大事。
そして私は今日も頼まれてもいないのに夕飯を作るのだ……。
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