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【イタリア滞在#5】モンテカティーニ・テルメ。10日過ごして思うこと。

「Buon giorno!」

大通りから1本、裏路地に面したアパートメント。

「Buon giorno🌞!」
「Buon giorno💐!」

行き交う声たちで目覚めます。
私も起きなきゃ。
南東の部屋
窓を大きく開けること暗かった部屋に一気に光が舞い込む。

外窓も開けます

日本の部屋では大きく開く窓がなかったので
新しい習慣✨✨

こちらに来て10日。
私が滞在している街は、モンティカティーニ・テルメという人口21000人の小さな街。フィレンツェから車で40分程です。テルメというだけあって、ヨーロッパの大温泉保養都市部の一部として世界遺産に登録されています。

日本人は、基本的にこのワインのプログラムに入っている私たち6人と通訳の方のみで、街ではまだ出会ったことがありません(ここに10年住んでる通訳スタッフも、日本人を知らないそう)。
小さな街ですが他ヨーロッパ諸国や欧米からの観光客が多く、週末のスーパーは大賑わい。店内歩くの困難なほどです。

平日は授業があるのでそんなにアクティブではないのですが、生活に必要なことは、歩いて回れる中心部で事足りるのでとても便利です。
日々こちらのメンバーとのやり取り、ワイン、食べ物のことで過ぎていきます。

現地の人とは、先生や、買い物時や飲食店、観光地で簡単に触れ合うだけですが
私は観光に来たわけではなく、言語を学びに来たわけでもないので
この、同じことを学ぶ仲間との出会いが
とても楽しみでもありました。
実際この日本人メンバーにとても助けられてますし、すごく学ぶことが多い。

同じ日本人ながらも、様々な価値観。
今までしばらく小さな社会に留まっていた私は
これらの感覚を忘れていました。
常に周りを気にし、仕事ややるべき事に終われ
自分のやりたいことは承諾を得なければいけない。
家族、仕事、友人関係。
どれも大好きなものだけれど
コロナもあって少なくとも2年半は籠り。
海外に出るのも5年ぶり。
引っ越し大好きな自分でしたが
結婚して20年
永住地を決めて10年ということで
同じ土地に初めて10年留まっていたのもあり
そろそろ、窮屈だったのかもしれません。
(結婚生活は窮屈ではありません!)

メンバーが皆、何かを日本に置いてきた。
肩の荷を下ろして
皆、これから新しいものを得ようとしている。
自由で、自分の心地良いことを探す。
周りの許可はいらない。
楽しむのは、自分を楽しませるのは、自分。

そんな感覚を忘れるところでした。

そして、そんな感覚を取り戻し
日本に帰っても自由な自分を恥じないで
生きていきたい。
まだまだ10日ですが、ぼうっとそんなことを思っています。
そして、そんなことを思い出させてくれたのは
同じ日本人。彼らを、尊敬します。

授業の合間。サンドを買ってきて
講義が行われているホテルの庭で1人ランチ。

21時も過ぎ、そろそろ夕食を作ろうかとエプロンをすると
ほら、ドアをノックする音。
「ラップ貸して」
「このチーズ食べみて!」
と、
皆がアパートにいる時間帯はノックと話し声が絶えません。
で、そぞろそぞろと集まり
いつの間にか廊下でワイン談義。

誰かが部屋をノックすると誰ともなく集まり、
廊下でワイン談義が始まる

深い。
めちゃめちゃ深い、ワイン話。
この日は気付けば12時過ぎで
結局予定していた夕食も作らず、
食べませんでした(笑)
あるあるですね。

以上、10日過ごして思ったことでした。
最後までお読み頂きました方、ありがとうございました!

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