「野菜の力」シリーズ第2回目:『すぐき』のお漬けもの
「野菜の力」シリーズ第2回目は、『すぐき』
お正月の頃のほんのわずかな期間の楽しみ。
京都のお漬け物のひとつ
『すぐき』は、
ちょっと酸っぱくて
特有の香りがあるお漬物。
京都のお友達が、毎年、農家さんから樽出しの『すぐき』を送ってくれます。
ありがたや~♪
京野菜なので、あまり見たことがない方もいらっしゃると思いますが、
これを食べないと冬が来ない感じがします。
すぐきは、収獲のときは70~80センチくらいの丈にまで葉が伸び
蕪は、円錐形で20センチくらいの大きさ。
上賀茂には、すぐきを作ってそのまま樽でお漬け物をつける
大きな農家さんが何軒かあります。
蕪と葉を、そのまま、それはそれは大きな樽に塩のみで漬け込みます。
乳酸発酵してるって作ってる方が教えてくれました。
京都に住んでた頃、鹿児島から遊びに来てくれた両親と子どもを連れて近所をお散歩をしているときに
蔵があまりにりっぱで道路から見とれていたらどうぞどうぞと中に入れてくださって、ご親切にも
大きな樽がいくつも並んでいるところを
丁寧に案内してくださったことがあります。
その農家さん農家さんのおうちに住む菌がちょっとずつ違うらしく
樽の中のお漬け物の味がそれぞれ違うんですよ。
酸っぱいのにほんのり甘かったり
さっぱりしたきりりとしたお味だったりと
農家さん農家さんの味があって不思議ですね。
さてさて、
この『すぐきのお漬け物』
乳酸菌の中でも『ラブレ菌』が存在しているそうです。
植物性乳酸菌「ラブレ菌」は、京都市の財団法人ルイ・パストゥール医学研究センターの岸田網太郎博士が発見されたものです。
カゴメさんから、『ラブレ』っていう乳酸菌飲料もありますね。
まさに、植物乳酸菌です。
ラブレ菌は、酸への耐性が強く生きて腸の中でも活躍してくれるそうです。
腸内の環境を整えたり、そして、癌などのウイルス感染から守ってくれるインターフェロンの働きを高める能力があるそうです。
今まさに食べたい食材ですね。
(でも、お漬け物なので
塩分が多いので食べすぎ注意です)
そう言いながらも
一度切るとあっという間に家族で食べてしまいます。
ご飯のおかずにも、お酒のあてにも最高♪
切り方は、こうです!!
蕪の部分はお好きな厚みに横に切る。
葉は、横に5ミリくらいに切ったら、その後、包丁を縦に横にと入れて
刻みまくります。早くいえば、みじん切りです。
でも、どうしても葉っぱの部分が最後、残るのよ。
そしたら、かぶの部分を葉の部分と同じくらいに刻んで混ぜ込んで
醤油もしくは、酢醤油で和えます。
そこにちりめんじゃこを混ぜても美味しいです。
それをあつあつご飯に乗っけたり、京都弁でいうなら
『ぶぶ漬け』にしたり、
もう贅沢の極みみたいなお味です。
ご飯があっという間になくなります。
おやつ買って、好きな絵本買って、娘とほっこりさせていただきます♪ありがとうございます🧡