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RiLiさんのVisionとValueをつくりました。


RiLi inc. のVisionとValueを新しくつくるお手伝いをしました!

以前から掲げられていた社会に対するMissionに加えて、ありたい姿としてのVision、Mission/Visionを達成するための価値感であるValueを新しく作っています。

💫Mission💫
自分らしいをもっと楽しく選択できる社会を作る

🌷Vision🌷
「なりたい!やりたい!」が更新されつづける場所づくり

🌿Value🌿
ユーザーと親友になろう
感動に自ら出会いにいこう、出会った感動は共有しよう
誰かの明日を変える仕事をしよう
アイデアは、沢山の「視点」でつよくする
20%のサプライズプレゼントを忘れない

RiLi inc.について

RiLi inc. は自社ブランド"RiLi"を掲げ、ファッションメディアやECサイトを展開している会社です。

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MEDIA:https://rili.tokyo/#new
Instagram(RiLi.tokyo):https://www.instagram.com/rili.tokyo/
Instagram(RiLi.shopping):https://www.instagram.com/rili.shopping/
EC:https://store.rili.tokyo

いつもどこよりも速く、的確に、みんなが欲しい物を形にし、Z世代を中心に多くの信頼とファンを獲得しているブランド。noteでも、これまで度々取り上げられています。私も以前から大ファンでした……。

今回は、そんなRiLiがより大きくて強いチームとなり、"RiLi"という旗印から波及していくムーブメントを広げていくためのことばづくりに共に挑戦させていただきました。

RiLiのVisionに込めた思い


ことばづくりをしていく中で最初に感じたのは、RiLiを構成する重要なワードのひとつが"自分らしさ"だということ。これはMissionの「自分らしいをもっと楽しく選択できる社会を作る」ということばでも表現されています。

さらに、あさとさんが過去に書いたnoteにも、この「自分らしさ」にまつわる思いが書かれていました。

インターネットを通じて、世界中の多種多様な情報の中から「自分らしいをもっと楽しく選択」できるような仕組みを考えています。

ファッションを楽しんでいる人の多くは、好き・かわいいといった主観を基準としてものごとを選択しているかと思います。
主観的な価値基準とは、言い換えれば納得感のようなもの。
たとえ技術革新が進んで、パーソナライズレコメンドの精度が上がったとしても、迷いながら自力で選んだという意識がないと納得感がないんじゃないかなぁ。
だからわたしたちは、正解ではなく選び甲斐のある選択肢を提示することを目指してきました。

雑多に散らばった情報から取捨選択するのは、とても労力がいりますね。
わかりやすく分類してラベリングしていく作業(≒キュレーション)が求められるのは時流だと思います。
分類されて名前がついていると、選択肢として捉えやすくなります。

RiLiでは、より抽象度の高いファッション分野での分類に挑戦しています。
ファッションの系統というと、従来は場所(渋谷系・代官山系・丸の内系等)または雑誌(CanCam系・NYLON系・Sweet系等)がスタイル名として機能してきましたが、オンライン発で新たに「RiLi系」という概念をぶち立てたいです。
RiLiの旗のもと、集まったユーザーとコンテンツでコミュニティを形成し、新たな文化圏・経済圏として機能させていくことを目指します。


(CEOあさとさんのnote:RiLiは何を目指すのか?――やってきたこととこれからやること、そして未来のメンバーへ より引用)

今回は、このMissionを実現していく上で、コミュニティを形成していくRiLiがどうあるべきかを表現することばをVisionとしてつくることにしました。

・RiLiに集まってきてくれた人にどのようなことを感じてもらいたいか?
・RiLiに集まってきてくれた人にどんなことを達成してほしいか?
・RiLiに触れた後の毎日はどんな風になっていてほしいか?

考えるにあたって参考にしたのが、事前に社内のチームで書き出してくださっていた「RiLiがあることでもたらされる価値」。RiLiを使ったときの楽しい気持ちやときめきがたくさん表現されていたので、何度も見返しました。

どれも、RiLiへの愛情が感じられる素敵なことばばかり。

RiliがもたらすValue_ぼかしver

そのうえで、ことばを汎用的なものに変更したり、CEOのあさとさんや取締役の大南さんにコアにしたい思いを聞いて内容を整えたりして、"「なりたい!やりたい!」が更新されつづける場所づくり"ということばにたどり着きました。

RiLiを訪れればいつでも「やってみたい」「こうなりたい」というアイデアに出会える。そのアイデアが、"自分らしさ"をUpdateさせ続ける。そんな"場所"でありつづけたい、

という思いをことばにしています。

RiLiのValueを形作るKeyword

さらに、RiLiのValueには大事にしたい価値観を込めたKeywordを散りばめました。

🤝ユーザーと親友になろう🤝

“自分のことをわかってくれてる”、”この子が言うなら間違いない”そんな風に思える関係性を、「親友」としました。
何かに迷ったり、「明日は何しよう」「楽しいことないかな」と思った時、真っ先にRiLiを頼ってほしいからこそ、ユーザーと築きたいのは「親友」のような関係性。

そして、親友になるために、「お客さんのことを知ろうとする」「お客さんに興味を持つ」「普段の暮らしを想像する」。常に「親友を喜ばせたい!」と思いを巡らせる姿勢を大事にしてほしい。そんな思いを"ユーザーと親友になる"ということばに込めています。

🌈感動に自ら出会いに行こう、出会った感動は共有しよう🌈

「チームのみんなには、プライベートを沢山充実させて、沢山インプットしてほしい」。そんな言葉を何度も聞きました。そうやって外で得られたインプットを仕事に生かしてほしいと。

実際、RiLiのメンバーの気づきから生まれた企画はとても素晴らしく、チームメンバーのインプットによる気づきは、RiLiの大事な資産だとわかります。

外で沢山感動してほしい、そしてその感動を遠慮せずに周りの人に共有して、RiLiの共通資産にしてほしいという思いをこめたことばです。

⚡誰かの明日を変える仕事をしよう⚡

さらっと書いてみたけれど、実は難しいのがこのことば。

誰かの明日を変えるためには、「今までこうだったから」「難しい問題があるから」を超えなきゃならない時がある。

気がつくと、「誰かの明日を変える」という目的を忘れて、手元の仕事を"こなす""終わらせる"ことが目的になっていたりする。

だけど、RiLiの仕事はいつも、誰かの明日や、さらにはトレンドやムーブメントをつくる仕事であってほしい。そんな思いを結晶化して、このことばを追加しました。

👀アイデアを沢山の「視点」で強くする👀

RiLiのクリエイティブを見ていると、「どうしてこんなに可愛いものが作れるんだろう」とびっくりする時があります。一方で、サービスのグロースに関するマッチョなロジックを伺って感動することもありました。きっとRiLiの素晴らしい成長の軌跡の中には、多様なプロフェッショナルの活躍があったのだと感じます。

実際に、Valueを決める上で「多様な意見を尊重すること、尊重されることを前提に、のびのびと意見を出せること」は当初から入れていきたいと話していました。

多様なプロフェッショナルの「視点」によるアイデアからムーブメントを起こし、様々な才能によって成長してきたRiLiだからこそ、多様な感性を持つ各個人から出てくるアイデアを尊敬すること、自らも恐れずにアイデアをシェアすること、出てきたアイデアを一緒に育てようとすることを促すようなことばをつくりました。

🎁20%のサプライズプレゼント🎁

「信頼されるためには期待されてるものを期待通り返すことが大事、だけどそれは大前提。プラスアルファで何かしないと。『RiLiは期待を超えてくる、だからRiLiじゃないとだめ』って思われたい」。

あさとさんのこの台詞は、私が彼女と話していて聞いた話の中でも最も好きな台詞のひとつです。確かにRiLiはいつも、「なるほど、確かに欲しかったし、超かわいい!」というアイデアがたくさんあります。例えば最近の「ネップリ」や「あつ森」のアイデアに感動した人もいたのではないでしょうか。

20%といえば、Googleの20%ルール(業務時間の20%を通常の業務以外の仕事をする時間に充てるルール)が有名だけれど、RiLiでは「親友」に見せるメッセージのうち20%を、顕在化しているニーズ以外の「こんなのも可愛いでしょ」という新しい提案の仕事に充ててほしい、その思いを"20%のサプライズプレゼント"という言葉で表現しました。

今回、大事にしたこと

今回のことばをつくるにあたっては、ふたつのことを大事にしました。

ひとつは、RiLiらしい言葉を使うこと。「かっこよくて整ったことばよりも、RiLiらしいことばをつくりたくて」。CEOのあさとさんが私に声をかけてくれたとき、最初にそんな話を聞きました。

実際に、RiLiで使われていることばには、"RiLiらしさ"が溢れています。例えば、オンボーディングの資料は平易な言葉と絵文字で構成されていたりする。話を聞くと、「この方が読みやすい。理解されることが大事だから」という回答が返ってきて、ことばの体裁ではなく、効果が重視されているところにとても感動しました。

他にも、社内SlackのReaction、Instagramの投稿テキストなど、使われている言葉には「RiLiらしさ」が散りばめられています。ことば遣いにRiLiの文化が溢れているからこそ、格好つけず、普段からRiLiで使われていそうなことばから外れすぎない、RiLiに関わるひとたちに響くことばを探していきました。

RiLiの投稿をさかのぼって何ヶ月分も見たり、時にはInstagramの投稿テキストを何個も写して書いてみたり、大事にしていることを何度もヒアリングしたり……

あさとさんと大南さんと毎週MTGをして何度もことばをUpdateしながら、表現している文化が"RiLiらしい"か?とともに、ことばもまた"RiLiらしい"だろうか?を考えながらことばをつくっていきました。

もう一つ大事にしていたのは、使われることばをつくる、ということ。

今回作ったことばは、組織や事業のあり方を表すことばだからこそ、浸透しなければ意味がない。そのため、難しいことばはやっぱりNG、数が多すぎるのもNG。ただキレイなことばじゃなくて、普段から自然と会話の中ででてくる言葉を選んでいます。

例えば会議の中で、「それはユーザーと親友になれてるの?」とか言ってほしいし、「それはサプライズプレゼントだね!」って言ってくれたら嬉しい。あるいは、SlackのReactionになってくれたら嬉しい。

そうして、実際にことばが使われていくうちに共通した価値観が浸透していくことを目指して、Keywordをつくりこみ、ことばをつくっていきました。

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(以下は私の制作の感想です)

RiLiのカルチャーは、知れば知るほど、より一層RiLiが好きになってしまうものでした。だからこそ、そのカルチャーを表現することばは、適切に素敵なものにしたい、という思いが日に日に高まっていくお仕事でした。

あさとさんと大南さんはまさに「他人のアイデアを『視点』で強くする」マインドで私の提案を聞いてくださり、だからこそこれらのことばにたどりつくことができました。(さらに、社内でこのMVV(Mission・Vision・Value)が発表されてすぐに、「良いね!」とわざわざ褒めてくれたRiLi社に勤める友人もいました。いい人ばかり!)

RiLiらしさのパーツになるようなことばを一緒に探していくお手伝いができたのは、わたしにとって宝物のような体験です。これらのことばがRiLiらしさのパーツとして機能し続けてくれればうれしいです。

RiLiへの愛が溢れすぎて、自分史上最長のnoteになってしまいました…(笑)最後まで読んでくださった皆様、ありがとうございました!

RiLiに興味をもった方は是非、とっても最高なのでRiLiの世界観も覗いてみてください👇👇👇👇



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