RiLiは何を目指すのか?――やってきたこととこれからやること、そして未来のメンバーへ
資金調達を発表しました。
詳細はリリースを見ていただきたいですが、1億円資金調達&CTOのしなちゃん(@sinamon129)が取締役に、XTech Ventures手嶋さん(@tessy11)が社外取締役になりました。
心強すぎるほど心強いお2人の就任で、いま最強の気分。
ちなみに調達完了した2019年3月15日は、偶然(!)わたしの31歳の誕生日でした。なんて重量感のプレゼントだ。
投資を受けるのは今回が初めてで、ラウンド的にはシード飛ばしてシリーズAになります。
RiLIはなんだかのらくらした会社のイメージだったと思いますが、リリースを皮切りに、スタートアップとして生きていく意思表明になればいいなと。
▲リリース写真の裏コンセプトは【在りし日のPUFFYと奥田民生】でした。
RiLiが目指しているもの
会社広報を今までサボっ.........注力してこなかったので、RiLiが結局何の会社なのか全然知られていないと思います。
というか、私も「◯◯の会社です」と具体的に言える言葉が見つかってません。
「キュレーションメディア」「インスタメディア」「メディアコマース」どれも当てはまるけど、どれもしっくりこないなぁという感じ。
なので今からとても抽象的な話をします。
RiLiの会社としてのビジョンは「自分らしいをもっと楽しく選択できる社会をつくる」こと。
事業コンセプトは「自分らしいスタイルを叶えるための選択肢」です。
以前某トークショーで、モデルの鈴木えみさんが「インターネットで世界中の情報にアクセスできるから、世界で一番かわいいものを選びたいという欲求が止まらない」とコメントしていたのですが、考え方の根本はまさにこれ。
インターネットを通じて、世界中の多種多様な情報の中から「自分らしいをもっと楽しく選択」できるような仕組みを考えています。
ファッションを楽しんでいる人の多くは、好き・かわいいといった主観を基準としてものごとを選択しているかと思います。
主観的な価値基準とは、言い換えれば納得感のようなもの。
たとえ技術革新が進んで、パーソナライズレコメンドの精度が上がったとしても、迷いながら自力で選んだという意識がないと納得感がないんじゃないかなぁ。
だからわたしたちは、正解ではなく選び甲斐のある選択肢を提示することを目指してきました。
雑多に散らばった情報から取捨選択するのは、とても労力がいりますね。
わかりやすく分類してラベリングしていく作業(≒キュレーション)が求められるのは時流だと思います。
分類されて名前がついていると、選択肢として捉えやすくなります。
RiLiでは、より抽象度の高いファッション分野での分類に挑戦しています。
ファッションの系統というと、従来は場所(渋谷系・代官山系・丸の内系等)または雑誌(CanCam系・NYLON系・Sweet系等)がスタイル名として機能してきましたが、オンライン発で新たに「RiLi系」という概念をぶち立てたいです。
RiLiの旗のもと、集まったユーザーとコンテンツでコミュニティを形成し、新たな文化圏・経済圏として機能させていくことを目指します。
これまでやってきたこと
■RiLi.tokyo 略歴
📎2017.4:インスタグラム @rili.tokyo 運営スタート
📎2017.5:1万フォロワー突破
📎2017.9:テスト的に物販開始(パジャマ)・1日で完売
📎2017.10:EC事業&@rili.shopping 立ち上げ、初月260万円の売上達成
📎2017.11:フリマイベント、開始30分前に約200名が長蛇の列
📎2018.5:ECサイトリニューアル
📎2018.5:@rili.tokyo 10万フォロワー突破
📎2018.6:オリジナル商品「6WAY巾着トート」24時間で1,500個完売し、現在までに累計8,000個を販売
📎2018.6:ZOZO限定ブランド「apres jour」とコラボ商品開発、24時間で1,000枚完売し、ZOZOランキング3位に
📎2018.9:@rili.shopping 10万フォロワー突破
📎2018.10:ルミネエスト新宿でポップアップショップ、同区画の催事でルミネエスト史上1位の売上新記録達成
📎2019.3現在:@rili.tokyo 20万フォロワー、@rili.shopping 13万フォロワー、ハッシュタグ #rili_tokyo 23万投稿
この2年間はほぼ仮説検証と実績づくりに費やしてきました。
インスタグラムというプラットフォームは、コミュニティを育てるにはベストな土壌で、RiLi構想のMinimum Viable Productとしてかなり完成度の高いものになりました。
ショップをやることになったのは実は想定外なのですが、モノとしてのコンテンツがあることでオフラインイベントが盛り上がったり、ヒット商品を狙って作れたことも大きな自信に繋がりました。
紆余曲折経て光明が見えてきたので、経験と実績をもって今回の資金調達に至りました。
これからやっていくこと
現在、絶賛てんやわんや中です!
調達した資金の最初の使いみちは、とりあえずオフィスを引っ越します。
人手が全然足りていないので、採用に注力します。
ECの責任者が入ったので、急ピッチでオペレーション整えます。
いずれにしてもこの2〜3ヶ月は整理整頓期間になりそう。
アクセルを踏みこむのは2019年後半です。
おそらく7〜8月ごろから新生RiLiをお披露目できるかと思います。
それはみなさんが想像している通りかもしれないし、まったく違う形かも?
年内にはRiLiの新たな価値が確立していたいなぁ。
対談noteでも書きましたが、RiLiにとってこの1年間は勝負の年です。
それこそスタートアップ的な成長を求められるでしょう。
コンテンツまわりから開発、デザイン、経営まで、いろんなポジションが今まだガラ空きなので、スタートアップ企業に就職希望の方がいたらぜひ、弊社もご検討ください!!
RiLiに興味をもってくれている未来のメンバーへ
▲この写真みんなかわいくて気に入りすぎてる。家族写真。
「自分らしいをもっと楽しく選択できる社会をつくる」というビジョンは、RiLi社の組織設計にも反映すべき概念だと思っています。
ワークスタイルも人それぞれ。みんなが「楽しい!」と思って選んだ仕事が、それぞれの役割として機能する組織が理想です。
ファッション系の企業は、世界観を統一していかなければいけない性質上、トップダウンに陥りやすいという状況をたくさん見てきました。
現場の子たちが一番ユーザーニーズを感じ取っているのに、上層部の指示に盲目的になるのは、会社にとって機会損失。
RiLiでは「良し悪しは社内の誰かではなく、ユーザーが決める」と主張しつづけています。
この理念を実現させるには、データとの対話、そしてファクトをファッションという抽象度の高いコンテンツに転用する絶妙なバランス感覚が必要になります。
1人で完結できるスキルセットは稀有なので、得意分野で担当範囲を分けることになると思います。
▲メディアで培ったデータと、編集部のセンスを融合して、このアウトプットに持っていけるのがRiLiの強み。
そんな背景から、いま一番RiLiに必要なのはPdM・PjMを任せられるメンバー。
現状、作業分担はできているものの、小さな意思決定も多くを私が握ってしまっています。
目的思考で意思決定ができるマネージャーがハブとなれば、個性豊かな弊社メンバーの結束が強まり、よりよいチームワークを発揮できそう。
難易度は高いけど、やりようによってはかなりのインパクトを生み出せる仕事です!
■こんなひと探してます!
📍抽象的な課題から具体策に落とし込めるひと
📍チームマネジメントが得意なひと
📍次世代のカルチャーを汲み取った新しいクリエイティブを生み出したいひと
📍データを読み取って仮説を立てるのが得意なひと
📍自分にない能力をリスペクトできるひと
もちろん、それ以外にもRiLiで活かせそうなスキルをお持ちの方、RiLiで働きたいというマインドの方、どんどんご連絡ください!
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