今さらながら黒バスを見た話
僕が今年(2024年)触れたい作品として掲げているものが4つあります。
今年ももうすでに半分以上が過ぎてしまったころにようやく見ようと重い腰を上げてとりあえず『黒子のバスケ』に手を付けました。
今回はアニメで見ていきます。
見始める前に持っていた前提知識(?)、見ながらメモってた感想などをつらつらと書きます。
※物語の結末等ネタバレを含みます
0.前提知識
僕が見始める前に持っていた知識は↓のようなものです。
黒バスがWJで連載されアニメがやっていた時代に僕は高校生だったのですが、当時から熱狂的なBLEACHのオタクだったので他の作品のことはほとんど知りませんでした。
そんな頃、新学期のクラス替えで最初に仲良くなった隣の席の女子が僕に勧めてきたのが黒バス(の同人誌)でした。
その子にはうたプリも教えてもらったので僕の人生に大きく影響を与えています。今頃何してるんだろ。元気かな……。
原作未履修で同人誌の知識しかない僕は、登場する専門用語を雰囲気で覚えていたので今回アニメを見るまで「幻のシックス"メン"」だと思っていました。
キセキの世代の全員ことを
幻の六人=シックスメン(複数形)
だと思っていたんですが、まさか黒子一人のことを指しているとは。
シックス"メン"だと思っちゃったのなんでかなと考えたんですが、絶対"謎の新ユニットSTA☆MEN"のせいです。
ちょうど同じくらいの時期に『特命戦隊ゴーバスターズ』がやってましたからね。
話がだいぶ脱線しましたが、そんなほぼ無いに等しい前提知識を元に見ていきます。
1.全体を通して
※執筆時点でアニメ版を完走して映画版は未履修です。
概ね満足しました。
暇つぶしにちょうどよかったという感じでそこまでハマったというわけではないです。
正直、全体の構成に関しては色々思うところがあります……。
漫画だと違ったりするんでしょうか。
でも漫画も読むほどのモチベはないです。
作品が好きだと話題に挙げるときに好きなキャラの話ばかりしないで好きなシーンとか演出、設定の話をしろ みたいな事を言われたりしますが、とりあえず好きなキャラの話しますね。
// シーンの話は下で書くので
テツヤ2号、可愛いです。好き。
あざとい演出にまんまと踊らされてる感はありますが可愛いものは可愛い。
ブラックハヤテ号(鋼の錬金術師)も好きなのでこの手の犬に弱い自覚があります。
黒子が拾って来たものの体育館に出入りしてるし誰がどこで飼ってるんだろう。
人柄としては木吉が好きです。あの世界でダントツでいい人。あんなに人間ができてる高校2年生がいてたまるかって感じではあります。
あとは緑間もギャグ要員という側面で好き。黒バスのギャグ回は緑間に支えられていると思っています。
この作品、バスケしてないでギャグがそこそこの日常回の方がおもしろくないですか???緑間のツッコミなのかボケなのか分からない発言とか木吉の天然っぽい言動とかそれに振り回される他のメンバーの感じとか。それだけを無限に見ていたい。
ビジュだけだと黄瀬と桐皇の桜井辺りも良い。ミーハーなんですよね。
2.各話のメモ
ここの項はアニメを見ながら思った事をメモっていたのを加筆して置いています。
第4Q「逆襲よろしく!」
// 黄瀬涼太が所属する海常高校と練習試合をしている辺りのお話
・相田リコが2年生を紹介するナレーションが入るんだけどアイドルの自己紹介みたいな口上だったのがちょっと……。共感性羞恥心。漫画でもこういう演出なのかな。
・聞いたことのあるBGMが流れてくる。あまりにも気になってTwitter(現X)で「黒バス BGM」と検索するとCDTVで使われているものだと分かった。どおりで聞き馴染みがあったわけだ。
・盛り上がってる場面で主題歌が流れる全オタクが大好きな演出きた!!!これ1クール目の最終回……じゃないわ全然序盤だった。
第21Q「始めるわよ」
// 合宿の料理を練習する話と合宿、秀徳との合同練習
・相田リコ、料理ヘタクソキャラなのか。この時代のジャンプ漫画のヒロインみんな料理出来ないんじゃない?
・「ヒロインは相田リコなのか桃井さつきなのか問題」あるか。でもどっちにしろ桃井も料理ヘタクソキャラなんだよな。
第22Q「死んでも勝つっスけど」
・緑間「つめた〜いに決まっているのだよ」最高
第22.5Q「Tip off」
// 帝光中学時代、黄瀬がバスケ部に入部したての頃の話
・終始平和で大変良い。みんな仲良さそうだし。
・黄瀬が「尊敬している人は"~っち"を付けて呼ぶ」って自分から黒子に言っててちょっと覚めた。そういうのって自分では言わないで周りが、「たぶん尊敬してる人だけ呼び方変えてるよね」って気づいて浸透していくものじゃないのか。自分から言うの恥ずかしくないか?
小説「ダレン・シャン」にエラという女性のバンパイアが出てきます。彼女は「戦いで認めた相手としか握手をしない」という信念を持っています。
「ダレン・シャン」を読んだ当時(小学生~中学生)くらいの僕は彼女に憧れて友達に「僕は認めた人としか握手しないからな!」と言い回った記憶があります。今思えば黒歴史というやつ。
黄瀬、お前はその当時の僕と同じなんだよ。
第26Q「こんな所で会うとはな」
// アニメ2期の始まり。氷室初登場。
・火神が氷室との思い出の指輪について話し出した時に「そんな指輪前から持ってたか?」とか思ってアニメ1話を見直しちゃった。ちゃんと1話からつけてた。抜かりない。
第30Q「待ってたぜ」
// ウィンターカップ予選 誠凛VS秀徳
・緑間が勝利のためにチームメイトにパスを出すようになる。緑間がチームプレイし出したならもう黒子は戦う意味なくないか。黒子はチームプレイの大切さをキセキの世代に分からせるために戦ってるんだよな?
・これは最終話まで見ての印象だけど緑間は他のキセキの世代に比べたらわりとまともな方だったよな。ちゃんと練習来てたし試合で変な遊びする提案とかはしなかったし。
第36Q「ふざけるな」
// ウィンターカップ予選 誠凛VS霧崎第一が決着
・霧崎第一、救いようのないヒール役だった。ここまでヒールに徹してる演出久しぶりに見た。ジョジョ2部のカーズか?こういう奴らでも回想シーンで今のスタイルになった経緯が語られたらまだマシなんだけどとうとう同情の余地が無かった。
第37Q「よろしゅうたのむわ」
// 温泉で桐皇学園と鉢合わせ
・2期になってからギャグのテンポが良い。1期はツッコミとの間が悪くて見てらんないことあったから助かる。
・今吉、サウナにプリント持って来るな。
・放送当時散々言われたんだろうけど今吉と若松のキャスティング、普通は逆にしないか?
第39Q「ムダな努力だ」
// ウィンターカップ 誠凛VS桐皇
・やっとバニシングドライブの理屈が説明されて「超次元バスケじゃなかったんだ!」と思ったのも束の間、かめはめ波みたいな演出のイグナイトパスを青峰が真正面から止める。やっぱ超次元バスケかも。
・今吉って3年生だったんだ。3年の冬まで部活続けることもあるんだね。
第51Q「全力でやってるだけなんで」
// 3期に突入。灰崎初登場。
・氷室に喧嘩を売ってる灰崎を見て火神が「こいつバスケ選手のくせに殴ってきやがった」みたいなこと言うんだけど、どういうこと?火神の中でバスケ選手は殴らない生き物って前提?バスケ選手のくせにハサミで刺してくる人もいるよ。
・3期になったのでOP,EDが変わる。大学生時代にFo'xTailsが好きでシングルは粗方聞いていたのでEDの『GLITTER DAYS』はめちゃくちゃ聞きなじみがある。黒バスのタイアップだったんだ。いいよねこの曲。
第53Q「ジャマすんじゃねーよ」
・え、灰崎負けるんだ!?海常が負けて誠凛が敵討つ流れかと思ってたからビックリ。灰崎3話だけ出て出番終了じゃないよね?漫画だともっと出番が与えられてたりするんでしょうか。帝光バスケ部の元メンバーという大層な肩書きで出てきたわりには不憫すぎる。
第55Q「オレは知らない」
// 秀徳VS洛山
・緑間はもうすっかりチームメイトを信頼したプレーをするようになってる。いいね緑間。キャラも立ってるし、他のキセキの世代と違って努力も怠らない所も良い。そしてギャグ回でも重宝される。完璧なキャラクターなのだよ。
第58Q「真の光」
// 誠凛VS海常
・モブの1年生や伊月にフォーカスが当たる。伊月も良い。あの感じで人一倍練習してんだ。"〇〇アイ"の上位互換がいっぱい出てきたから活躍の場が少なくなってたけどちゃんと凄い選手なんだ。
第62Q「最高の選手です」
// 誠凛VS海常 決着
・OPに乗せて前回のあらすじ+今回の導入。熱い。オタクはこういうの大好きなんだから(2回目)
・黄瀬が泣いてるところでグッと来た。いい泣き方するね。終始ビジュもいいし最高だよ黄瀬。
第64Q「…ワリィ」
緑間「吐いてるのだよ!」最高。
第66Q「勝利ってなんですか?」
// 黒子の回想。荻原くんとの試合の後悔が語られる。
・黒子の過去、思ってたのと違ったな。こんなんスポーツマンシップもあったもんじゃないしバスケやめてもしょうがない。
・リストバンドもただのキャラデザじゃなくてキーアイテムでした。これなら荻原くんのこともリストバンドのことも序盤から少しずつ匂わせておいてほしかった。こんな終盤に出されても僕は荻原くんに全然思い入れないよ。
第67Q「決勝戦試合開始!!」
// 誠凛VS洛山
・OPの作画が凄い。誠凛と洛山のスタメンが1人1人ピックアップされる感じ、王道の少年漫画のOPって感じで好き。
第68Q「最高じゃねーの?」
・青峰が例え話をしてまで丁寧にゾーンの説明をしてくれる。負けて改心(?)してからすっかり解説役に回ったのがシュールでおもろい。
・霧崎第一も見に来てるじゃん!?お前らどういう気持ちで見に来てんの?花宮も丁寧に解説役に回ってくれてる。青峰も花宮もどうしちゃったんだよ……
・水戸部先輩の活躍あちぃ~🔥
第73Q「諦めませんか」
// 黒子と火神が協力して赤司のエンペラーアイに対抗する
・超高速アリウープの作画良すぎ。カッコよ。洛山戦ずっと作画良くていいね。
第74Q「お前だったんじゃねーか」
// 誠凛のピンチに客席からキセキの世代のメンバーと荻原くんがエールを送り誠凛コールが起こる。
・荻原くん、黒子にとっては大切な人なのかもしれないけど視聴者(僕)からしたら数話しか見てないので「幼馴染か何か知らないけど、ぽっと出がデカい顔してエール送んな」って感じです。もっと前から掘り下げてくれればな。荻原くんは悪くないよ。構成が悪い。
・一人で声出すのも恥ずかしいのにみんな座ってる客席で青峰が立ち上がってエール送り出した時は共感性羞恥ハンパなかった。やめてくれ。
それはそれとして青峰が応援してくれるのは熱いよな。
第75Q「何度でも」
// 本編最終回
・試合の最後に1期のOPが流れる演出あちぃ〜(3回目)演出自体もそうだけどやっぱGRANRODEOがいいな。友達が黒バスの同人と一緒にGRANRODEOを勧めてきた理由がわかったよ。
・本編これで終わりなんだ!?っていう感じ。次の世代(黒子が2年生になった年)の試合もちょっと見たいんだが。
第75.5Q「最高のプレゼントです」
// ウィンターカップ後、キセキの世代が揃ってストリートバスケ。黒子の誕生日会。
・こういうの無限に見ていたい。僕はバスケしてる回より日常回の方が好きなのかもしれないです。
3.おわりに
以上『黒子のバスケ』を初めて見た感想でした。
sage多めの感想だったかもしれませんがここまでお付き合いいただきありがとうございました。
2024年も残すところ後4か月。
今年触れたい残りの3つをどれか一つでも消費できるでしょうか。
どれかを見た暁には同じようなnoteを書くと思いますのでその際はまた読んでいただけると幸いです。
ではまた次回の初見感想noteで会いましょう。
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