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私的東京日記#9~僕は美容室を変えられない~

美容室を選ぶのはなかなか難しくありませんか?
家から近いからとか、リーズナブルだからとか、内装の雰囲気が良いからとか、そんな理由で選んでいて、有名でない限り実際にカットしてくれる美容師で選ぶ人はそんなに多くない気がします。

僕も上京したての時、美容室を決めかねていましたが、当時住んでいた江古田の駅前で新しくオープンする美容室の呼び込みで声をかけられ
て決めてしまいました。

この辺りで声をかけられた記憶があります

ちょうど髪を切りたいと思っていたし、最初は半額でカットしてくれるということで日中はコールセンターのバイトをしながら夜間の学校に通っていた僕の財布にも嬉しい誘いだったので、この美容師(以下Kazu)さんが勤務する美容室に通い始めることにしました。

東京に出てきて10年が経ちますが、これまで美容室を一回も変えたことがなく、10年間ずっとkazuさんにカットしてもらっています。

日芸江古田キャンパス横の当初kazuさんが勤務していた店舗
現在はCarnivalという店舗の店長になっています

半額の一度だけカットしてもらって、ネットで同じ様な条件の美容室探しては転々変えていくのはどうも恥ずかしいし、申し訳ない気もするので2回目以降もこの美容室に通うことにしました。

通いながら、色々と話していると年齢が1つしか離れていなかったり、ギターをやっていたり、地方から上京してきた身であったりと共通点が多く東京で頑張る"同胞"の様な存在に感じました。

美容師のコンテストに出場するためのモデルをお願いされて、真っ赤に染めたこともありました。

江古田には3年住んでいて、夜間の学校を卒業後は神楽坂、そして現在住んでいる門前仲町に引越しましたが、長年同じ人にカットしてもらっていると、もう他の人にお願いすることができません。

1時間程度かけても通うのは、単にカットやカラーをしてもらうだけではなく、彼の近況報告を聞くことでモチベーションを高めるきっかけにもなるからですね。

とんでもなく伸ばし放題にしていまった髪のカットとカラーを久しぶりにお願いしました。
10年の付き合いなのでヘアスタイルやカラーはいつも全てKazuさんにおまかせしています。

いつの間にか美容業界紙PREPPYの表紙を飾る美容師になっていました。
僕も負けない様に頑張らねば!

美容室の帰りには和風にぼしらーめんの太陽に寄るのがお決まりのコースです。ここのらーめんを食べるのも楽しみなので、美容室を変えられないもう一つの理由でもありますね。

久しぶりに食べたらーめんは味は変わってないはずなのに少し、しょっぱく感じました。

僕も年をとったんだなぁ。

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