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ローカルデザインは価値の掛け算[YELLtumが目指す、設計と生産を分離しない身体的なローカラズ]

先日リリースをした件では特にアート・デザインに関しての取り組みがメインだが今回のnoteでは『デザイン』って部分にフォーカスをしようと思っている。

以前から書いているがYELLtumは地域通貨(*以下ファントークン)を用いて新たなコミュニティデザインを行っている。
作家さん、アーティストのファントークンとか発行出来ると面白いんだけどこれは結構考えている。


価値の掛け算

YELLtumが提供するファントークンはこれだけを提供してはいさよなら、と言う事では一切ない。
企業のパーパス(存在目的)が重要だと叫ばれているが単にプロダクトを提供して帰るっていう事では無く、俺たちはYELLtumを通して販路、デジタル様々な周辺環境も提供を始めている。


俺たちは地域に対しての課題解決を行いたい、またその地域に本来あるべき資産を可視化しそれをうまく活用していきたいんだよな。
その旗振り役がスポーツチームでもアパレルでも、例えば文化財でもいいんだよな。

先日リリースしたラクロスチームとの取り組みは本来魅力的なチームに『価値』は当然ある、そこにYELLtumが整理をする、推進力をするって言う『価値』を付帯させ、掛け算することにより新たなステップへと進んで行けている気がする。
これは当然地域でも行っていく予定だ。

ローカルデザインとの接続

俺が思うに地域、その自治体(行政)はとんでもない資源を持っている。
そして『編集』と言う観点で見た場合、やれることは様々だと思ってるんだよな。
俺たちはテクノロジーの力でファントークンと言う0→1をまず行い、そこに編集をしていきたいを考えている。
編集と言うのは1→10だよな、そしてデザイン(課題解決)をしていくこれが一番したいことだ。

分離をやめる

技術的な部分も往々にしてあるが、いまいち地域に対してテクノロジーが浸透していないのは設計と生産、この辺が分離しているって事が課題だと思っている。
ここに対しては身体性って言うのかな、簡単に言うと手を動かすこれを同時にやらないといけないし、そもそも分離すべきでは無いと思っている。

●従来
サービス提供→プロダクトのサービス内でのサポート
●目指す形
サービス提供→プロダクトのサービスと接続する部分もサポート

重要なのは『ある部分』だけの提供ではなく『トータル』で行うこと、つくる、こう言う事だと思っている。
この辺は海外の方がうまい気がするな、国民性なのかな、部分に関しては日本はうまいと思うってるけどな。

関係人口は能動的につながることを目指す

当然大きな課題であればあるほど人が必要だ、そして同じ課題感、価値観でもいいな、能動的に繋がっていく
こういう関係人口が強化されていけばより地域は強固になっていくと思ってるんだよな。
デジタルの話なんてしてないよ、自ら考え、主導し、そこに基づいて発信やデザインをするって事なんだよな。
こう言った地域(これをコミュニティと言う場合)はスマートコミュニティって考え方もあって今後の地域に対して必要だと思ってるよ。

地域は同じでは無い、横転は危険

例えば『シャッター通り』とか『若者離れ』って課題があってさ、これってどの地域も人が戻ればいいんじゃないか?って思うだろ?
そしてある地域でこの課題が解決したとしよう、そしたら他の地域でも上手くいくか?俺はいかないと思ってる。
理由は地域って言うのは積み上がったもの、文化であるから横転なんか不可能なんだよ。
それにもっと『知る』って事を追求すべきなんだよな、難しく考える必要は無くて、知らないからこそ立ち止まり、深堀して、ここにしか無いものを見つける、プロセスを楽しむって言い方も出来るな。
当事者になる事で見える景色も考え方も案外変わるんだよ、楽しむことが重要なんだよな。
YELLtumのシンボルもプロセスがコミュニケーションだと定義してデザインを行っている。

プロダクトはきっかけの一つ

なんと無くファントークンとかかけ離れていると思うかもしれないが、俺たちはこの様な課題解決に対して提供するプロダクトはあくまできっかけ、本質的にはこう言った考えのもとで動いている。
ただ地域のことはその地域の人間が一番知っている、デジタルに詳しいとかそう言う事は一切ない。
地域の人との連携は必ず必要、そして地域経営を編集と捉えて再構築していく。
こう言った取り組みがプロダクトの提供と同じく出来ればいいと思っているんだよな。

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