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対価はもらうものではなく自分で作り出すもの。

こんにちは。

青山にてフリーランス美容師をやっております加藤と申します。


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僕たち美容師というのはお客様に自分の技術やサービスを提供し、その対価として料金をいただきます。

セット面に座ったお客様の後ろに立ち、同じ方向を向いて鏡ごしに同じ空間を共有させていただくまでにはたくさんの時間とお金を費やしてきました。


スタイリストデビューするまでに練習した時間
スタイリストデビューするまでに購入したカットウィッグの数
スタイリストデビューするまでに流した悔し涙の数


アスファルトに咲く花のように6年間アシスタントをやっていた僕は、涙の数だけ強くなったような気がします。


このボリュームの差は当然美容師さんによって違うと思います。
そこから生み出される価値を判断するのはお客様であり、当然隣にいる美容師さんではありません。

それぞれが積み上げてきたものに何一つ間違いはなく全てが正解。

自分にしかない美容師としての価値を作り対価を得るために全美容師さんが多くのものを積み上げてきました。

なのでオンライン化がどんなに進もうとも、美容師としてのキャッシュフローである対面の価値というのは絶対に無くならないと思っています。


とはいえ裏を返せば美容師はお客様がいなければ成り立たない仕事です。

美容師としてのお金という対価を得るためにはお客様を施術さていただかなければなりません。



そうなってくると僕たちのようなフリーランス美容師というのは少々ハードモードな働き方です。

美容師として優れた技術や接客のスキルがあったとしてもそれだけではただの持ち腐れ。

そのためフリーランス美容師が対価(お金)を得るためには「自己集客」という課題がどうしても付いて回ります。

つまりフリーランス美容師にとって自己集客というのはお金という対価を作るためのアクションの一つになります。



少し話は変わりますが、どんな仕事をする上でもこんなことをやってお金になるのかと思うようなことってありますよね。

もちろん一つ一つがどんなキャッシュフローであるかをイメージし考えることはとても大事です。

何かを始めるときにちゃんと対価を得ることができるのかと考えることは正しいし、それに対して無駄なリソースを使いたくないのはみんな同じ。

スマート且つ出来るだけ無駄を省いてお金を作り出すにはどうしたらいいのかと考えることは通常モードだと思います。


とはいえここまでお話ししてきた「対価」というのは何もお金だけではないんじゃないか、というのが僕の正直な想いです。

もちろんお金を作ることは大事ですが、どんなアクションであってもそれ以上に得るものは多く、その対価をお金だけで判断してしまうのは自己の成長を考える上で少しもったいないような気がします。


例えば人というのは自分の興味があることや好きなことに関しては積極的に取り組めるものです。

それは根底にある気持ちに素直になれることでその先もポジティブにイメージすることができるからです。

結果的に自分で選んだアクションによってお金という対価を得ることができなかったとしても「自分の気持ちが動いたものや、共感でききたもの」を選んだ結果なのであれば納得することができるはず。

おそらくその時はお金ではなく別の対価を得ることができていて、自己の成長において必ず何かのプラスにはなっていると思うんです。


最初の時点で「これによってどんな対価が生まれるだろう」なんて正直それほど考える必要はなく、お金にしろ別の対価にしろ、そんなことを考えているうちに誰か別の誰かに取られて自分の成長がちょっと遅れてしまいます。


この意識を持っている方が自分の成長を2倍速くらいには出来るのかなと思います。

お金という対価は当然必要、それと同じくらいお金以外の対価も自己の成長において必要で、「考える」というのはアクションを起こしながら同時進行でぶち当たるくらいがちょうどいい。

なんならそこにすら気づかぬうちに対価が生まれるはずです。

壁にぶち当たることで得られる対価だってある。



自分が2倍速であれば隣のあの人は3倍速で進んでいるかもしれません。

まずは深く考えず、素直に気持ちが傾く方へ。


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