梁原正寛/RINN

株式会社RINN代表取締役/猫専門デザイン会社/猫目線を第一に考え、猫も人も喜ぶ商品を…

梁原正寛/RINN

株式会社RINN代表取締役/猫専門デザイン会社/猫目線を第一に考え、猫も人も喜ぶ商品を企画・デザイン/KARIMOKU CATクリエイティブディレクター/iF DESIGN AWARD受賞/メディア実績CNN、WSJ他 https://rinn.co.jp

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    猫にまつわる話、プロダクト開発秘話などを中心に書いていこうと思います。

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愛猫との出会い。RINNの創業。

はじめまして。株式会社RINNの代表取締役 梁原(りょうはら)です。 猫と暮らしたことのなかった私が、8年前に家族として迎えた、愛猫みるちゃんとの出会いがきっかけで、人生が一変し、脱サラして2013年に創業したのが、株式会社RINNです。 RINNは、猫の健康をサポートする商品・サービスの企画デザイン・販売をする会社です。 RINNの社名の由来は、当時幼かったみるちゃんの首輪に付いていた銀の鈴の音からインスピレーションを受け、名付けました。 起業のきっかけ 社長願望

    • ペット用家電をつくる。第3話「資金集めの秘策」

      ついに、小型犬・猫用自動給餌器PETLYの製造パートナーが見つかりました。 キックオフミーティングでは、担当者各自の役割明確化、調達部品のリストアップや初年度の製造計画のすり合わせなどを中心を行いました。 PETLYの発売時期は2014年7月にしようと私が決めました。7月は私の愛猫みるちゃんの誕生月だから、パパから娘へのプレゼントにしたかったというシンプルな理由です。 ハードウェア開発の中でも、小型犬・猫用自動給餌器という製品は、とにかく部品を必要とする誰もやりたがらな

      • ペット用家電をつくる。第2話「もうひとりの愛猫家」

        プロダクトデザイナー小宮山洋さんによる、ペット用自動給餌器のデザインプレゼン当日。当時、製品名はまだ仮案で、私が考えた製品名候補の中から「ペットと飼い主に親しみやすい存在であってほしい」との想いでネーミングした、「ペットリー」という仮名で呼んでいました。 小宮山さんが用意してくれたデザイン案は3つ。どの案もこれまでのペット用自動給餌器にはないフォルムで、案を見るたびに「おぉ!」とその場にいたメンバーから歓声が上がりました。その中から、私は最も簡潔でRの効いた、柔らかなフォル

        • ペット用家電をつくる。第1話

          創業資金は200万円。 家電をつくる費用も知らない、社員ゼロ、プロダクトデザイナーの知り合いもいない、あまりにも無謀な状況でペット用家電企画をスタートしました。 まず、私はプロダクトデザインに関する本を購入し、素材のことや金型についてなどを学びました。当時購入した本はこちらの2冊。 コミュニケーションのための最低限の知識を携えて、プロダクトデザイナーを探すことにしました。 以前から知り合いだった、グラフィックデザイナーの馬場宏介さん、岩原由佳さんに声をかけ、事業計画書

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