見出し画像

【覚書】複雑性PTSD治療4回目

今回は別のエピソードについて記憶の再整理を行った。

体験:小学校1,2年時、集団登校場所に自転車で必ず現れる若者~中年程度の年齢の男性Aがおり、Aは自転車でゆっくり旋回しつつ、登校時もしばらくついてきた。頻度は高く、毎朝のこともあった。(今思い出して感じる)不安度80~90

体験a:家の前で自転車で待っていることがあった。母が一緒に家から出てきてもAは動かなかった。計1回。不安度100+

体験b:父が一緒に出ていく、または車で集合場所まで送ってくれて父自身も車から降りるとAは速やかに逃げた。計2回。不安度不明(何も感じない)

-----

現在への影響① 自転車に乗ってゆっくりとその場で待機する男性を見るとこの体験を思い出す。不安度30~40

現在への影響② Aの特徴と一致する、1.顔が青白く 2.髭の濃い(片方、または両方)男性に対し緊張感がある。不安度70

-----

気づき① 当時「怖い人が毎朝いる」ということをはっきり両親に言葉で言った記憶がなく、言ってはいけないと思っていた。(家から出て体験aに遭遇、その後私は黙って家に戻り、不思議に思った母が家から一緒に出てくる。)

→幼少期によく見られる防衛反応として「怖いこと、嫌なことをなかったことにしようと考える」ものがあり、恐怖が強かったことから両親に言葉ではっきり言えなかったものと推測される。

→これについて「言えない自分が悪かった」という意識はなく、それよりも恐怖がカンストしている。

気づき② 今の意識のまま当時に戻れたとしたらどうするか臨床心理士に聞かれた時、「両親にはっきりと言う」と答えた。他にも大人がいれば助けを求めるかもしれないと思ったが、集団登校は朝が早く大人が周りにいた記憶もなく、通学路に交番もなかったことを思い出した。

→Aに対し何か言うという発想はなく、前回以上に、相手に話が通じるとは感じていない。

気づき③ 前回のエピソードの何倍も記憶が鮮明であり、恐らく最も現在の自分に影響を与えている出来事であることが分かった。緊張や不安も現在進行形で紐づけられて感じている。

以上

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?