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嫌われる勇気❷/岸見一郎・古賀史健
いちばん大切なのは、他者を「評価」しない、ということです。評価の言葉とは、縦の関係から出てくる言葉です。もしも横の関係を築けているのなら、もっと素直な感謝や尊敬、喜びの言葉が出てくるでしょう。
→評価ではなく、感謝、尊敬。本当に大切なこと。
「人は、自分には価値があると思えたときにだけ、勇気を持てる」。
→自己肯定感、エフィカシー・・・自分はできると思うこと。根拠はなくてもいい。そのとき初めて行動となる。
ありのままのわが子を誰とも比べることなく、ありのままに見て、そこにいてくれることを喜び、感謝していく。理想像から減点するのではなく、ゼロの地点から出発する。
→減点法ではなく、加点法で。完璧な人などいない。粗を探せば当然出てくる。しかし、その減点に意味はない。と思う。
信頼することを怖れていたら、結局は誰とも深い関係を築くことができないのです。
→疑ってばかりいてもしょうがない。家族、仲間の力を信じ、任せてみる。その結果がどうであれ、そうしないと深い関係は築けない。
むしろアドラーは、他者のために自分の人生を犠牲にしてしまう人のことを、「社会に過度に適応した人」であるとして、警鐘を鳴らしているくらいです。
→気を遣いすぎてはいけない。それは自分の人生を犠牲にすること。自分はどうしたいのかをはっきりさせ、行動に移すこと。
「10人の人がいるとしたら、そのうち1人人はどんなことがあってもあなたを批判する。あなたを嫌ってくるし、こちらもその人のことを好きになれない。そして10人のうち2人は、互いにすべてを受け入れ合える親友になれる。残りの7人は、どちらでもない人々だ」
→全員に好かれる必要などない。人はそれぞれ違う。だから、当然のことだと理解する。
誰にでも自分が生産者の側でいられなくなるときがやってきます。たとえば年をとって、定年退職して、年金や子どもたちの援助によって生きざるを得なくなる。あるいは若かったとしても、怪我や病気によって、働くことができなくなる。このとき、「行為のレベル」でしか自分を受け入れられない人たちは深刻なダメージを受けることになるでしょう。
→働いているから偉い、年収が低いから価値がないと考えるべきではない。
そうではない部分、存在がいかに尊く、かけがえのないことなのかを大切にする。
「幸福とは、貢献感である」。
→貢献したという事実ではなく、貢献できていると感じることが幸せ。
貢献できていると感じることを増やせば、幸福感が上がる。新たな学び。
「いま、ここ」に強烈なスポットライトを当てていたら、過去も未来も見えなくなるでしょう。
→目の前に集中する。仕事も遊びも趣味も。
「いま、ここ」を真剣に生きること、それ自体がダンスなのです。深刻になってはいけません。真剣であることと、深刻であることを取り違えないでください。
→「いま、ここ」にこだわる。とにかく真剣に。考えすぎてもいけない。
直感で。
人生における最大の嘘、それは「いま、ここ」を生きないことです。
→過去や未来にとらわれすぎない。目の前のことに手を抜くことは、避ける。
「人生の意味は、あなたが自分自身に与えるものだ」
→人生の意味を考える。いくつか意味を果たしたようにも思うし、全くなにも果たせていないようにも思う。それを考え続けることが大切なのだと感じる。
人生一般には意味などない。しかし、あなたはその人生に意味を与えることができる。あなたの人生に意味を与えられるのは、他ならぬあなただけなのだ、と。
→自分の人生の意味を他人に委ねてはいけない。自分で、意味を探す、与える。
「他者に貢献するのだ」という導きの星さえ見失わなければ、迷うことはないし、なにをしてもいい。嫌われる人には嫌われ、自由に生きてかまわない。
→誰かに貢献できていると感じるのであれば、人は幸せで自由だ。そういう意味では家族の存在は自分にとって偉大だと思う。それだけで僕の人生は自由だ。
「誰かが始めなければならない。他の人が協力的でないとしても、それはあなたには関係ない。わたしの助言はこうだ。あなたが始めるべきだ。他の人が協力的であるかどうかなど考えることなく」
→一番気に入った一節。行動しろ。お前のしたいように。自由に。他人は関係ない。人のせいにするな。やれ。
と。聞こえた。
noteを初めて以来、最長の記事となった。
特に自分と同じような境遇の方に読んでいただけると非常に響く作品だなと感じた。
読書は本当に良い。いつまでも学ぶことができる。
さあ、次はなにを読もう。
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