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差別化する方法、「自分が行った全ての戦略」を元にお見せします。

商品や自分をアピールしていくには、
明確な差別化が必要になります。

しかしいざ差別化を考えてみると……

「他がやってないことが分からない」
「誰かがやってそうなことしか浮かばない」
「自分のやりたいことが出来ないのでは」

そう悩む人も多いのではないだろうか。
ちなみに上記に挙げたものは、
私が実際に思ったことのある悩みです。

今日はこれらの点を解決するには、
「どう考えればいいのか」
について書いていきます。

《恒石涼平の差別化》

差別化なんて手順はいくらでもある。

なのでまず、
自分がやってきた実例から見てみよう。

私は美少女ゲームのシナリオライターである。
フリーランスになってもうすぐ1年、
今年の想定収入は200万くらい。
(なおほとんど作品制作に費やす模様)

お仕事の3割くらいは、
社員時代の人脈から来てるんだけど……
それ以外は自分の活動を見て案件が来た。

その理由は全て、
「noteを見たから」というもの。

これが私が考えた、
シナリオライターとしての差別化だ。


とはいえ最初から差別化しようだなんて、
先読みで始めた訳じゃない。
ただやってみようと思って、
Pixiv FANBOXからスタートしたんだ。

でも外部の検索からは弱いし、
当時は見出し機能もなかったから……
途中から、
「恒石涼平を知ってもらうための活動」
に切り替えた。

その時にしっかりと差別化を図った感じかな。


何を考えて何を実践したかと言うと……

あの頃に調べた所、
noteなどの発信活動に、
力を入れているシナリオライターは少なかった。

活動をする際に参考にさせていただいた、
空下元さんが一番目立ってたかな。

FANBOXをやっている方、
Vtuberをやっている方もいるにはいたが、
そこまで注力はされてなかったんだ。
(今は知らんけど)

だから、
自分は圧倒的に注力してやろうと考えた。

とりあえず1年間、毎日更新しよう
結果の予想はつかないが、
仕事を辞めたからこそ挑戦を始めた。


私がやった差別化をまとめると、こうだ。

シナリオライターの思考、仕事、人となり。
それらを毎日発信することで、
他ライターとの差を作ろうと考えた。

それらをTwitterのように短く断片的ではなく、
しっかりとした文章で伝えてきた。

差別化ってのは言い換えれば、
「誰かがやってないことをやる」というもの。
これが自分なりの戦略であり、
今年は成功となった結果だ。


《差別化を見つける方法》

先ほどの例から言うと、
差別化の方法は簡単だ。

「誰もやってないこと」をする。
「誰も力を入れていないこと」に注力する。

これが差別化の本質だと思う。
しかし問題は、
「誰もやってない、力を入れていないこと」
を見つける方法ではないだろうか。

見つけてしまえば、
後は行動力と技術で実践できる。
一番難しいのは見つけるという段階なんだ。

その見つけ方をまとめてみよう。

手順は3つ。
一朝一夕では難しいから、
ある程度期間が必要であることが前提だ。

①日常の中で、競合に目を通す
②自分の強みを超具体的に考える
③隙間と強みを合わせて、実践する


①日常の中で、競合に目を通す

まず市場に目を通していこう。

毎日が辛いなら週1でもいい、
客観的に「何があるか」を知るんだ。

シナリオライターの場合なら、
Twitterを中心に他ライターが何をしているか、
数十人調べてみる。

まるでストーカーのように、
定期的に活動へ目を通していく。
すると「やっていること」のパターンが、
見えてくるはずだ。

あの人は作品のことをあまり語らない。
あの人は遊んだゲームの話が多い。
ツイートが何時に集中している……

その情報をやんわりと知っておくことで、
差別化を考える際に、
「これは誰かがやってた」と判断できる。

つまり誰もやってない、力を入れていない、
隙間を見つける手掛かりになるんだ。

そういった情報を得て、
人を見る目を養うためにも、
日頃から競合には目を通していこう。


……ただ、自分もよく陥る問題がある。
嫉妬でまともに判断できなくなるのだ。

この人はこんなにヒット作を出してる、
沢山の作品に関わってる、
いっぱい売れてる……

そう感じちゃうと、
もうまともな視点で見れなくなるよね。
私情が入れば、分析は狂うだろう。

その時の解決策は1つ。
「見るのをやめろ」

だけど逃げ続けるな。
差別化のためだと考えて、
もっと客観的に見れるタイミングを探れ。

それでも無理なら、
ズバズバ言える友達と通話しながらやろう。

嫉妬する自分を、
むやみやたらに責めないことが大切
だ。


②自分の強みを超具体的に考える

さて、あなたの強みは何だ?

そう問われた時、
どれだけ具体的に話せるだろうか。

ちなみに私の強みは……

どんなキャラ性でもボケツッコミを作り出し、
シリアスな展開も一発で笑いに変えられる

とか、

論理的思考を中心とした話の構成、
そこにキャラの感情を入れ込んだ、
共感性の高いストーリー
執筆

とか、

シナリオだけでなく、
ゲーム上の要素全てを使い、
顧客の心情・ストレスを意識、操作できる

こんな感じかな。
まだポートフォリオでを伝えきれてないから、
サイト制作に合わせて修正せねば。


話を戻すと、
差別化する上での「強み」は、
ここまで明確に考えておく必要がある。

例えば1つ目の強みを抽象化すると、
「ボケツッコミで笑える物語を書けます」
な訳だが……

それって他の人もだいたいやってるよね。
これじゃあ差別化どころか、
アピールポイントにすらならないんだ。

だからぜひ以下のことをやってほしい。

自分の強みを見直すこと。
そこから2度3度と具体化すること。

そうすることで初めて、
あなたの「他者に負けない強み」になる。

……まあ、
それでも他人も持っている強みかもしれない。

そういう時はこう考えよう。
「完全に自分だけが持つ力なんてない」
驕るなよ、謙虚にいこう。


③隙間と強みを合わせて、実践する

競合を知って、自分の強みを知った。

「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」
という状態だ。これには孫子もにっこり。

経験と情報を元に、
競合がやっていない隙間と、
自分の強みが掛け合わさる部分
を探そう。

そこで見つけたものが、
あなたの出来る差別化だ。


自分の場合はこうだ。

競合は他のシナリオライター。
そこにあった隙間は……
「創作の思考における情報発信が少ない」
「情報発信に力を入れている人が少ない」

といった部分。

そんな隙間にハマったのは、
「自分の持つ論理的思考の力」
「月に200~400KBと書く風潮への違和感」

といった部分かな。

その結果行った差別化は……

・noteによる論理的思考の発信
・月の執筆量を減らし、毎日更新を行う
・Twitterでも同様の発信を行う

という結論に沿って、
後は実践という行動をやっていく。
その結果が今の自分である。

大事なのは、
「隙間を見つける目」と「日頃の情報収集」

そこに自分の強みが活かせると感じたら、
後は行動あるのみだ!


《やりたいこと、やれること》

最後に差別化や売れるためには、
「やりたいこと」が出来ないと悩む人へ、
メッセージを送りたい。

「自分の強み」は、
必ずしもやりたいことではない。
「競合の隙間」も、
必ずしもやりたいことがある訳じゃない。

そんな時、そのギャップに悩まされる。
やりたいことを優先すべきなのか、
やれることを優先すべきなのか。

私から出来るアドバイスは1つ。

「今、あなたが目指したいゴールは何か」
を考えてほしい。


やりたいことも、目指したい目標も、
人間には沢山あるものだ。

だけど私たちの手は短く、時間も有限。
全部を全部やるなんて、
生まれた時から無理
なんだよね。

だから1つずつ、
ゴールを目指してきたはずだ。
テストでも、受験や就活でも、ゲームでも。

だからまずは「1つ目のゴール」を定めろ。

やりたいこと、やれること。
その中で今すぐ目指すべきゴールを探せ。


先にやりたいことに挑戦してもいい。
そのゴールに到達せずとも、
そこで次のゴールを設定するんだ。

その上で難しいかもしれないが、
たどり着く場所も考えよう。
沢山のゴールを駆け抜ける先に、
何をしたいか、何になりたいかを想像する。

それを活力にしながら、
まずは目の前のゴールに集中すること。

それが出来れば、
「やりたいこと」と「やれること」
その境目なんてなくなってくるよ。

全部ひっくるめて、
「今やること」と「目指したい自分」
だけで見れるようになる。

ここまで来たら、あなたの勝ちだ。
やりたいことで悩む必要がなくなるから。

……まあ、この方法がハマるかは、
人によるだろうけどね。


《今日のまとめ》

差別化の方法から、
やりたいことの悩みまで、
自分なりの考えを書き記した。

しかしこれは全部持論だ。
あなたには、あなたなりの考えがあっていい。

ただ、もしもどうすればいいか分からない、
そんな悩みを解決できたのなら。

この記事を書いて、
あなたに読んでもらって良かったと思う。
ありがとうございました。


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