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実録、本気で「小説家になろう」のランキング1位を目指してみる①「キーワードとタイトル分析」

Youtube&FANBOXと同時投稿。

今回から、
【「小説家になろう」にて「現代恋愛」ランキング1位を目指す企画】
を始めます。

企画名は「ランキング1位の小説家になろう!」

……超そのままだ。
でも分かりやすいし、これでいいか。

という訳で、
今日はランキング1位を目指すにあたって現在上位の作品を分析します。
この記事での分析内容は以下の通り。

・キーワード(検索用のタグ)
・タイトル

分析元は、
2020年3月25日の「現代恋愛」日間ランキング
上位20位までの19作品(1つ削除されてた)。

しかし流行は常に移り変わるもの
迅速に分析をしつつ、
作りながらも新しいランキングを見逃さないようにしよう。

では、早速1つ目から見ていこう!


キーワードは何が多いのか?

キーワードとは、より適した検索ができるように設定する項目。
他サイトではカテゴリ、タグとも言う。

既に大きなジャンルとして「現代恋愛」というものは含んでいるので、
それ以外の物語を構成する要素をキーワードにする訳だ。

全19作品からキーワードの統計を取った結果、以下の通りになった。

スクールラブ:15
ラブコメ:13
R15:11
青春:11
男主人公:10
ハッピーエンド:9
日常:8

ざまぁ:6
幼馴染:6
あまあま:6
学園:6
ほのぼの:5
イチャイチャ:4
両片想い:4
ハーレム:3
イチャラブ:3
ご都合主義:3
じれじれ:3
純愛:3
(2以下は影響力が低いと鑑みて割愛)

この結果から、

・学園青春もの
・ラブコメ
・男主人公
・ハッピーエンド
・日常を描いたもの

が好まれていると考えられます。

しかしこれだけでは具体的な内容に紐付けられないので、
次はタイトルを分析してみましょう。


タイトルを"意味"と"構造"で見極めろ。

19作品からタイトルの傾向を調べます。
では実際に並べてみましょう。(敬称略)

画像1

(空白は削除された小説)

うーん、文字が小さい!
画像をクリックしていただいたら大きく見れるので、
気になる方はそちらをご活用ください。

この中から傾向を見るには、
まずそれぞれを意味と構造の2つに変えていきます。

全部書くとあれなので上位3つの分析がこちら。

「席替えから始まるハイスペック陰キャのリア充への道(強制)」
https://ncode.syosetu.com/n0714gc/
意味:陰キャラからの成り上がり
構造:物語のキッカケ+主人公の概要+物語の目標+物語の内容
「幼馴染にざまぁされた俺、ロリに甘やかされる」
https://ncode.syosetu.com/n3738gc/
意味:酷いことをされた結果、別の誰かに甘やかされる
構造:主人公の概要+ヒロインの概要+物語の内容
「学年一の美少女に嘘告されたので付き合うことにしました。
 〜いつのまにか、本気で惚れさせていた件〜」

https://ncode.syosetu.com/n1873gc/
意味:嘘の告白をされて付き合っている内に惚れられる
構造:ヒロインの概要+物語のキッカケ+物語の内容+物語の目標

他の作品も含め、意味の傾向は……

「主人公は低い地位(低カースト、陰キャラ)である」
「主人公が何かしらの力を秘密にしている」
「低い地位からの成り上がりを描いた物語」
「嘘の告白をキッカケに恋人へ変わっていく」
「主人公を好きなわがままな幼馴染を振る」
「最初からヒロインが主人公のことを好きになっている」

といった所だろうか。
どの作品もいずれか or 複数当てはまっているものが多い。

例えば1位の作品である
「席替えから始まるハイスペック陰キャのリア充への道(強制)」
の内容をタイトルから推察すると、

ハイスペック陰キャ
 = 「主人公は低い地位(低カースト、陰きゃら)である」
 = 「主人公が何かしらの力を秘密にしている」

リア充への道
 = 「低い地位からの成り上がりを描いた物語」

という感じで3つ当てはまる。

しかしあくまでもタイトルにおける内容なので、
実際の内容については次項で分析しよう。


ここで大事なのは構造だ。
全てのタイトルを見てみた所、構造として存在する要素は以下の5つ

「主人公の概要」
「ヒロインの概要」
「物語のキッカケ」
「物語の内容」
「物語の目標」

「小説家になろう」はパッケージイラストが基本存在しないため、
【タイトルでどんな内容かを伝えているもの】
が好まれる傾向にあると思われる。

つまり、

どんな主人公が、
どんなヒロインと、
どんなキッカケがあって、
どんなことをして、
どうなるのか。

を書かなければならない。

しかしあまりにも長過ぎるとタイトルが読まれなくなってしまうので、
この中か3〜4つだけを含むものが殆どだ。


例えば、
「席替えから始まるハイスペック陰キャのリア充への道(強制)」
では4つで構成されている。

"席替えから始まる"
  = 物語のキッカケ = 席替えをキッカケに物語が始まる
"ハイスペック陰キャの"
  = 主人公の概要 = ハイスペックだが陰キャラである
"リア充への"
  = 物語の目標 = 最終的にはリア充になる
"道(強制)"
  = 物語の内容 = そこまでの道中が描かれる

「幼馴染にざまぁされた俺、ロリに甘やかされる」では3つ。

「幼馴染にざまぁされた俺、」
  = 主人公の概要 = 幼馴染に酷いことをされる
「ロリに」
  = ヒロインの概要 = ヒロインはロリである
「甘やかされる」
  = 物語の内容 = 甘やかされる話

じゃあ「学年一の美少女に嘘告されたので付き合うことにしました。〜いつのまにか、本気で惚れさせていた件〜」では?

「学年一の美少女に」
  = ヒロインの概要 = ヒロインは学年で一番の美少女
「嘘告されたので」
  = 物語のキッカケ = 嘘の告白をされるのがキッカケ
「付き合うことにしました。」
  = 物語の内容 = 恋人として付き合う話
「〜いつのまにか、本気で惚れさせていた件〜」
  = 物語の目標 = 最終的には惚れられる(本当の恋人になる)

という感じで4つを含んでいる。


ということでタイトルは、

「主人公の概要」
「ヒロインの概要」
「物語のキッカケ」
「物語の内容」
「物語の目標」

3〜4つほど含んでいるものである方がいいと思われる。

とはいえ具体的なタイトルは内容を決めてからなので、
それは次回以降に行おう。


というところで今日はここまで。
次回は小説の内容についての分析と、
今回の分を含めた分析結果から企画へと入っていきます。

次回もお楽しみに!
ほな。

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