見出し画像

物語に変化を作るなら、この3つの軸を意識しよう。

今日は短め。
(納品作業があったので)

物語を飽きさせない方法の1つとして、
「変化を起こすこと」があります。

しかし、ただ変化を起こすだけでは、
実は意味がなかったりする。

今日は自分も試行錯誤中の、
「変化」を数値的・視覚的に捉えられる、
3つの軸を使った考え方
をお見せします。
(まだ未完成です)


1つ目は「時間軸」

物語が始まり、終わるまでの軸。

物語内での時間経過ではなく、
ユーザーにとっての時間である。

アニメなどの映像作品なら固定されるが、
ゲームや漫画、小説などの、
ユーザーによって進行速度が変わる場合は、
必ずしも一定の時間にはならない

これを横の軸として置いておく。

コメント 2020-08-31 195808


2つ目に「変化軸」

物事がどれだけ変化したか、を表す軸。

無から有になった、
新しく提示された物事も変化に加える。

時間軸に合わせ、
ユーザーの消費した1分の中で、
変化した物事の数変化量を数値にしよう。

1つの物事に対し、
変化量を0~5で定めて合計を決めると、
どれだけ変化しているかが分かりやすい。

0は変化なし、5は常識を覆すような変化。
そんな感じで間も埋めてみよう。

これを時間軸に対して縦の軸として設定する。

コメント 2020-08-31 195828


3つ目が「理解軸」

ユーザーが物事の変化を理解したか、
を推論的に数値化する。

人が理解できる量には限界があり、
理解できなければ興味関心はガタ落ちだ。
(驚きなど、
 瞬間的に理解から外れるものは除くが)

こちらも1分で理解できるであろう量を、
数値化するのだが……

人によって大きく変わる部分ではあるので、
仮説と実験が必要になりそうだ。
(現在はまだ仮説状態)

とりあえず1分で理解できる量を、
と設定しておこう。

これをグラフに組み込む際には……

コメント 2020-08-31 200158

このように変化を表す縦軸の間へと、
数値を減らす形で組み込む必要がある。

なお、この場合は理解軸の後は、
できるだけ0に近い方が良い
と考えられる。
詳しい計算は以下の通り。

その時間の変化量

前回までに計算された変化量の余り

人の理解量

答えが+になれば、
理解しきれていない部分が生まれている
つまりは「よく分からなくなる」

-になれば、
変化が少なく脳に隙間が生まれている
つまりは「退屈になる」or「脳が休まる」

+-0になれば、
物事をしっかり理解しつつ、
脳も満たされている状態
……と言えるはずだ。


今後の課題

未だに仮説状態であり、
変化量と理解量が抽象的な数値である。

この2点が重要なので、実験や検証を通して、
使えるフレームワークに落とし込みたい。

そして実際に使ってみて、
その効力がどの程度かも知らねば。
まだまだ道のりは長い。

今後、時間を作って詰めてみます。

また次回お会いしましょう。

もしも記事が参考になったら、スキやフォローよろしくね! 気が向いた時はサポートで支援していただけると嬉しいです。