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不登校日記③ 支援を求めて(1)

自分を叩きのめして鬱っぽくなって、こどもにやさしいふりをしながら心から受け入れることもできず。何をしてよいのか分からず色々な支援を求めて調べて動いた。

①学校の担任面談
 小1の時の担任の先生は20代の女性の先生。思ったことをすぐ口に出すタイプなのかな?と感じた。
 「背中を押せばいいのか見守ればいいのかどのタイプなのか私も判断がつかず迷っています」まったくもってその通りで、言われた当初は先生の気持ちが分かるな~と思ったのだが、「なので一緒に模索しましょう」とは言われなかった。かと言って「家庭で方針を決めてください」でもなかった。ただ、SC面談ができます、放課後登校ができます、別室もあります、と学校のできること(完全に復学支援)の情報はくれた。1個気になったのは1学期のテストでこどもが最後の1問を解けていないのを終了間際に見かけたのに回収すると記入があったので「誰かの見たやろ」と冗談ぽく声掛けしたことがあると話の流れで聞いたこと。おかしくない?
 頑張って登校した際も最初の約束を破って、せっかくだから頑張ってこの後も居ようと割としつこく言われたこともきつかった。わたしも最も混乱していた時期で、学校や先生方へ迷惑をかけている意識が強く、要望を出したり意見を言うことがはばかられていた時期で、こどもには大変つらい時間を過ごさせたのではと後悔している。

②スクールカウンセラー面談
 学校の1室だったり家庭や職場への訪問もしてくれた。初期に繋がった中では、一番「無理に学校行かなくて良い」「ゲームが好きなら一緒にやろう」と言ってくれた。ただ、やはり学校で「先生とゲームする」「昼休みだけ来てみんなと遊ぶ」と、学校とのかかわりをとにかく切らないことが一番強く出ていたと今なら思う。学校外の居場所を探す選択肢を教えてくれたのはこのSCさん。数回しか会う事なく、面談もフェードアウトしてしまったけれど、私がもっと自分の思いや考えを正直にぶつけていれば違ったかかわり方ができてかもしれない。

③地域の適応教室でのカウンセリング、見学
 とにかく自分自身が苦しくて、親のカウンセリングもしてくれるということで訪問。優しい年配女性と30分程度会話。SCさんもここのカウンセラーさんもまずはわたしをねぎらってくれた。優しい、ただ「復学支援」が目的のため概ね学校やSCさんと話す内容は変わらず。私が気持ちを吐き出すことができた時間だった。学習や遊びをしながら過ごすこども達の様子も少し見せてもらったが当時わが子は小1.小4からの利用で復学支援が主な目的だったため利用にはつながらず。また、初期で将来に不安を大きくいただいていた私には、ただ場所が違うだけで勉強もして遊びもしているこどもたちはわが子と大きく乖離していると感じ、少し落ち込んだ。

④別室登校・付添登校
 給食だけ、昼休みだけ、別室でOK、母親の付添OK、教室に入るなら廊下で見学OK。ということで何度か2人で登校。担任を持たない主任?の先生や校長先生、担任、面識のある手の空いている先生といろんな人がのぞきにきて声をかけてくれた。昼休みは同じクラスのこどもたちが遊びに来たり、校庭に誘われて遊びに行ったり。本人は苦しいながらに大人(母親)の気持ちを汲んで頑張ってくれた時期だと思う。仕事もあるし本人が希望していたわけではないので10回行ったか行かないかくらいで中止。今日は給食だけ、という約束で行ったのに「せっかくだから昼休みも、掃除も、5時間目も」と大人の要求ばかりが積み重ねられていき、こどもとの約束を破ったことは後悔している。「昨日行けたんだから今日も行けるだろう」と期待が膨れるのも、学校で元気なこどもを見るのも、先生が入れ替わりとにかく話をしに来るのも親もしんどかった。本当に必要な支援対応に個人差が大きすぎて学校も大変だと思う。

続く

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