バンドマンよ、もうネカフェで寝るな
バンドマンお役立ち情報コラム #01
2021年末から長期のツアーに出ている。
たくさんの土地にできるだけ行こう!の趣旨で日本中を回ろうとしてる。
ここではバンドでのこのツアーの意義とか意味を述べるつもりはない。
最近思うのである。
もうツアバンはネットカフェへ泊まるな💦
ということで、一昔前ならツアー経費を節約するためにバンに寝泊まり(車中泊)やコインシャワーは当たり前だった。
1分間でどこまで身体を洗えるか、先輩たちから学んだりしたものだ。
だが、ノンノンノンである。時代は2022年である。
頭を使えばパフォーマンスを落とすことなく、ノンストレスで遠征を完了し東京へ帰ってくることができる。
大事なのは安くどさ回りすることではなく、高パフォーマンスのライブを遠征先でも届けること、である。
車中泊・ネットカフェ泊でのデメリット
まずデメリットからいきましょう。
ツアーというのは想像以上に体力を使います。
長時間の運転、深夜の高速、初めましての土地でのライブ。
バンドの醍醐味といえばツアーですが、気分が高まっていてなかなか疲労には気づかないもの。
交代で運転をし、なんとかライブを終えれば打ち上げが待っており、帰りの首都高では渋滞に巻き込まれ、もう死です。死が待っているのです。
特にボーカリストは悪いことは言わない、行きは体力温存のために寝かせてもらったとしても蓄積疲労が目に見えぬダメージをきたします。
圧倒的にパフォーマンスに影響します。
せっかく繋がりにきた土地でベストのパフォーマンスを出せなかった、じゃとても悔しいし、「もっと良いライブできたのにな…」なんて思って帰りの首都高で渋滞に巻き込まれた日にゃ、もう死です。死が待っているのです。
車中泊やネットカフェは安い・金がかからないのと引き換えに体力を30%ほどしか回復してくれません。
「ホイミ」までいかないかもしれません。薬草レベルかも。
自分のスマホを充電した時、一晩明かして充電30%しか回復してないなんて、一日何もできませんよね。
どこで音楽聴く?スマホゲームする?
僕らで言ったらライブする力を30%で望むなんて!!!ってことですね。
悪いこた言わねぇ、ホテルに泊まれ
ホテルに泊まってるんですか?リッチですね!
ホテルに泊まれるんですか?メジャーなバンドじゃないんだから…
ノンノンノンでございます。
はっきり言って、頭を使えば素泊まりホテル一泊の値段はネットカフェとそうそう変わらないのである!!!
打ち上げにぼろぼろになったとしても、ライブでぼろぼろだったとしても。
風呂に入れ!シャワーを浴びろ!そしてベットで寝ろ!
俺たちは明日に疲れを残さずライブをし続けろ!!!
僕も散々節約という名の下に、車中泊・安いネットカフェ、カッチカチのリクライニングチェアを後にライブをしたものである。
そしてある時、気付いたのである。
ホテルで泊まった後のライブはパフォーマンスを下げない。
それでライブがダメだったとしても、言い訳にはできない。
せめてコンディションを維持できるところまで持っていって、初めて対等にライブができる。
何度でもいうが、特にボーカリストよ、ベットで寝ろ!!!
遠征・ツアーというのは楽しいものです。
各地域の特徴があったり、いろんな仲間と出会える。
音楽で繋がった人たちというのはなんとも不思議な縁で、大切なものです。
そしてツアーはバンドを成長させてくれます。
その大事なライブを、いつも通り行うために。
しっかり準備をして臨みたいものですね。
必死にお金貯めて、リッチなホテルに泊まれと言ってるんじゃない。
ちょっと体力ブーストのために500円〜1000円程度課金すれば、良いライブへのとっかかりができる。(そもそも練習してなかったら、あかんよ)
「ホテルなんてリッチw」というステレオタイプの意見は無視!
(好評だったら)次回は具体的なホテルの選び方を記します。
そして、帰りの首都高では渋滞に巻き込まれ、もう死です。死が待っているのです。
2022/8月 バンドマンじゃらん寄稿文
100円でいい事があります(僕に)