四畳半タイムマシン・ブルースを読んだよ
相変わらず美しい中村佑介氏によるジャケ。
森見氏とアジカン氏は実に羨ましい。
『四畳半タイムマシンブルース』は、森見登美彦(もりみ とみひこ)によって書かれた作品で、森見の有名な作品である『四畳半神話大系』と対をなす存在です。
はっきり言って、『四畳半神話大系』の第5章。
スピンオフ版であり、『四畳半神話大系』を読んでいないと楽しさは半減するかも。
あらすじ
物語はある暑い夏の日、主人公「私」の住む四畳半のアパートでエアコンのリモコンが壊れてしまう。友人の「田村くん」が突然現れ、壊れたリモコンを修理するためにタイムマシンを使うことを提案。彼らは過去に戻ってリモコンが壊れる前の状態にしようとするが、さまざまなトラブルや混乱が巻き起こる。時間旅行の影響で過去と現在が交錯し、奇妙で妙ちくりんな出来事が次々と展開さる。
主要登場人物
「私」:主人公であり、物語の語り手。四畳半のアパートに住む大学生。
田村くん:主人公の友人で、タイムマシンを持ち込んだ張本人。
明石さん:主人公の気になる存在で、『四畳半神話大系』にも登場するキャラクター。
樋口さん:四畳半アパートの住人で、タイムマシンの操作を手伝う。
*****
今回は「タイムトラベル」もの。
前回の『四畳半神話大系』では並行世界であるお話が4つ繰り広げられたが、今回はその5個目ですね。
明石さんは相変わらず魅力的。
京都を舞台に、大学の悪友たちの面々もまあ、久しぶりで懐かしい!
でもこれは先にも書きましたが、『四畳半神話大系』を読んでいないと、いきなりは伝わりづらいかも。
ぜひ『四畳半神話大系』から読んでいただきたい。
「夏」を舞台に「京都」で馬鹿騒ぎしながら「タイムトラベル」をする「大学生」たち。
これだけ揃っておいて、「青春」を感じないわけはありませんね。
アニメでも大好評だった独特の言い回し、語りも健在。
実に12年ぶりだそうですよ。
かつての懐かしさに、読者も「タイムトラベル」しちゃいますね。
しかし映画もあるのは知らなかった。
そんで、久々にアジカンでよく聞いていた曲が主題歌だったのね、、、
世の中知らないことばっかりだ。
この記事が参加している募集
100円でいい事があります(僕に)