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外見は”いい人”で中身は”ブラックな人”

「いい人」を演じ続けて30年。
待っていたのは”孤独”でした。

「周りから頼られたい」
「周りから嫌われたくない」

「頼られたい」気持ちが「嫌われたくない」気持ちを助長して、正しいと思っていることさえ言葉にできない。誰に対しても「いい人」を演じるようになってしまうことはよくあります。

わたし自身も「いい人」を演じてきた結果、「いい人」ではなく、他人にとって「都合のいい人」、「YESマン」になっていました。嫌われることが怖くて自分の意見をはっきりと言葉にすることができなくなっていました。

他人にとっては「いい人」ですが、結果的に「都合のいい人」です。仲間として大切にされるわけではなく、困った時に必要とされる便利な道具。

気づいた時には仲間という仲間はおらずひとりぼっち・・・”孤独”です。

わたしは「いい人」とはどんな存在なのか?を間違っていたんです。だからこそ本当に「いい人」とは?に気づけました。

今、アナタも同じ悩みに苦しんでいるかもしれません。しかし、あきらめることもありません。本当の意味での「いい人」になれるよう一緒に学んでいきましょう。


1.世間一般で言われる「いい人」とはどんな人?

〇スーパーマン
〇ウルトラマン
〇仮面ライダー などなど

「誰にでも親切で頼られるような存在になりたい」

小さい頃の夢だったんです。

彼らに共通する強くてかっこいい「ヒーローのような存在」ではなく「包容力のある存在」になりたかったのかもしれません。

もしくは、すべての人ではなく、たったひとりの「だれか」のヒーローになりたかったのかも。

しかし、<いい人>になろうとすればするほど<ブラックな人>になっていく可能性があります。

✅頼みごとは断らない
→いいところを見せたい欲求
✅自分の時間より他人の時間
→自己犠牲を美徳と考える思考
✅休日でも仕事
→周りよりも頑張っているアピール
✅聞き役で太鼓持ち
→周りを気分良くさせている優越感
✅めんどうなことは全部任せて
→自分がいないとダメだという先入観   
などなど

これらの行動を重ねてきた結果・・・・・・
最終的に残ったのは、もやもや感。

「なんで自分ばかり・・・・」
「こんなに毎日頑張っているのに・・・・」
「ツラい思いが報われない・・・・」

こんな感情ばかりが湧いてきてしまうんです。

周りから思ったように評価されることもなく、感謝すらされず・・・・。
ふつふつと怒りだけがこみ上げ、モヤモヤした気持ちだけが残ります。

ほらね・・・<ブラックな人>になっちゃいましたね。

2.いい人ほどブラックな人になる

なぜ、いい人ほどブラックな人になるのか?

理由はとてもシンプルで「完璧な人」なんて存在しないからです。いい人程、「完璧な人」であることに執着してしまいます。

アナタが思い描く「いい人」というのは”自分以外の人”にとって「いい人」です。その存在は”自分以外の人”にとっての「いい人」とは同じではありません。

もちろん、十人十色、百人百様という言葉もあるように、人それぞれが思い描く「いい人」像はまったく違います。

自分以外の人”にとって「いい人」になるためには、とてつもない努力が必要です。

そして、その努力が必ずしも報われるとはかぎりません。

Aさんにとっては「いい人」と思われるような行動だったとしても、Bさんにとっては「余計なことをする人」になるかもしれない。

〇会社のため
〇仲間のため
〇新人のため

厳しく管理し、厳しい言葉を投げかけていたはずなのに・・・

「あの人ってめんどくさいよね」と人間性を否定されることがあります。

そのとき、アナタはこう思うはずです。

「なんで?○○の為にやっているのに・・・・」
「キミたちのことを思って言っているのに・・・・」

他人のために「いい人」を演じてしまう人ほど、中身はどんどんブラックになっていきます。

よく考えてください。
あなたは、アナタでしかありません。

アナタという人間はこの世の中にたったひとりしかいません。

アナタはだれのために「いい人」を演じ続けますか?
どれだけの人にとって「いい人」になるつもりですか?
「いい人」をいつまで背負って生きていきますか?

ツラいですよね?
わかります。

生きていくこと、「いい人」を演じるのってツラいんです・・・・。

だって人間だもの。

3.いい男、いい女になりなさい

「いい人」になろうとした結果、生まれてしまった「ブラック」な自分自身。

理想に描いてきた「誰にでも親切で、だれからも頼られる、包容力がある存在になりたい」というヒーロー像とは180度違う”孤独”の世界の住人になってしまいました。

他人にとっての「いい人」というのは、他人にとっては「都合のいい人」でしかありません。

”恩があるから恩を返す”
”人付き合いは義理と人情”

そんな人はとても少ないです。

実際問題「あなたのために」と思って行動や努力したことで、一年後も「ありがとう」や「助かった」と言ってくれる人がアナタの周りに1%でもいますか?※1%という数字は大きな転機になるようなできごとにつながる数値

だれかになにかを求められたから行動する。これはすべての人が容易にできることではありません。

だれかのために起こした行動に対する負荷(ストレス)は、とても大きなものです。

人はだれしも使ったら使った分だけ、新しいエネルギーを求めます。「同じくらい」ではなく「それ以上」を求めます。

買い物に例えると分かりやすいのですが……


1,000円のランチを食べる
→ 期待値よりも1,000円以上のランチが出てくると嬉しい
→ 期待値よりも低いランチが出てくると悲しいし怒りが込み上げてくる

そんなもんです。

思い出してください。

あなたがだれかのために起こした行動や努力が、どれほどアナタに返ってきましたか?

期待していたよりも返ってきていませんよね?
むしろ、ほとんど返ってきてないのではないですか?

だから・・・
「なんで?○○のためにやっているのに・・・・」
「キミたちのことを思って言っているのに・・・・」
と無意識に思ってしまうのです。

そして、それらの感情がアナタ自身を「ブラックな人」に染め上げていくのです。

「ブラックな人」は周りから嫌われ”孤独”になっていくわけですが「誰にでも親切で、だれからも頼られる、包容力がある存在になりたい」という理想が叶わないわけではありません。

その秘密が⇩


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