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「問題」と「課題」は「現状」と「目標」の間にある。

ども、スマレジの新垣です。
スマレジは、高機能かつアプリで自由に機能を拡張できるクラウドPOSレジです。

先週書いた「問題」と「課題」の違いについて、もう少し深堀したいので、続編的な内容を書きたいと思います。

「あなたの仕事は何ですか?」聞かれたら、「私の仕事は問題を解決することです。」と答えられたらどんなにかっこいいか。

営業マンは、お客様の問題を解決する仕事だし、企画職は、今発生している問題を解決するために企画をするのだろう。

企業だって、今ある社会の問題を解決するために事業を行っている。
すべては「問題解決なんだ」と思うのだ。


問題とは?

問題とは?現状と目標の間で発生している障害である。

問題とは、現状と目標の間で発生する障害である。
(のちほど、図で説明します)

現状と目標の間で発生するものなので、目標がなければ問題は発生しない。
何が問題なのか解らないという人には、目標はありますか?と聞いたほうが良いだろう。

目標とは?

目標とは?将来のありたい姿。将来の理想像である。

目標とは、将来のありたい姿。
目標とは、将来の理想像。

将来と書いてあるとおり、目標は未来にある。
未来のことなので、時間が関係する。
「いつまでに達成したい理想像」のように時間軸で立てるのが目標である。
・1年後には15kg痩せて、彼女を作る
・5年後には年商50億円
ただ単純に「15kg痩せる」や「年商50億円」ではなく、1年後に、5年後にと時間軸を加えて立てるのが目標である。

現状とは?

現状とは?今のこと。

読んで字のごとく「今」のことである。

現状と目標を把握して、はじめて問題が見えてくる。
先ほど、問題は現状と目標の間で発生すると書いたが、言い換えると、問題を見つけるには、現状と目標を把握しなければならないとなる。

明確な問題を見つけたければ、明確に現状を把握し、明確な目標を設定しなければならない。

課題とは?

課題とは?問題をなくす、問題を減らすためにやるべきこと。

課題とは、問題をなくす、あるいは問題を減らすためにやるべきこと。

(例)
現状:体重90kg
目標:1年後に体重80kgとなり彼女をつくる
問題①:食べ過ぎ(目標達成を邪魔する障害)
問題②:運動不足(目標達成を邪魔する障害)
課題①:栄養管理と食事制限(やるべきこと)
課題②:運動習慣をつける(やるべきこと)

問題と課題は組み合わせである。

解決策とは?

解決策とは?課題にあたる、具体的な戦術。課題にあたる具体策である。

解決策とは、課題にあたる具体的な戦術。
課題にあたる具体策である。

(例)
課題①:栄養管理と食事制限
解決策①:料理教室に通い、栄養管理の行き届いた自炊ができるようになり、自炊する。

課題②:運動習慣をつける
解決策②:駅前のスポーツクラブに入会し、週に3回通い、1時間の有酸素運動と30分の筋トレを行う。

課題と解決策は組み合わせである。

「問題」→「課題」→「解決策」
この順番はどんな問題解決でも不変である。

問題→課題→解決策の順番は普遍であり、不変である。

問題→課題→解決策、この流れは不変である。

ここまでの話を図にするとこんな感じです。

問題は、現状と目標の間で発生し
 ↓
問題→課題→解決策の順番で「やるべきこと」を決めていきます。
この順番は不変です。そして、全ての問題解決に当てはまる普遍です。

この記事のタイトルにあるように、現状と目標の間を図で表現するとこんな感じ
 ↓

現状と目標の間

問題は現状と目標の間で発生する。つまり、目標がなければ問題は発生しない。

問題、課題についは、現状と目標の間にあります。
解決策は目標側(未来側)にあります。
「解決策」=「いまからやること」なので、図では目標側に書いています。

効果的な解決策を見つけるには、現状と目標の解像度をあげることだ。

日々実務にあたるビジネスパーソンにとって、一番身近なのは「解決策」ではないでしょうか。経営者や管理職から与えられた課題に対して解決策を考え実施するからです。

一方、経営者や管理職は、部下やチームに適切な課題を与えなければなりません。そもそもの課題が的外れだった場合、課題に対して効果的な解決策が実施されて解決したとしても、必ずしも目標に近づいたわけではない結果となってしまうことがあるからです。

誰しも「効果的な解決策にあたりたい」と思うものです。誰しも、「効果的な課題を設定したい」と思うものです。

では、どうやばいいのでしょうか?

効果的な解決策を見つけるには、以下の順番しかないと思っています。

  1. 明確に現状を把握する(定量、定性)

  2. 具体的な目標を設定する(定量、定性)

  3. 問題を把握する

  4. 課題を設定する

  5. 効果的な解決策を設定する

特に重要なのが、1と2です。
現状と目標の解像度が低いと、後工程の解像度も低くなります。
現状理解が不明瞭、目標設定が不明確であると、効果的な解決策は設定できないのです。

私は前職で、中小企業や小規模事業者の経営相談や事業計画の作成支援に従事していました。そこで日々感じていたのは、明確な目標を設定できていない企業が結構いること。もっといえば、明確に現状を把握できていない企業も結構いること。つまり、現状把握と目標設定の解像度が低い方が結構いるということ。

私の仕事は、現状把握を手伝い、具体的な目標を設定することで問題を見つけ、その問題を無くす(減らす)ためにやるべきことである「課題」を設定する仕事でした。(場合によっては解決策を一緒に考えることもやりました)

いきなり「解決策」を提示するようなことはしませんでした。
現状も目標も理解しない中で設定する解決策なんて、的外れに決まってますから。(いきなり解決策を提案してくるコンサルは偽物ですので注意してください)

効果的な解決策を設定するスタートは、明確な現状把握と具体的な目標設定なのです。現状把握と目標設定を明確にしないと、あまり効果のない課題や解決策を実行してしまうことがあります。次回はそのあたりを、私の経験した具体例で説明したいと思います。

ではまた。

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