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改めて育業(育休)取った時を振り返ってみる

noteのお題企画で育業についての募集がありましたので、過去に育休を取った際の記憶を、過去残したものを使って振り返りながら、改めて育休ってどんなだったかなというのを示してみたいと思います。

■当時の状況
ちょうどいまから4年前、2019年に育児休業を取得しました。前々職での出来事です。当時所属していた企業は、いわゆる大手企業のグループ会社で、超老舗のバリバリJTCだったこともあり福利厚生は抜群に良かった環境でした。ただ、そういう老舗企業ならではで、グループ全社的に見ても男性の育児休業取得者は非常に少なく、私が所属していた企業では過去取得した方はおらず。私が男性育休取得の第一号社員でした。
以下では1か月と書いていますが、実際には有給やらマネジャーに与えられていた特別休暇と組み合わせたので、2か月弱育児に全振りしました。

今は少し制度等が変わったかと思います。ので、制度面でのメリットなんかはもしかしたらもう違うのかもしれませんが、仕事面ではいろいろと整理したなぁというのを思い出しました。こういうのは、何とかなります※一応当時、管理監督者の立場でした。

その後、育休が空けたあとの時間の過ごし方や、コロナ禍でフルリモート⇒やっぱりみんな出社、みたいな流れの中で強烈な違和感とモヤモヤを感じ転職もしています。この転職の理由は、家族との時間を最大限作るためであり、その時間を大事にしたいと思ったきっかけの一つに、間違いなく育児休業の取得経験があるかなぁと感じています。

■育休のメリットは何か
さっき引用した過去noteでは、「人それぞれじゃね」とまとめており、その考え自体は変わっていないんですが、わたくしなりに感じた育休のメリットは以下かなと思っています

  • 男性側という立場でも、自分が親であることを十二分に意識できる大事な時間を十分に確保できる

  • 単純に家族全員で過ごす時間が増える、妻や子供をいとおしく感じる時間が多くなる

  • 子供との初体験を妻と共通で味わうことができる

特に3番目ですかね。お母さんじゃないと泣き止まないからとか、関係ないす。泣こうが自分がやるのよ。お母さんだって初めて親になるんだから、そこにアドバンテージなんてないでしょと。お母さんだってガンガンに泣かれているし、嫌がられてます。変わんないす。私も泣かれながら、心折れながら抱っこして、スクワットして、廊下うろうろして寝かせつけしてました。
お母さんだから良いとかそういう意識がなくなってくると、見える世界が少し変わる気がしています。妻と「こういう色のウンチしたよ」とか話せるようになります。で、母子手帳でチェックして大丈夫かな…みたいな話をします。こういうスタンスにお父さん側がなれることは凄く大事で、あぁ親してるなぁという実感が出てきます。これが1番目に繋がってきます。

そういう意味では1週間とか、2週間とかじゃもしかしたら短いかもしれません。あくまで感覚ですけど。次、自分にそういう機会がきたら、仕事や収入とのバランスは意識しつつも3か月は確保したいなぁという気持ちがあります。

また、もう一点。プライベートではないですが仕事面で良いことがありました。私が育休を取った後に、男性育休を取得する方が続きました。そのうちの一人は何と半年も。
もちろん、たまたまそのタイミングが重なったという可能性もありますが、そういうきっかけを私自身が作れたかもしれない、ロールモデルになれたかもしれない、というのは少し誇りだったりもします。離れて久しいけど、今はどうなのかな。

私が今いる会社では、マネジャークラスが育児休業を取っていますし、少し前には役員が育児にコミットするためにお休みを取られていました。こういう文化がある企業に身を置けているのは、いま幸せなことだなぁと思っています。

この記事見てなるほどと思いましたが、上の子がいるなかでの育児は経験がないので…それも大変だろうなと。



さて、最後に育業という言葉について。私は良い言葉だなと思っています。

間違いなく仕事より大変です。家事は全部します。母乳あげる以外は育児も全部します。お母さんは寝れないんだから自分がやるんです。完全な自責状態。あ、ツラ…というのが結構長めに続きます。かわいさで全部吹っ飛ぶなんてとんでもなく、イライラもするし、疲労だって溜まります。そういう意味では全く休めない。自分の事考える時間なんてまったくない。勉強する余裕なんてあったらそれは本気で取り組んでいない、という感じ。
休業ではあるけど、休んではいないなと。育業という言葉は結構いい言葉だと思います。

これも繰り返すのですが、育業を経て感じるものは人それぞれかと思います。残念ながらなんちゃってで取る方もいると思いますし、子供への向き合い方が変わり切らないかたもいる気がします。

ただ私で言えば、取った結果、家族が愛おしくなりました。
生き方を見直すきっかけになりました(職が変わりましたし、仕事に取り組むスタンスが変わりました)

私個人としては、男性で育業を取られる方が多くいる社会を過ごしたいなと思っています。

#育休から育業へ


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