信じてる。
障害福祉という世界に飛び込み1年半。
最初は就労系のサービスである「就労継続支援B型」というところにいて、現在は「就労移行支援」で支援員をしている。
ここでは1年半で定着してきた自分の支援の関わり方をなんとなく記事にできたらと思う。
本編に入る前に伝えておきたいのは、”あくまでこれは自分が意識していること”だということ。なんか保険をかけているみたいで嫌だが、支援の仕方って100人いれば100通りあると思う。それに「支援」という言葉の捉え方もみんな違うと思う。しかも今思っていることが未来永劫そう思っているかというとその確証もない。フェーズによって変わっているかもしれない。それくらいに「正解」というものがないものだと思っている。
だから1つの選択肢程度に受け取っていただければ嬉しい。
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単刀直入に言う。
私は目の前のその方を「信じてる」。
「信じてる」ってすごい抽象的な言葉なのでもう少し言語化すると、
「まだ出来る」「もっと出来る」、そう思っている。
これはB型にいたときもそのスタンスは持っていたし、移行支援に来てより強くなった気がする。
前提条件としてまだまだ私には専門的な知見が弱い。
作業療法士や理学療法士の方のように動きの面や注意機能面などを分析して「もっとこうした方がいい」と具体的に提示できるわけではない(その部分の知識もつけていきたいが)。
社会福祉士や精神保健福祉士、公認心理士の方のような知見もない。
言ってしまえばだいぶフラットな立場でその方を見ている。
専門的な知見は劣るが裏を返せば「この人はこうだろう」という想定というか固定イメージがない。相対して、その方と関わっていく中でその方を知っていく。だから「やってみないとわからないじゃん!」という思いがある。
正直バランスだと思う。
私みたいな人ばっかりだったらきっと利用者さんも不安だと思う。説得力ないし。かといって理論ばかりで来るのも息苦しさもあるんじゃないか、と勝手に自分を肯定する(笑)
そもそも信じるも信じないも、自由だ。
その言葉自体にかたちはないから。だったらプラスの方にはたらく「信じる」の方がいいじゃないかと思う。それにかたちはない、といったが言葉には見えない力がある。耳にした言葉、言った言葉を身にまとう。だったら前向きな言葉に包まれた方がいいよね、って思う。
それにこれは思うだけじゃダメだ。
ちゃんと伝えてあげないと。
私は結構言う。
移行支援にて利用者さんが訓練に悩んでいると、
と伝える。本心から。だから時には厳しいことも言う。もちろん言いっぱなしじゃなくて、言った後に一緒に考える。個人的にはそう伝えてもらった方が嬉しいし。1人じゃないって思えるから。
自分がされて嬉しいことが相手もされて嬉しいとは限らないけど、嫌なときは嫌って言えるくらいの関係性は築くようにしてる。今のところは言われてないから大丈夫かな(笑)
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利用者さんにとって就労支援を利用しているのは人生の一部かもしれない。
支援する側にとってもその方と一生関われるわけではない。なんなら自立していくためのサポートをしている。
だからその場限りといえばその場限りなんだけど、せっかくその方の人生にお邪魔をするなら全力でその方と向き合っていきたい。
それでいいと思っている。
根拠はこれから築いていくから。
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