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つまらないならつめていけ

「つまらない」ってなんなんだろう。

いろんなところで耳にするし、自分でも使ってしまうことはある。
なんか面白くないときとか退屈なときに、

「つまらないな~」

という。


でもそもそも「つまらない」ってなんなんだろうて思った。
明らかに言葉的に自分にとってプラスの意味ではないし、防げるのであればその状況になる前に防ぎたい。

そのためにはまず「つまらない」の意味を理解しなきゃいけない。

つまらない:面白くない、興味がない、意味がない、ばかげている

これが辞書的な意味。辞書的な意味としては想定内というか、実際そういう場面で使われていることが多い。これじゃあ自分の中で何も解決はしない。

というわけで、今度は語源を調べてみた。

「つまらない」の語源は、動詞「詰まる」に打ち消しの助動詞「ない」が付いたもの

「詰まる」というのは動けなくなる状態のこと。行動や思考が行き詰まる状態のことをいう。そこから「納得する」「決着がつく」という意味に派生し、やがて「納得できない」の意味で「つまらない」が使われるようになったらしい。

ん、ちょっと待って。意味が飛躍しちゃっている感じがする。そもそも「詰まる」→「納得する」って妥協してるじゃん、と思ったのは自分だけだろうか。

裏を返せば「これってチャンスじゃない?」と思う。

詰まっている状態が動けなくなる状態であるのなら、単純に考えて詰まらない状態は自由に動くことが出来るというわけで。でもそもそも「詰まらないなぁ」と嘆いている人は、自分から動こうとせず現状に不満を述べているだけ。

これだと本来の「詰まらない」のあるべき姿に矛盾しているのではないだろうか。

状況を嘆いたって誰かが詰めてくれるわけじゃない。
そもそも詰まっているわけじゃないんだから余白があるわけで。
余白があるなら自分で動いて埋めていけばいいわけで。

つまらないことがあってもいいと思う。
世の中自分にとって面白いものばっかりじゃないし、合うものばっかりじゃない。だけどつまらないを結論にしちゃいけない。結論じゃなくて過程。そこからどうしていくか、までセットで考えていきたい。

そっちの方が絶対楽しい。


つまらないならつめていけ、
大事にしたい言葉だ。



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