「いい時間だなぁ」と思った日
昨日、金沢21世紀美術館に行った。
実は金沢4年目にして初めての21世紀美術館。
近すぎるがゆえに行ってなかった、みたいな。
最初に感想から言うとすれば、
と思った。
今回は友達に連れられて21世紀美術館に行った。
どうやら現在「金魚美抄2024金沢展」というものがやっているらしい。
特に予定が入ってないと家に閉じこもったり、外に出ても仕事のための勉強したりという365日似たような生活をしている自分にとって、外に連れ出してくれる存在というのは実に貴重だ。
美術とか芸術。
子供の頃だったら興味は薄かったかもしれないけど、大人になってから興味を持ってき始めたからグッドタイミングだった。
展示の中に入ってすぐ、その世界観に飲み込まれた。
そこには一匹も実物の金魚はいない。
すべてが「ミニチュア」だったり、「絵」によってつくれられた金魚たちがいる。だけどすべてが生きているように、そこに存在しているかのようだった。
人間、本当にすごいものを見た時には言葉が出てこないのかもしれない。
気付けば1時間くらいそこを見て回っていた。
21世紀美術館では、金魚美抄展のほかに「透明標本展」というものもやっていた。ここも面白そうだし!ということで入った。
昆虫標本であれば見たことあったけど、透明標本というのは初めてだった。そこには幻想的な世界が広がっていた。生物によって染色のされ方が違い、色も変わってくる。
また語彙力を失ってしまった。気付けばそこにも1時間いた。
21世紀美術館には、合計2時間くらいいた気がする。
贅沢な、いい時間の使い方をしたなぁと。
日常というのは実に忙しない。
次から次へと「しなきゃいけないこと」が降りかかってくる。
もちろんそれがあること自体恵まれていることなんだけど、油断していると”誰のための人生なのか”わかんなくなってしまうんじゃないかと怖さもある。
だから自分と向き合う時間をつくることで、”自分の軸”というのを見つめ直す。だけど見つめ直すだけじゃカバーしきれないものもある。
美術館や博物館のように、その空間だけゆっくりとした時間が流れている感覚。今の自分に必要な時間だなぁ、と感じた。
最高にQOLが向上した1日だった。
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