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人材派遣営業の教科書 第四章 財産を作る ④派遣の一番の機能は何か

こんにちはー!
人材派遣営業の教科書の第四章は「財産を作る」というテーマでお話ししています。前回は「派遣契約フォローの思考法」というタイトルで、派遣スタッフを軸に考えることの重要性をお話ししました。今回は「派遣の一番の機能とは何か」というテーマでお話します。
無理なく持続可能な人材派遣営業を提唱する私による、営業の仕組み化のポイントをお伝えします。
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派遣の一番の機能はキャリア開発

人材派遣とは単なる労働力の提供ではありません。
単なる派遣で働きたい人に仕事を紹介するサービスでもありません。
派遣社員を雇用して、派遣先に役務を提供する仕事では・・・ありますw

では、人材派遣の一番の機能は何でしょうか。
派遣の何が世の中に必要とされているのでしょうか。

私は
「キャリア開発を支援すること」
が一番オリジナルな機能だと考えています。
派遣労働者が次の仕事に就業し、成長していくことを支援するのが派遣の本質的な役割なのです。この点において、多くの雇用形態や人材サービスの中で、派遣は唯一無二の存在です。

例えば、正社員の場合、その会社が合わなくて退職になればそれ以上は面倒見てくれません(社内であれば日本企業はかなり支援してくれるけど)し、契約社員の契約が満了した後で次の仕事を紹介してくれる会社も普通はありません。パートもアルバイトも同じです。
しかし、人材派遣は違います。基本的に次の仕事への就業を支援していく機能があるし、それを続けなくてはビジネスが立ち行かないので、ビジネスの理屈としてもキャリア開発に取り組むべき唯一のサービスなのです。

法律で定められた雇用安定措置

日本の労働者派遣法には、派遣労働者の雇用安定を図るための具体的な努力義務と義務が明記されています。派遣会社に対し、派遣労働者が安定した雇用を得られるよう支援することを義務付けているのです。

例えば、派遣期間が終了する前に、次の派遣先を紹介するという措置が義務の一つとして存在しています。
ビジネスモデル上、当然努力するのですが、さらに法律で定められているのです。これにより、派遣労働者が無職期間をできるだけ短くすることが求められます。
働きたい方がスムーズに働くことができることは、大きく表現すれば日本の生産性向上に寄与します。

派遣営業のスタンスと優先事項

派遣の一番の機能は「キャリア開発」
そう考えることで、派遣営業に携わる際の優先事項や自分自身のスタンスが明確になります。
派遣労働者のキャリア開発を中心に据え、優先順位を挙げましょう。派遣労働者が次のステップに進むための準備を手助けし、その成長をサポートすることが、私たちの最も重要な役割となります。

例えば、派遣先企業との打ち合わせや面談では、単に労働力の供給としてではなく、派遣労働者のスキルや経験をどう活かせるか、さらにどのように成長できるかを重視して提案を行います。もしかしたら、派遣先が嫌がるかな?と思うかもしれませんが、ほとんどの派遣先は派遣労働者のスキルやキャリア形成に対して、協業してくれます。(してくれない派遣先とは取引するかを考え直しましょう)また、派遣労働者に対しても、将来的なキャリアプランについての相談に乗り、今の仕事を辞めたいと相談を受けたら、背景や考えをしっかりヒアリングして、次のステップに進むためのアドバイスを行います。

スタンスが明確になるのは大きな財産

派遣営業として「キャリア開発」を中核に置くことは、長期的には自分自身の財産となります。こういう時はどうればいいのか?どうふるまうべきか?ということのほとんどに回答が出ます。そして、派遣先・派遣労働者からの信頼を得ることができる場面も増えます。そして、その信頼が、結果的に自分自身のキャリアにもプラスとなるはずです。

最後に

今日は「派遣の一番の機能とは何か」というテーマでお話ししました。人材派遣の本質はキャリア開発を支援することであり、それが派遣の最大の特徴であり魅力です。派遣労働者の成長をサポートし、次のステップに進むための支援を行うことが、派遣営業としての最も重要な役割と考えることをお勧めします。

次回は「積み重ねた時間がコミュニティを作り、ブランドも作る」というテーマでお話します。

では、また!


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