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人材派遣営業のコツ⑥ 派遣サービス編 part5 「スタッフ対応の掟」

今日のnoteは人材派遣営業のコツシリーズ第六弾、派遣サービス編。part5ということで、「スタッフフォローの掟」についてお話します。

人材派遣業界の後輩から、「スタッフ対応の話が少ない。情報が欲しい。」とリクエストをもらったので、それをきっかけに、お話します。


コツコツと積み上げていけば、つらくなく、楽しく貢献できる人材派遣営業になれること、間違いなし!周りに、人材派遣営業をしていて、辛そうにしている人がいたらこのnoteを紹介してください。

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スタッフ対応に技術はいらない

これは、僕の個人的な想いです。心の底からスタッフ対応に技術はいらないと思っています。コーチングの技術も、ティーチングの技術も、です。

これは、所属している会社の方針とも少しずれているくらいで、決してスタンダードだとは思っていません。

そして、実際問題、営業スキルのようなもの(ラポール→ヒアリング→提案とか、質問話法とか)も使ってはいるのですが、それは商業病であり、狙って使っているわけではないです。


例えるならば、

好きになった女の子を口説くのに、マニュアルはいらねぇ!

そんな感覚です。



同じ会社に所属している(派遣先という外で働いているか、内で働いているか違うだけ)仲間として、一人の人間として向き合いたいというのが僕の考えです。

なので、今日は、スタッフと向き合うときの僕のルールを公開するというだけの回です。でも、僕はスタッフ対応をストレスに感じることは、(一瞬しかw)ないので、参考にはなるのではないかと思います。


違和感を感じたら、3パターン考える

まず、普段は、ひたすら一生懸命向き合って、全力で対応してください。ただ、それだけです。

チームリーダーになって、メンバーを任されたと思って、向き合ってください。事実、あなたの対応1つで、人生の選択が変わるかもしれないのです。

そして、重要なのは、普段は感じない違和感を感じたときです。

それは、苛立ちかもしれません。悲しみかもしれない。もっとシンプルな違和感のことも。

「どうして、そんな言い方をするんだろう・・・」

「なんで、あんな態度を・・・?」

と感じるときです。スタッフ対応が真摯かどうかは、すべてこの瞬間にかかっています。

この時、一番やってはいけないことは、自分の苛立ちや悲しみに任せて感情的になることです。たとえ、態度に露骨に出さなくても、それをしてしまった瞬間に信頼関係を築くことはできません。


違和感を感じたときに、僕がやることに決めているのは、相手の立場に立って、ひたすら妄想をして、

①自然に想像できる相手の状況

②めちゃくちゃ無理やり妄想した、ポジティブな状況

③めちゃくちゃ無理やり妄想した、ネガティブな状況

の3つに想いを馳せます。

(僕は、この妄想に、どれだけでも時間をかけます。)


ネガティブな妄想を前提として、全力で対応する

で、この妄想をどう使うかというと、③ネガティブな妄想 をメインに活用します。

①と②は、ちゃんと相手のことを想像することで、話をするときや対応するときに浅くならないためです。

どういうことかというと、この後の対応の切り出しはこうなります。(違和感を感じたときは、いったん、時間をおいて考えて、もう一度話すことをすすめます)

「①ではないか、②ではないか、もしかしたら③の状況なのでは・・・と想像しました。そして、③だった場合、○○の面で非常に悲しいですし、私の伝え方が良くなかったと思うので、もう一度説明をさせていただきたいです。」

みたいなイメージです。

伝わるでしょうか・・・スタッフ対応したことある人には何となく伝わると思うのですが・・・


この想像する。そして、ネガティブな想像に合わせて真摯に対応するということが、非常に重要です。ここを押さえれば、派遣営業は、自然と自責になっていきます。

僕は、違和感を感じたり、トラブルと呼ばれる対応をするときは、もう、必ずこうすると決めています。


違ったら、どうするの?

よく、「見当外れだったり、そこまで寄り添っても分かり合えなければ、どうするの?」と聞かれます。

その答えは、

「気にしない」

です。


僕が一番ツラいと思っている状況は、根本的に派遣営業は派遣スタッフを物のように考えているものだという認識をしているスタッフに、(何かの希望をかなえてあげられなかった時に)がっかりされてしまい、状況やこちらの気持ちが伝わらず、不満なまま勤務していただくことになった時です。(袂を分かつのは、まだマシ)

そういう状況になるにしたって、全力で相手のことを想像して、自責で真摯に対応した結果であれば、「現時点の自分は、力不足だった」と思えませんか?

ここからは、少し無責任にも映るかもですが、それぞれ、自分なりに努力はしているわけで、その違和感の発生したタイミングでの実力は急に向上しません。今後、力を付けて行くにしても、この時点では難しかったわけで、スタッフの少しの幸せにつなげることが出来なかったことを申し訳なく思うことしかできないのです。


ひとつ、この時のコツを挙げるとしたら、使う言葉は正直にストレートにしてください。こんなクサい言い方しても・・・とか、どう表現したらいいんだろう・・・とか思う瞬間、めちゃくちゃ多いと思うのですが、「僕は、少しでも満足感や安心感をもって就業いただきたくて・・」とか、正直に言ったほうが伝わります。


それから、本気で辞めると言っている人を引き留めてはいけません。ただ、そういわれてしまうまで、ひたすら想いを伝えるための方法が、3パターン妄想して、まっすぐ話すということだというイメージです。

とにかく、愛想をつかされるまで、全力で対応しましょう。


最後に

人材派遣サービスは、スタッフ対応がツラいなんて言われることが良くあります。

今日は、↑の記事の、「育ってきた環境が全く違う外国の方とコミュニケーションをとるとしたらどうだろうかというマインドセット」という部分をさらに、具体的に解説しました。


端的に、スタッフ対応がツラい理由を説明するなら

「勝手に期待して、自分の想いを押し付けて、スタッフの反応にがっかりする」

からです。


一度、3パターンの妄想をして、ネガティブな妄想をベースに、真摯に対応するということをやってみてください。

僕は、恐ろしいほどストレスを感じなくなりました。だって、もう、できること思いつかないすから。

例えば、派遣先企業から「どういうスタッフ対応してるんだ!?」とかご指摘を受けるようなことがあっても、説明すれば、「そうか・・・」って納得してもらえることも多いと思います。


・・・っていうか、今日のnoteは、人材派遣営業のコツなんだろうか・・・ちょっとキモイっすねw

では、また明日!





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