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面接でのアピールは「定着」と「活躍」!そして問題は、柔軟性と言うスパイスの振り方である。

こんにちはー!
今日は『面接でのアピールは「定着」と「活躍」!そして問題は、柔軟性と言うスパイスの振り方である。』というテーマでお話しします。


面接はプレゼン本番である

前回、履歴書と職務経歴書はプレゼン資料であるという内容のnoteを書きました。

履歴書・職務経歴書がプレゼン資料なのですから、当然、面接はプレゼン本番です。

プレゼン内容はもちろん、資料履歴書・職務経歴書にある、企業が求める人物像に対していかに自分がマッチしているか、企業が自分を雇ったときにどんなメリットがあるかが中心です。


メリットとはすなわち、定着と活躍である

ここで、ぜひ知っておいて欲しいことは、企業が雇ったときのメリットと言うものは、シンプルに言うなら「定着」と「活躍」のことであるということです。(すぐに辞められたり、活躍できなかったりしたら困りますよね)

面接担当者からの質問は99%がこの「定着」と「活躍」を問うているものだと言えます。

今や、セクハラで訴えられること必至の
「彼氏はいますか?」(今は聞かれなくなりました)
という質問でさえ、恋愛事情を深堀しようと思っているのではなく結婚などのライフイベントで離職することがないかを気にしている質問なのです。(それはそれで違う問題がありますが)

今、あなたが履歴書・職務経歴書を通じてアピールし、さらに面接でアピールしようとしていることは企業へのマッチ具合であり、企業のメリットであり、それはすなわち「定着」と「活躍」をアピールすることと同じであるということを念頭に置いておいてください。
きっと、相手の意図が分からないと感じる質問が減ると思います。よーく考えたら「定着」か「活躍」のいづれかと紐づいた質問である可能性が高いです。


柔軟性と言うスパイスをどのくらい振るか

さらに、正社員の面接において特に意識して欲しい点が1つ。
というか、いかに定着して活躍するかは分かりやすいプレゼンなので、実際に面接中に考えをめぐらすのは、この柔軟性をどの程度示すかです。
これは、実は大きな問題なのです。

もちろん、正社員に限らず、柔軟性は重要です。
「定着」と「活躍」と言う観点で見ても、周りの人と柔軟にコミュニケーションが取れるか、頑固すぎて仕事が進まないみたいなことがないかなど、あまりに柔軟さがないと心配になってしまいます。

ただ、正社員にはそれだけではない、柔軟性が重要なポイントがあるのです。

そのキーワードは「解雇できないこと」です。
もしくは「人事権が企業にあるということ」と言い換えても構いません。

日本の正社員は基本的に1.人員整理の必要性 2.解雇回避努力義務の履行 3.被解雇者選定の合理性 4.解雇手続の妥当性という4つの要件を満たさないと整理解雇することができません。

特に2.解雇回避努力義務の履行がポイントで、「希望退職者の募集、役員報酬の削減、出向、配置転換など、解雇を回避するための相当の経営努力がなされること」が求められます。

それ以外にも背景があるのですが、日本の雇用がいわゆる仕事に対して雇われるのではなく、新卒一括で会社に入って、役割が後から決まるような性質になっているのはこの配置転換により雇用を維持する必要があることが大きな要因です。

で、中途採用となるとややこしいのが、ある仕事やポジションに対して採用するものの、会社の都合によっては配置転換があり得るということなのです。
しかも、そのあり得る具合は企業ごとに違います。

入社後、柔軟に人事異動を受け入れて欲しいのか、そのポジションのスペシャリストとして邁進して欲しいのかは企業ごとにニュアンスが異なるのです。(いわゆる正社員なら、制度的には人事異動はあるはずですが。)

日本のいわゆる正社員であれば、基本的には「どの職種でもこの会社で頑張ります」という姿勢が普通です。(就社すると呼んだりしますね)
とはいえ、慣習として事務で採用した人は基本的に事務のままと決まっていたり、従業員に専門性を高めていくことを求めて異動はほぼ無い会社もあります。同じ会社であっても部門ごとに期待が異なることも・・・

僕は、面接では基本的に「定着」と「活躍」に繋がる回答をして、頭の中はこの柔軟性と専門性や頑固さのバランスをどのくらいに見せるか、目の前の面接担当者はどのくらいの柔軟性を求めているかを感じて、受け答えすることに集中していいと思っています。

例えば営業職であれば、
①営業の専門職として、ひとりで売り切ることが得意で協業は苦手
②営業の専門性を高めていきたく、周りを言動で引っ張ったりまとめることで成果を出すのが得意
③営業の専門性を高めてきたが、営業と言うのはプロダクトを広める手段であり、他の手段が効果的だと分かれば、それを学び実践したい
④今までは営業として活躍してきたが、この会社が好きなのでどのポジションも全力で頑張る
などのスタンスが考えられます。(下に行くほど柔軟)

このあたりがどの程度柔軟であると好ましいかは面接の前にはわからないことがほとんどですので、面接官の質問の仕方、予測される社風、自分の職種、口コミサイトの情報などを加味しながら、柔軟性をアピールする度合いを決めていきましょう。

参考程度に傾向をお話しすると、ビジョナリーだったり独自のプロダクトを持つ会社にビジョンが合う人が受ける場合は③④のイメージがおすすめです。逆にありがちなプロダクトを営業力で提案しているような会社なら①②のイメージが合うと思います。

最後に

今日は『面接でのアピールは「定着」と「活躍」!そして問題は、柔軟性と言うスパイスの振り方である。』というテーマで、面接のときには「定着」と「活躍」を意識して、柔軟性と言うスパイスの振り加減を考えながら挑むと良いのではないかというお話をしました。
何となく就職活動シリーズになったので、次回はイケてる志望動機の作り方についてお話ししようと思います。
では、また!





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