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【読書感想文】なぜ働いていると本が読めなくなるのか #1188

こんにちは!
今回は三宅香帆さんの『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』について、私の感想をお話ししたいと思います。この本は、タイトルが示す通り、多忙な現代人がなぜ読書から遠ざかってしまうのかを掘り下げた本です。

読む前の自分

僕は、日々の仕事に追われる中で、かつての読書量が明らかに減少していることに危機感を抱いていました。この本はかなり売れていると聞いて手に取りましたが、多くの人が同じ思いを持ってこの本を手に取るのではないでしょうか。
パチンコとアルバイトの合間に村上春樹さんの小説を読んでいた18歳の頃の自分が今の僕を知ったら驚くと思うのですが、歳を重ねるほどに、家に帰っても読書をせず、スマホをいじるぐらいしかしなくなりました(子供が寝てたら)。今は、自分の教養?学び?のために週に1冊の読書と感想文をノルマにしないと1秒も読まなくなってしまいそうです。
かつては読書が大好きで、呼吸するくらい自然に本を開いていた僕ですが、間違いなく、本を開く気力が減り、実際に本を手にする時間がぐんと減っているのです。

読んだ後の自分

そして、この本を読んでみて・・・
まず、前半の「日本人の読書史」とも言える解説がとても面白かったです。
引用元もはっきりしている客観的な情報から、読書の歴史を紐解いてくれます。それをベースとした三宅香帆さんの洞察に触れ、働く僕たちが直面する「読書のできない環境」について深く考えさせられました。
特に印象深かったのは、読書ができなくなってしまっている僕たちがどうするべきかの提案です。「半身で働ける社会」にしていこうと言う主張をしてくれています。
僕は、実はこれには反対の意見を持ちました。なぜなら・・・僕がかつて、全身で仕事をサボり倒したことがあるからです。もちろん、極端な不正をしてサボっていたわけではないですが、25歳くらいの頃に「半身で働く」に相当するくらい余裕のある働き方をしていましたが、一切読書をしていませんでした。
その頃は2010年ごろですが、僕の実体験としての感想は、エンターテイメントや娯楽の選択肢が増えて、読書への興味が減ったと言う感覚があります。
実際、僕はその頃に地上波以外の様々な番組を見るようになり(「MONDO TV」でずっと麻雀みてたな・・・w)、スマホの中でコンテンツを消費することもだんだん普通になってきていました。
現代の働き方が、本当に私たちの時間を奪っているのか、それともエンターテイメントの多様化が読書の魅力を奪ったのか・・・考えるきっかけとなりました。

読み終わって行動することにしたこと

反対の意見を持ったとは言ったものの、確固たる根拠のある意見ではありません。僕は、エンターテイメントの選択肢が増えたことが読書時間が減った理由だと思いました。ただ・・・その上で、どのエンターテイメントを選ぶのか、エンターテイメントではなく学びの時間を作るのか、それを考える余裕は最低限必要だと思いました。この本を読むまで、久しく時間の使い方を改めて振り返る機会は少なかったからです。

なので、僕はまず、自分なりの「余裕の持ち方」を見直す決意をしました。
就寝前のスマホタイムを漫然と消費せず、読書タイムに置き換えるとか、自然に浪費していた時間を見直す「余裕」を持ちたいと思います。
おそらく「半身で働く」まで行かなくても、時間はあるはずだと思うのです。ただ、振り返ったり計画する余裕を持てていないと感じます。
それは、心も時間も。
まずは、時間の使い方を振り返る時間を作ってみます。ちょうど明日は3連休の最終日でかつ、スーパーに行くくらいの用事しかないので、時間の使い方を改めて考えます。

最後に

今日は『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』の読書感想文を書きました。この本は、かつて読書が好きだったけど、その時間が少なくなった人は読みたくなる本だと思います。
そして、読んでみたら、興味深い読書の歴史を知るとともに、内省の時間を思わず取ってしまうような、自問自答をしてしまうような内容になっていると思います。
では、また!


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