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【マネージャー向け】1on1で答えを言いたくなったらどうするか?

皆さん、こんにちはー!

今日は「1on1で答えを言いたくなったらどうするか?」というお話です。



答えを言いたくてしかたない!

悩めるマネージャーの皆さん!

メンバーとの1on1はしていますか!?

今の時代、メンバーのための時間としての1on1は、とても大切になってきていますよね!


そんな中、僕と同じ、昭和世代のマネージャーの1000人中10000人が陥っている状況に、

「答えを言いたくて仕方ない!いや、言っちゃう!」

っていうのがあります。


分かりますよ・・・!我慢してるのに、言いたいんですよね。ってか、気が付いたら言ってるんですよね。


マネージャー「今日は、何をテーマにしようか?」

メンバー「〇〇で、××なんですが、▼▼で困ってて、どうしたらいいのだろうか・・・って思ってます」

マネージャー「・・・・(それは、〇〇〇〇だろ・・・!)」←ココ!!

この瞬間!


今日は、私があらゆるパターンを試し、発見した対処法をお伝えします。


答えを断言はダメ!絶対!

まず、最初に1000人中100000人が分かっていることを言います。

マネージャーの思っている答えを断言するのは、やっぱりダメです。

1on1はメンバーのための時間です。

自ら気づき行動することに意義があるし、そういう前提で始めた1on1で、いきなり、斜め上から答えを断言したら確実に嫌われます

いや、嫌われるというか・・・「やっぱり、メンバーのための時間なんかじゃないじゃないか。あんたが説教するための時間なんだろ?最悪だよ。もう話さねぇ・・・」って、がっかりされることになります。

こうなると、お互いの関係も最悪ですし、心理的安全性のない、何を言うにしても不安でしかない環境が作られてしまいます。



感想を言う

でも!でも!言いたいですよね!

だって、僕らのほうがなんだかんだ経験してきているし、いろいろ乗り越えてきたんですもん!

「俺だったら、こうするね!実際、○○なことがあって、その時に、うんぬんかんぬん・・・・・・(15分熱弁)」なんてことになりますよね!


言いたくてたまらない場面で、メンバーの中の答えが大切とか、自発的に・・って言う話は無意味だし、僕ら先輩の経験がそのまま生きるわけでもないという正論も意味を持たないし、説教してどうするって言う指摘も意味ないんですよね。だって、言いたくてたまらないんだから。

そんな簡単に、メンバーの話を聞いてあげることが出来るなら、全マネージャーは、良いマネージャーになれるはずなんです。

そのっ・・!メンバーの話を聞いて、質問して、自ら気づき(マネージャーと同じ結論とは限らない)がある状態に導くってのができねーんだよ!って言う話です。


目標から遅れているメンバーに、「そっか!月末までにはどうなっていたい??」とか悠長なこと言えねーんだよ!って思いませんか?


でも、安心してください!

僕は1つの攻略法に気がつきました。その攻略法とは、

(マネージャーから)メンバーがこう見えるという、感想を言う

というやり方です。


自分の中の答えを言いたくなったら、それを感想に言い換えてみてください。

良く、1on1やマネージャーのコーチングの本などに出てくる会話に近いところで、辛うじて踏みとどまることが出来ます。


例えば、

「月末までに○○のKPIを挽回しなきゃ・・・そのためには、××で○○しなくちゃダメだよ!」

と言いたい場合、

「僕には、君が、月末までに挽回しなきゃって、焦っているように見えるんだけど、どうかな?何か手伝おうか?大丈夫?」

って言ってみてください。

教科書通りだと、「月末までに、どうなっていたいと思う?」って1on1で投げかけるってことになると思うんですが、もっと具体的に、言いたいことを感想形式で言うという作戦です。っていうか、「月末までにどうなっていたい?」って上司に言われるの、それはそれで怖くないですか?その恐ろしさを感想という形で中和する目的もあります。


あんまり、理屈はないのですがw、感想形式であれば、メンバーも何とか自分の意見を言ってくれることが多いです。


この、「こちらからはメンバーがこう見えるという感想を言う」ということによって、お説教になる未来だった会話をギリギリ成立させることが出来ます。

そして、マネージャーサイドの、どうしても言いたいという欲望も、ほんの少し満たされます


これの処世術は、どうしても言いたくなる系マネージャー全般に有効なのではないかと思っています。


何ならそのまま言ってもいい

さらに言えば、答え言いたくて仕方ない系のマネージャーは、1on1となると気構えて、余計なことを言わないでおこうとするあまり、逆にオウム返しばっかりしちゃったり、ただひたすら雑談ばかりしちゃったり、「いいね!」しか言わなくなったりしちゃいますよねw


こちらも、安心してください!

1on1は確かにメンバーのための時間です。

そして、関係の質を高めることで、思考の質、行動の質、結果の質を向上させていくものです。

しかし、そのために、マネージャーが演じに演じ、全然思ってもないことばっかり言っても、結果として、関係の質が高まることはありません。

なぜなら、普段とキャラが違いすぎるからですw


なので、もう、言いたいなら答えを言ってしまってもいいです。

絶対ダメ!

ってさっき言いましたが、断言さえしなければOK!

「私は〇〇だから、××を実行したら良い結果になるのでは?と思うのだけど、どう思う?」

と聞いてしまってください。

強要や命令さえしなければ、フラットな視点からなら意見を言ったって大丈夫です。

何となく、1on1の本とか読むと、いけないことのように感じますが、それは(普段の自分と違いすぎて)高度すぎます。少なくとも僕には。


出来れば、最初のほうは、「メンバーがこう見えるという、感想を言う」ことにとどめ、ある程度の信頼関係ができて、「この人は本心から支援してくれているし、尊重してくれているし、この場では何を言ってもダメージを負うことはない」という認識をしてくれるようになってから、ズバッと意見を言い、その意見に対しての意見を聞くようにすると良いと思います。



最後に

今日のnoteは、「1on1で答えを言いたくなったらどうするか?」という話をしました。

1on1とか、コーチングとか、メンタリングとか、心理的安全性とか・・・知れば知るほど、実行のハードルが上がっていきます。

そして、だんだんと、現実では使えない、机上の空論的なものに思えてきて、挫折してしまう・・・そういうマネージャーをたくさん見てきました。


僕自身も、何度も良きマネージャーを目指しては、理想的なコミュニケーションが取れず、挫折してきました。

でも、考えてみたら当たり前です。

攻略法的なモノを盲信して、それだけを持って、人間関係を作ろうとしても、上手く行くわけがありません。

ホットドック・プレスに書いてある通りにデートしたってモテないのです。(マジで騙されたわ・・・w)

絶対ダメなアプローチはありますが、そうでない範囲で、(テクニックは参考にしながら)自分らしさも大切にしていきたいものです。

では、また!





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