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常に結論から話せばいいわけではない

こんにちはー!
今日のnoteは「常に結論から話せばいいわけではない」というお話です。


意見は結論から言え

ビジネスの文脈(それ以外でも)では、意見は結論から言え。
そして簡潔に話せ。と言われています。

でも、僕はそれはある程度の戦闘力のビジネスパーソン同士でないと成り立たないと思っていて、結論は最後に伝えたほうが良い場面もたくさんあるのではないかと考えています。


過激っぽい意見ほど、文脈や論理を見失わせてしまう

僕は、過激っぽい意見ほど、文脈や論理を見失わせてしまうと思っています。結論から言うという話し方は文脈の分かっていない人、論理構成が分かっていない人を量産してしまうリスクが高いのです。

例えば、「男性の育休取得を義務付けることに反対です。なぜなら、男性のみに義務付けるのは公平さに欠くし、男女ともに義務付けなくても育休取得できる世の中を目指したいと思うからです。」という意見を言ったとします。
文脈を理解してくれない人は、
育休取得の義務付けに反対=育児は女性がするもの=女の敵!
みたいに一方的な理解をしたりします。(言ってないから!)

仕事でも「今は意味ないので、短期的な活動に集中するのはやめましょう(結論!)。中長期的な視点で活動していくことが、短期的な成果にもつながっていくはずです。」というような意見を言ったときに、
「今までの仕事は意味ないというのか!?」とか
「短期的な成果はどうでも良いって言うのか!?」とか言われたりします。

過激っぽく思われそうな意見ほど、結論から話さないで、回りくどいくらい前提条件を話した上で話してやっとギリギリ伝わるといイメージがあります。
・・・もしかしたら伝わっていないかもしれませんが、やたらとネチネチ必死で「女の敵だと思われたくないから理由を言うと・・・」とか「短期的な成果が不要って言うわけじゃないですよ?」とかの説明を挟むから、「単純に嫌なこと言っているわけではないのかもしれない・・・」と思ってくれるのではないでしょうか。


相手の論理への理解度や共通言語が分からない間は起承転結のほうが良いこともある

結論から言うことで、相手の時間も節約できるし、話も伝わりやすいという考えは基本的には正しいです。
でも、それはあくまで論理構成を理解してもらえること、言葉の通り受け取ってくれることが前提です。

特にモノを言い返しにくい立場の人(例えば上司)から結論で話してもらうと、よく分からない部分があってもこちらで補足するしかありません。
結果として、勝手に文脈を埋めて、勝手に設定を作って嫌うwみたいなことは、僕は何度も経験しています。(そんな僕も文脈の理解が下手なタイプなのです)

どの程度の前提条件や言葉を共有できていて、どの程度の相互理解があるのかが分からない間は、起承転結で話すことが有効な場面もたくさんあるのではないでしょうか。

「こういうことがあって、こう思っていた。しかし、こんな出来事で新たな気づきがあり、〇〇という結論に達しました。」
このように伝えれば、少なくとも話は最後まで聞かないと結論が分からないから聞いてくれそうですし、細かい背景も伝わりやすいのではないでしょうか。

僕は、相手のポジション(意見)が決まっていそうな賛否あるような意見ほど、くどくどと説明し、結論を最後にするように心がけています。

・・・・そう!僕の話がくどいのは、わざとですよ!!!ww


最後に

今日は常に結論から話す方が良いとは限らないという話をしました。
結論ファーストが過ぎると、「そんなこと言ってないじゃん!」という反論をたくさん受けることになります。
それは、もちろん相手のリテラシーの問題ですが、説明が不足しているから思い込みで文脈を補足されてしまっているのです。

最近は、結論ファーストの権化であるTwitterによって、140文字がゆえに複雑にされている議論を見かけるように思います。。
例えば、選択的夫婦別姓の話はどちらの意見の人も「戸籍制度壊れないなら、姓は選べた方がいいよね・・・」くらいのポジションなのに(過激派もいるのでしょうけども)、なんかちぐはぐと議論されているように感じます。


自分が聞き手のときは、勝手に文脈や論理を補足して思い込まないようにすること。自分が話し手のときは、場合によっては結論を最後にして誤解が少ないように背景を聞いてもらう。そんなことを気を付けてみるのも良いのではないでしょうか。

では、また!



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