言われなくてもやって当たり前の仕事は存在するか
こんにちはー!
今日のnoteは、言われなくてもやって当たり前の仕事は存在するかというお話です。
言われなくてもやって当たり前の仕事は存在しない
言われなくてもやって当たり前の仕事は存在するか・・・?
そんなことを思ったきっかけは、あるお客様の営業部長の方が、「うちの営業は、自分の所の商品を試したりしない。そして、お客様にメリットを伝えられず売れない。営業として、自分の商品を知るのは当然だろう・・・!」というお話をされていたことです。
僕は率直に、それは期待しすぎだろう・・・と思いました。
そして、そのあと、他の方と話したら、今度は「部下には、自分からどのように今の状況(予算に未達の様子)をリカバリーするのか考えて行動してほしいよね!」というご意見も聞きました。
いよいよ、言われなくてもやって当たり前の仕事は存在する・・・のか?という疑問が大きくなったのでnoteにまとめてみます。
結論から言うと、僕は「言われなくてもやって当たり前の仕事は存在しない」と考えています。
なぜなら、それはマネジメントにおいて、「平日の昼間からゴロゴロ~ゴロゴロ!あーあ、ウインク1つで何でも手に入ったらなー」と言っているのと同じだからです。
お前は何もしないのか?
マネジメントの仕事には言うまでもなく、「うまく行く方法とやり方」を示すという仕事があります。
仕組化していくことが、最も重要な仕事の一つと言っても過言ではありません。
もう少し広い目で見て、僕は、マネジメントの最も重要な機能は「ボトルネックを特定し、時間や労力というコストを、最適に配分する」ことだと思っています。
仕組化したり、誰でもできるやり方を産みだすのはその手段と言えます。
そして、「言われなくてもやって当たり前」と考えるのは、マネージャーが何もしないと宣言しているのと同じではないでしょうか。
今、令和だよ?
確かに、終身雇用、年功序列といったいわゆる日本的経営の中では、正社員は基本的に全員出世を目指しており、エリート的な存在として、そして会社の一員として、滅私奉公することが求められます。
その視点で見れば、自ら考えて行動するのも当然と言えるでしょうし、言われなくても自社の商品を自腹で使ってみる必要もあるのかもしれません。
しかし、今は令和です。
そして、終身雇用や年功序列のシステムが音を立てて崩れていく中、「言われなくてもやって当たり前」というマネジメント(マネジメントではないが)が通用するほうが変ではないでしょうか。
前提である、全員が自発的に動き出す仕組み(=全員が出世候補でありエリート的な考え)が崩壊しているのに、「言われなくてもやって当たり前」と考えるのは、間違ったマネジメントの原因になってしまうのではないかと思います。
(馬を走らせるための)人参としての出世が全員に約束されないものになっているのであれば、人は原則として楽をしようとするという基本に立ち返って、無理なく行動できる仕組みを作るべく、工夫を凝らし、考え続けることがマネジメントの仕事なのではないでしょうか。
最後に
今日は、「言われなくてもやって当たり前の仕事は存在するか」というテーマでお話しました。
「うまく行く方法とやり方」を示すのが、マネジメントの仕事だ!とか大口をたたいてしまった形となりました。
僕も全然できていないので、ブーメランが大きすぎてつらいですw
でも、マネージャーの大切な仕事の中に、今いるメンバーや特殊な才能がある人じゃなくてもできる仕組みを作るというものがあるということは常に意識して、「言われなくてもやるべきだ!」と他責にしないように心がけていきたいと思います。
では、また!
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