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こんにちはー!
今日のnoteは「結果はおまけ」というテーマのお話です。

成功循環モデル

ダニエル・キムさんの成功循環モデルという有名な考え方があります。

周囲との関わり方やコミュニケーションといった「関係の質」が高くなると、自然と考え方も前向きになり、目的意識が高まって「思考の質」が上がります。それが人々の積極性や主体性といった「行動の質」を高め、成果が生まれて「結果の質」につながります。すると、ますます関係の質が高くなる、といった循環のことです。


成功循環モデル


結果の質が関係の質を良くする・・・?

僕は昔からこの成功循環モデルに納得がいっていませんw
気になるのはこの部分。
"成果が生まれて「結果の質」につながります。すると、ますます関係の質が高くなる"

言い換えると、結果が出たら関係が良くなるということですよね。
…そうですか?ほんと?
僕は行動の質が上がって結果が出ても、上司に手柄を取られて関係悪化したことありますが。そして関係は悪化したけど結果は出て、もっと伸ばしたかったのでもっと行動して、もっと結果が出ました。

思考→行動→結果の流れは納得ですが、結果が出れば関係が良くなるっていうのがすごく強引に感じてしまうのですが、いかがでしょうか。
僕は、思考が変われば行動は絶対変わるし、行動が変われば結果も絶対変わるけど、結果が変わったからって関係が変わるかは絶対ではないと思うのです。

繰り返されるパワープレイという不幸

そして繰り返される不幸があります。
それは、結果さえでれば、関係が良くなって好循環になるという考えから繰り広げられます。

一応、この成功循環モデルは関係の質から始めると言われているのですが(その時点で循環してないじゃん)、それをすっ飛ばして、結果を出すことで解決しようとするのです。
とにかくなんでもいいから結果が出ればチームの雰囲気が良くなる!ということだと思いますし、なんとなくは理解できるのですが、ちょっと、ほら、IQが2くらいですよね。

で、結果を出すために選択される手段はハードワークとパワープレイ!遡って思考の質が落ちてる!(IQ2
で、そのパワープレイという無茶によって、行動の質を落とし、関係の質も悪化していて、その結果の再現性もなく、疲弊してしまいます。ただ、とにかく結果を出したということだけが残るのです。
さらに不幸なのは、この構造に気が付かないと、「なんか雰囲気悪いな…やっぱ、結果出せば関係の質も上がるだろ!」とハードワークとパワープレイが繰り返されることです。
これをIQ2循環モデルと言います。(嘘)

結果はおまけ

僕は声を大にして言いたいです。
結果はあくまでおまけだと。結果は出た方がいいけど、行動の質が上がっていれば、不運にも結果が出てなくても関係の質は上がると。
通常は行動の質が上がれば結果も出ますが、何かの要因で結果がついてこなかったからって関係も悪化するという方が無理があります。
「良い行動してたけど結果が出なかった!結果が出てないならこのチームはクソだ!!」みたいに仲違いするなら、たぶん最初から関係悪いと思いません?

成功循環モデルは、結果はおまけにして、「関係の質が上がれば思考の質が上がって、思考の質が上がれば行動の質が上がって、関係もさらに良くなる」(そしたら結果もついてくる)と定義した方がいいのではないでしょうか?


最後に

今日は「結果の質って何?」というテーマで成功循環モデルへの疑問をお話ししました。
どうしても結果が良いと関係が良くなるということに納得感がない・・というお話しでした。

では、また!




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