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【#1138】募集予算を上げるより、投資すべきもの

お元気ですかー?
今日のnoteは「募集予算を上げるより、投資すべきもの」と言うテーマのお話です。

募集予算を上げ、リードタイムを短縮し、動機づけするのがスタンダード

僕のは肌感では、実際の数字以上にリアルに派遣で働く人の流入が減って10年くらいになると思います。(実際の派遣登録者というよりは、派遣先のニーズと人材の開きが強くなってきたころ)
その間に、募集の方法も、フリーペーパーがほぼなくなり、Web広告に移行し、Indeedなどのクリック課金の検索エンジンが台頭し、さらには人材紹介(少額フィー)という採用方法が出てきたりと、大きく変化してきました。
とはいえ、構造自体に大きな変化はなく、採用を強化するというのは、すなわち募集予算を上げること(広告費用を増やして露出するか、人材紹介会社に高い紹介料を払う)とほぼ同義であることは変わらずにここまで来ました。
結局、ここ数年も、採用を増やしたいという課題解決については

  • 募集予算を上げる

  • 内定までのリードタイムを短縮する

  • 他のライバルに流れないよう自社に動機づけ(アトラクト)する

というものがスタンダードのままやってきています。
僕はそのように採用について理解してきていたのですが、ことはそう単純ではなく、少しずつではありますが、採用が堅調にできている派遣会社とそうではない派遣会社に分かれてきているように思います。

投資すべきものは他にないか?

何が採用力の有無を分けているのでしょうか。
それは直接的な採用コスト以外にどれだけ費用をかけているか?だと僕は考えています。
普通の事業会社であれば当たり前ですが、ほかの会社と同じだと思われていれば、いつか採用ができなくなります
例えば、ある自動車メーカーがトヨタ自動車の5番煎じだと思われていいたら、少子高齢化のあおりを受けて、若手の採用はできなくなることでしょう。トヨタ以外の自動車メーカーにも、ユニクロ以外のアパレルにも人材が来てくれるのは、各社が同じではなく、いわゆる差別化ができているからです。
転じて、人材派遣会社はいかがでしょうか。
どの派遣会社に所属するかよりもどの派遣先に行くかが大事といわれることが多いですが、その状態を脱却できている会社が何社あるでしょうか。
自社なりの教育制度、自社なりの支援体制、自社にしかないビジョンなどはありますか?
それらに一切のコストを割かずに、ひたすら直接的な募集費用にのみコストをかけ続け、そして営業メンバーが疲弊して辞めていく。そんな悪循環に陥っている会社は枚挙にいとまがありません。いや、そのほうが多いとさえ入れるのではないでしょうか。
自社オリジナルの取り組みにコストを投下したり、広告だけではない方法で自社の魅力を知ってもらうためにコストをかける必要はないでしょうか。

僕は先日、派遣会社様が様々なサプライヤー向けに行ったバーベキューによる交流会に呼んでいただきましたが、その中でファンづくりをされているように感じましたし、実際に社長様や経営の方、普段お話しできないセクションの方とお話しすることができて、僕もファンになってしまいました。

広告にいくら投下できるか?というレースから降りて、本質を追う時が来ているのではないでしょうか。苦しい中でも自社に合う人材を確保・採用されている人材派遣会社は募集費以外に投資を行っているように僕は感じています。
しっかり、人材サービスの中身にも投資していきましょう。

最後に

今日は「募集予算を上げるより、投資すべきもの」というテーマでお話ししました。単純な採用費用だけではなく、自社のファンづくりやオリジナルな体制づくりにコストを割いている会社がうまく採用できているのではないかという内容でした。
どんどん、本質の問われる時代になってきているように思います。本質と向き合い、社会に貢献していきましょう。
では、また!



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