コーチング勉強にコーチング受けたら学びばかりだった話。
あれ、コーチングしようと思ってるのに、自分がコーチング受けたことないの違くない???
チームメンバーとの1on1が増えてきて、自分の主観で人の話を聞くのが怖いなと思ってきた今日この頃、コーチングを学ぼうと本を買って読んでみたわけですが、、、
うーん、分からん!!!
いや、理屈は分かる、分かるんだけどナ???
実際受けてどんな感情になるのかとか、どんな声かけをするのかとか、どこまで深追いしてどこまで待てばいいのかとか、細かいところはぶっちゃけ分からない訳です。
大学時代も心理学専攻だったので、メイン領域ではないとはいえ、カウンセリング心理学などを学んでいましたが、その時もそんなことを感じてました。
ということで、思い立ったが吉日、cotreeさんのオンラインカウンセリングを受けてみました。
*勿論、人にはほとんど話したことないレベルのセンシティブな悩みをいい機会に相談してます。
悩んでないのに相談しても意味なくね???
みたいな事実は防げたはずです。
受けてみて気付いたこと、自信のコーチングに活かせそうなことを列挙してみます!コーチングとカウンセリングの境が非常に曖昧で、今回は両方混じっていた気がするので、触れません。
コーチ視点
まずはコーチングをする側の視点として、受ける側から振り返ってみました。
1.その場で変わらなくていい
うわー、全然ささってねえじゃん、、、
人の相談に乗っている時、アドバイスをしてみた時、誰もが1度は感じたことのあるはずです。僕自身は数多くあります。で、そんなことがあると、
・話を聞かずに話過ぎてしまったかな
・難しい話をしてしまったかな
・話を聞くだけで変化はなかったな
などなど、大反省会を開くわけですが、なんのなんの。
今回体験してみて分かったことは、話を終わった後にもクライアント側(コーチング/カウンセリングを受ける側)はちゃんと考えてるってことです。
何なら僕は45分ずっと不機嫌でした。
話していても課題は解決しないし、何なんだと思っていました。
が、終えてみて冷静に振り返ってみると、実は自分の話の矛盾に気付くことができたり、冷静に振り返ってみるとアドバイスが非常に的を得てたりするんですね。
対面での会話だと、承認欲求とか自己防衛本能が働いて、正当化するように本心と違ったことを言っていたのかなと。
カウンセラーさんからしたら終始、
なんだこいつは?????
みたいに思われていたのではと思うくらい、もやっと感が晴れることはありませんでしたが、終わって振り返ると、あらスッキリ。
結局、自分の無意識化の本音が表出させられたことで、思い込みで悩んでいたことに気付かされ、前向きな気持ちになっている。
カウンセラーさんすげえ
ってことですね。ここからの学びは、コーチングやカウンセリングの効果はすぐには分からないに尽きると思います。
むしろ、その後の変化がどうだったのかをベンチマークにするとよくて、その場の機嫌を取るための会話ばかりでもダメってことですね。
悪い感情は出してもらって、少しくらい不快感がある時間の方が、結果的にプラスに作用する場合もあるということです。面白れえ。
2.フィードバックはしてもいいけど
コーチングやカウンセリングといえば、傾聴とか、肯定とか、質問とか、そんなイメージもなくはないですが、実際体験して思ったことは、
結構、論理的なフィードバックもあんじゃん!
ってことでした。そもそも僕がそういう要望をしたというのもあるのですが、、、(カウンセリングの前に求めることを聞かれる欄がありました)
そして、1番感じたことは、
・事実や論理は整理する
・行動は自分で決める
ということです。
客観的に見たら、こう見えるよ、こう思うよ。
まではありましたが、
だからこうした方がいいよ。
と言われることはありませんでした。人間は自分で意思決定をした方が行動できる生き物なので、こういう視点でのフィードバックは非常に大切ですね。
こういう行動をした方がいいとフィードバックをしていたら、それは内発的動機付けを奪ってしまっているのかもしれないと気付かされました。
3.プロは目先の感情に迎合しない
やっぱり、相談に乗ったりする時間って、いい奴だと思われたい欲求が働くと思うんですよ。
ただ、今日はそれを感じませんでした。その場ではもやもやした感情で終わっても、敢えて厳しい指摘をしても、結果的にいい方向に変わればいい。
そういうスタンスで話ができてこそ、効果的なコーチング/カウンセリングになるのだと実感しました。
コーチ視点に立つ場合は、自分が好かれたくてその場しのぎの対応をしていないか、心に問いかけてみるとよいのですね。いい学び。
クライアント視点
人に相談なんてしづらい!相談するのにわざわざお金払うの?嫌われちゃうんじゃないの?
そんなことを考えて悩みがあっても抱え込みがちな人に向けて、クライアント視点での感情変化を書いてみます。
1.悪い感情はさっさと吐き出せ
コーチングに限った話じゃないですが、これはガチです。
悪い感情を吐き出すことで、心が穏やかになるメカニズムを以下に図解します。
人は、機嫌が悪くなると、理解して欲しいと感じます。そして理解してもらうために、敢えて自分を攻撃することで、ダメな自分を作りだすことで、共感されようとします。
ただの思い込みなのに、嫌われてるに違いないと決めつけて、自分に価値がいないと決めつける行動です。ここまで大抵無意識だから怖いです。しかし、ここには突破口があります。
人に話すと矛盾に気付くのです。
そして矛盾に気付くことで、自ら自分を痛み付けていたことに気付かされ、我に返ります。そして、意外と自分にも価値があるんじゃないかって思うようになってきます。
これは恐らく人間のシステムなので、不可避だと思っています。僕自身も今回のカウンセリングで上記のような感情を体験しました。
だから、不機嫌であることを認めた上で、さっさと話してみると良いと思います。きっと変わります。
2.赤の他人への相談は超大事
一方で、やっぱり、自分の悪い部分を見せるのは怖い。そう思う人が大多数なように思います。
上司が相手だと、評価に関わるんじゃないかとか、気を遣わせてしまうのではないかとか考えますし、友人が相手だと、今までの関係性が壊れるんじゃないかとか、考えると思います。
だから他人への相談もありだと思います
勿論、上司や友人、家族、恋人に相談出来たらベストかもしれませんが、中には悩みが彼ら彼女らとの問題によって生まれているケースも想定できます。
そう考えた時、普段そこまで関わりがない人に話を聞いてもらうのは割とありなんじゃないかなと思う派です。
カウンセリングやコーチングサービスにお金をかけるのが憚られるのであれば、緩く繋がっていながらも自分に共感してくれそうな友人などでもよいでしょう。
僕自身もそういう話を聞くのは好きなので、思い立ったらDMでも飛ばしてみてください。
3.話したから全てが変わる訳じゃない
最後に当たり前ですが、1度話しただけで全ての悩みが解決するはずがありません。
コーチングもカウンセリングも意味ないじゃん!と思われるかもしれませんが、あくまで自分がどういう意味づけをして、行動するかにかかっています。
全てコーチやカウンセラーが何とかしてくれるというマインドセットで受けても効果はないと思います。
まとめ
今日はコーチング/カウンセリング領域についての具体の話をしましたが、本来の趣旨は、
まずは自分が体験してみないと分からないよね!といったマーケティングの顧客理解についてのお話だったりするので、コーチングに興味がある方もまずは受けてみると良いと思った次第です!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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