メディアの民主化とコモンズ化 (ゆめのたね放送局の8年の歩み)
Facebook post. 7/22 .2023
ゆめのたね放送局 開局8周年
私もアドバイザーとしてお手伝いしているインターネットラジオ局 ゆめのたね放送局 は、2023年 6月 おかげさまで 開局8周年となりました。
ゆめのたね放送局って何?
沖縄から札幌まで全国12スタジオ所属の市民パーソナリティ皆さんが、自身で企画・構成・トークの全てを行う独自色の番組をおよそ850番組、毎週放送しています。どなたでもスマホ・PCにて無料でお聴きいただけますよ。
毎月 完パケ収録・毎週 配信。平均 月1600本以上の30分番組をそれぞれ決まった時間帯に独自サイトで配信しています。全国の所属パーソナリティの方はもとより、スタジオ運営スタッフ・システム管理スタッフ皆さんの日々の汗と努力に頭が下がりっぱなしです。
ちなみにこの写真は、8周年のタペストリー。
たくさんの仲間で書いた寄せ書きメッセージがこれから全国12スタジオをぐるぐる周ります。
わたしたちが作る わたしたちのメディアの価値基準
「マスメディア」の価値は広告価値換算しやすい視聴者数・聴取者数です。だから 広告主や代理店とズブズブだと広告主関連のネガティブなニュースはほぼ報じられません。
番組制作で数字が取れる芸能事務所とは社会的な責任よりご縁とご恩が優先されます。正確にいうと「お金のご縁とご恩」ですが。それを別の言葉で言い換えると「癒着」といいます。
一方「わたしたちのメディア」の価値は、わたしたちが決めればいいんです。
安心して伸び伸びと発信できること。
フェアであること。
発信活動に創造性を発揮できること。
発信のプロセスを通じて人や社会との関わりが育つこと。
「わたしたちのメディア」が、どこかのひとり、ひいては社会に働きかけられる、なーんて 痛快なのでしょう。
フォロワー数とか視聴数とかマスメディアの基準に引っ張られることなく、届ける、伝える、分かち合うことの質や自由度を自分たちでデザインすること、それこそがメディアの民主化のはず。
そして、そこにリアルの人の繋がりやコミュニティ的な芽を育ててこそ、メディアのコモンズ化が出来上がってくるのだと思います。
「わたしたちのメディア」を私たちが育てるほど
マスメディア側もだんだん「社会性」が持てるようになる。
それくらいの気概を日々持っておきたいものです。
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