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大空

いつからだろう
空を見上げるのを
忘れてしまったのは
目の前にあること
声をかけられ
そちらばかり
見ていたこと
日々を越えるのに
必死だった

いつの間にか
自分が置いてきぼり
どう思い何を感じるか
後まわしになってた
立ち止まる必要
周りを見る余裕
知らずに視野を狭く
目の前をただ真っ直ぐ
それが逃げてない
証明と信じていた

足をとめたのは
景色が広がる川辺
そびえ立つ山々には
白い季節を告げる
空気は澄み渡り
吹き付ける風が
晴れを教えてくれる
一度止まって考えなさい

いつも後回しに
していた心のことば
私自身に向き合おうと
心に目を向けようと
目を閉じて
どうなの?と問うと
自然と目を開いて
大空を見上げてた

忘れていたことに気づく
いつも見えていたはずの
空の色を忘れてた
凛とした青を見せる
無言で見守ってくれてる
それを思い出して
ただ涙が溢れた
生かされている
そう思えた時の
空の色はやさしかった

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