旅をすることで成長してきた(海外へ行きだした話)
以前子どもの頃から旅にでて、たくさん経験し学ぶ機会になったみたいな話をしたと思います。
今回は僕が海外に行くきっかけや、初海外の旅でどのような経験をしたか、何を学んだかなどを書いていきたいと思います。そしてそういう経験も僕のソーシャルワーカーとしてのキャリア形成に良い影響を与えてくれていると思います。
そして強く言いたいこととしては、ぜひ海外に行ったことない人はパスポートをとって出かけて行こうという話ですね。
無目的でいいので、まず行ってみる。
すると言葉通り、広い世界が広がっているので。
あちこち出かけるのが好きで、小学生ながら出かけられる範囲で一人でお出かけしていったのは良い思い出です。
その後は中学生や高校生のころは自転車やバイクで国内を旅したり
青春18きっぷとかを使って旅したり
基本26歳までは国内をうろうろしていることが多かったです。
僕なりの理由としては、日本の中にも見るべきところはたくさんあるし、まだまだ知らない世界が広がっているので、当面は国内で、という考え方をしていました。
さて、海外に行くことになったきっかけですが
学校をでて精神保健福祉士になって最初に就職した職場をあっという間に退職して、なんか自分としては挫折体験をした感覚になっていたんですけど、次の職場(精神科クリニック)も決まったので、少し気持ちも落ち着いたときでした。
なんとか働くめどがたった安心感から、なんとなく、ほんと何となく、新しいことにチャレンジしようという気持ちになって、パスポートを取りに行くことにしました。
当時は京都の実家に住んでいたので、近鉄乗って京都駅にあるパスポートセンターに行って手続きをしました。
特にどこかに行く予定はなかったのですが、パスポートを手に入れると必然的にどこかに行きたくなるものですね。国内一人旅はよく出かけていたことから、今回も一人でどこかに行ってみることにしました。
パスポートを受け取った足で、そのまま近くのHISの窓口に行きました。
で、窓口のおねえさんに
「●日から2泊3日で、一番安く行ける海外行きの航空券ください」
と伝えて。
そしたやっぱりソウルが一番安いですよ、と関空から仁川までの往復のJALの航空券が出てきて。
3万円くらいだったかなと思います。
あとホテルも地下鉄の駅から徒歩圏内で、かつ一番安いところをお願いしました。
当時(2006年)も国内のホテルは、基本はネットで予約して決済してというのが普通になっていましたけど、まだ海外旅行のそういうノウハウは身につけていなかったので、あとスマホもなかったですよね、当時は。
海外事情とかも良くわからない中、地球の歩き方を片手に出かけることにしました。
旅行記ではないので、旅の詳細を書くわけではないですが。
この2泊3日のソウル旅行は僕にとってはとても意味のある経験となりました。
「世の中にこんな楽しい遊びがあったのか!」
という感じで
見るものも経験も、たとえばニオイとかも、全部新鮮で
今から思うと、ソウルってほんと日本と変わらない街ですし、出張で全国飛び回るようになってからは、北海道や沖縄行くよりソウルの方が近いやんと思うようになりましたが、26歳当時の僕にとってはどれも刺激的なものでした。
あの初海外で味わった感覚というのは、なかなか味わいにくいですよね。
根っから刺激を欲している性格だと思いますが、そういう僕にとってはとてもガツンとくる体験でした。
初海外では日本と同じことをしていてもどれも楽しい経験になりました。
たとえば空港から僕はバスでソウル市内までいかず(当時はエアポートエクスプレスとか開通していなかったので)、近くの仁川の街までバスで向かいました。
リムジンバスと違い、地元の古めかしい路線バスみたいなので、運転手さんが歌謡曲にあわせて全力で歌っていて、驚いた思い出があります。
地下鉄の切符を買って、仁川駅からソウル市内まで電車で移動したのも楽しかったし、現地で買い物をしてご飯を食べるのも楽しかったです。
韓国は2006年当時新幹線(KTX)が開通していて、なのでその新幹線の切符を買って日帰りでソウルから太田市まで30分ほど移動したり。
言葉の通じない世界でコミュニケーションというのも、頭でわかっていましたが初めてで新鮮でした。中学英語ですけど、片言でも英語だとコミュニケーションがかろうじてできるという体験も、刺激的でした。
あと、一日は現地の自分が勉強している福祉関係のセルフヘルプグループを訪問してみました。
日本と同じ体験ができて、それはそれで面白かったです。
国が違っても、同じ体験、経験をしてきた人同士が共感できる、そんな体験をしました。
2泊3日のソウル旅でしたが、僕はすっかりそこで海外旅行の味をしめて、なのでその後積極的に一人で海外旅行に行くことになりました。
ソウルの次は北京、香港、上海、台北、ホーチミン、ダナン、、、と活動の範囲を広げていきました。
結局行ったことのある国は、東南アジアだと
タイ、シンガポール、マレーシア、ラオス、ベトナム、インドネシア
オセアニアはオーストラリア
ヨーロッパはイギリス、アイルランド、ドイツ、ベルギー、オランダ、イタリア
南北アメリカ大陸では、アメリカ、カナダ、ペルー、ボリビア、チリ、アルゼンチン、ウルグアイ
30ヶ国以上
結婚したあとも、妻と二人で、子どもが生まれたあとは家族であちこちに出かけていきました。
職場の仲間と現地集合解散で台北旅行に行ったりもして楽しかったですし。
奥さんとは結婚直後、世界五大陸制覇しようという話をしていて。
ホントはエジプト旅行の予定も組んでいたのですが(いちおうアフリカ大陸)。
ちょうど2010年のFacebook革命のときとバッティングして、飛行機が欠航したりして断念しました。
今は政情も変わってきているし、中東やアフリカ諸国にも行ってみたいですね。
子どもがもう少し大きくなってきたら中央や南アフリカのサファリとかにも行きたいです。
まだまだ世界は広いなと思うし、行きたいところも山盛り。まだまだあちこち出かけていきたいと思っています。
最後に、一番僕が海外に行って良かった経験、考え方の変化は
「自分はちっぽけな存在で、いかに小さな世界で生きているか」
というのを思い知らされたことです。
それによって、悩みごととか(職場の人間関係とかも)、小さなことに囚われているなーと思ったし、どうでもよくなって、気持ちが大きく変化してきました。
平気になったことも多いですし、実際成長した感覚を海外旅行に行くたびに感じていました。
声を大にして言いたいですよね。
職場で、いろんなことで悩んでいるのなら、目的なんて必要ないです。
今日仕事の帰りしにパスポートを取りに行きましょう。
そしてどこでもいいので、航空券をとりましょう。
そしてとりあえず行ってみる。
すると言葉通り、広い世界が広がっているので。
おすすめです。
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