かつての行動力を呼び覚ます│回想記1
連続更新100回を超えたこの日記ですが。自分でも分かっているんです、内容がおもしろくなくなっていることを。
その理由も、具体的に新しい行動を起こしていないからに違いないのです。もうただそれだけ。わかっているなら改善すれば良いんですが。
言い訳したらオシマイだと理解していますが、あとおそらく2週間程度だけ。自分でコントロールできないことが目の前に横たわっているのです。
……で。
行動力が弱いのは、性格の問題かしら……と思ったのですが、よくよく考えたら、昔はコミュ障の割にやたら人に会うってことをしていたんですね。
会社員を辞めて、開店休業状態の家業(甲陽書房)を古書店として立て直しをしようと思ったのが10年くらい前でしょうか。正直、出版社のことも、古書店のことも、まったくわかりませんでした。
父に聞いても、苦労話はよくするけど、運営については、なんだかよくわからない……。どこからどう手を付けたものかさっぱりわからない……。
最初のうちは、まず無造作に積まれた資料の山(祖父が集めた古書)を整理するところからスタートだったように思います。(かつての仲間がハンドフォークリフトを譲ってくれたなぁ……(感涙))
もちろん、答えなんてあるわけがないのですが、答えをつい探してしまうんですね。そして、これから本に携わる割に、読書量が足りていないと直感的に思って、なぜか図書館に籠もるという選択をしたように記憶しています。
そこで出会った本がこちら。
「ある日とつぜん出版社になってしまった」とな……。当時のわたしは、これを読んでどうしたかというと、著者に会いに行くという暴挙に出ました。(一応、図書館で借りただけ?というツッコミがありそうなので返答しておくと、ちゃんとそのあと手元に欲しかったので購入しましたよー)
たしか相談窓口みたいなものを設けてくださっていたような記憶がありますが、アポを取って都内(中央区)の株式会社アニカという出版社へ伺ったと思います。(いまはサイトが閉じている模様……)
著者の佃由美子さんは、綺麗なお姉さんという感じで緊張しましたが、すごく親身に相談に乗ってくださったことを覚えています。ありがたいなぁ……。(甲陽書房が出版社として復活することが恩返しになるだろうな……。うぅ……)
もう10年くらい前だから、明確には覚えていないですが……
休眠とはいえ、伝統があるということは素晴らしいこと
「本」という括りで出版社と古書店をごちゃまぜにしないこと
結局、あなた(石井)がどう在りたいのかが重要
……という旨のアドバイスをいただいたような気がします。
ここでハッキリしたのが、出版社と古書店を区別するということ。もともと家業の出版社を復興させたい……という漠然とした感覚でいて、でも、いまできることが「祖父の研究資料(古書)を古書店として販売しつつ体力を付ける」ことだけ……という感じでした。
まぁ、当たり前といえば当たり前なのですが、業態がぜんぜん違うので、仮に古書店として繁盛したとしても出版社にそのまま流れていくということはありませんね。
ただ、できることが、まずはそれだけだったので、いったん「甲陽書房古書部」として古書店(ネット上)を始めることにしたのです。
……ということで、自分語りがしばらく続きます。ちょっと意図があります(予定通りうまくいくかわかりませんが)。
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