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「ポイントは何だ?」を口癖にする

タイトルにした言葉は、たしか20代の頃に読んだ1冊の本の引用です。

初版が2004年なので、17年前の本ですね……。当時、手帳にメモしたものが、まだ手元にあります。

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この「ポイントは何だ?」を口癖にするという訓示は、40歳を過ぎた今でも、咄嗟のときの指針にしています。

誰しも、想定外の問題が起きたとき、つい焦って、あたふたしてしまいますよね。具体的な行動が思い浮かばず、焦りばかりが先行してフリーズしてしまう感じ。

焦っている自分に気がついたら、「ポイントは何だ?」の出番であります。そのひと言で、焦ってはいるけれど、問題の勘所を見つけようという姿勢に変わるので、落ち着きを取り戻すキッカケとなります。

良い/悪い別として、わたしはよく「落ち着いているね」と言われますが、それはきっと、この言葉を拠り所にしているからですね。いまから17年前に出会った本(言葉)がいまでも影響しているので、ある意味、人生が変わった言葉でもあります。

ちなみに、自分自身が問題に直面したときにも有効ですが、誰かの相談に乗るときも、もちろん有効です。

慌てた状態で相談してきたときも、こちらは「ポイントは何だ?」に集中して聴くわけですね。こちらは落ち着いて、問題が何なのかを整理できます。

慌てた相手に対して、こちらが落ち着いて問題点を探り当てたとき、その事象がそもそも問題なのか……という展開になることもめずらしくありません。

ただ想定外のことに出くわしただけで、実は問題じゃなくて、単純に慌てているだけ……みたいな感じですね。要するに、ただ行動をすれば良いだけの場合。

そうなると、だんだん「それって、何が問題なんですか?」が口癖になってくるんですね。そんなことを言うと、分からず屋扱いをされることも多いですが(苦笑)、ハッと気づいて我に返り、自ずと解決することもあります。

いずれにしても、「ポイントは何だ?」は、本質を見抜く、魔法の言葉のようなものですね。20代のうちに出会っていてよかったです。

それにしても、この日記記事を書いていて、1冊の本の出会いによる影響って大きなものとあらためて実感。わたしにとって、落ち込んだときや困ったときに、救ってくれるのはいつでも本なんですよね。ありがたい限りです。

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