人類を大きく動かした作物たち
狩猟採集民族から農耕民族へ
人類は農作物を持続的に供給でき村という定住地が生まれた。生活はその日暮らしの狩猟時代(その日暮らしで生きる)よりも安定し、人口は増えていった。一見すると豊かになったように見えるが・・・・
現実は残酷だ
農作業は環境に大きく左右されるため干ばつになると作物は枯れ果て民は飢えてしまう。また、定住することで疫病が蔓延し7割以上の被害が出る。もちろんのこと農作業は過酷だ。農作物のために毎日早朝から日が暮れるまで働いてクタクタになって泥のように眠る。
狩猟採集民族であればその日暮らしではあるが狩と食事以外の時間はゆっくりと休み、子供達と遊ぶ時間だってたくさんとれた。なんてゆとりのある生活がなんだろう。
それでもなぜ、ゆとりある生活を捨ててまで農耕時代に遷ったのだろう?
1つ目は、寒冷化によって食糧危機を引き起こし、保存可能な食べ物が必要になったこと。
2つ目は、狩猟採集民族の集団は多くても100人前後が限界であったが、農耕民族は保存可能な農作物を手入れたことで人口が一気に増加していった。(養う人が増えればそれだけ耕す規模も増える)
争いが起こっても100前後の集団など話にならず農耕民族は圧勝したのだ。
土地は定住する農耕民族に奪われ、狩猟採集民族はますます窮地に追い込まれていく。だから狩猟採集民族は苦渋の選択だっただろう・・・ゆとりを捨て作物を育てることになった。
もう狩猟採集時代には戻れない
人類は今も昔も環境が人を動かしてきたんだなぁってしみじみと思う。
これからの世界!
経済は低迷しモノは減少していくが、情報に溢れまみれの時代に遷ってるそのちょうど転換期にある。おそらく狩猟採集時代のように経済時代は幕を下ろし、かつての時代には戻れないのだろう。でも新しい次の時代を知って備えておけば混乱に巻き込まれずに身構えることだってできるはずだ。
世界史を大きく動かした植物:参照
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