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「人生は、螺旋階段である」タロットみたいに本を選んで受け取ったメッセージ。
毎日、寝る前にタロットを引く。
それを書き留める。
そんなことを続けていたとき、ふと、我が家の一角にある「書籍の山」を見て思った。私が捨てずに残している書籍の山。
「ここから、ふと偶然選んだものをもう一度読むと、何かメッセージがあるんじゃないか。」
それは、まるでタロットを引くのと同じだ。偶然や潜在意識からのメッセージを受ける、ということ。
ぱっと目に留まったのは、これだった。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/118814044/picture_pc_bd4474b7535350a64ee9ebf3f7c647b0.jpg?width=800)
槇村さとる信者になったのは、もう20年ほど前。
友達に「読んでみたらいいと思う」と勧められたのが「イマジン」だった。
槇村さとるから発信される「自立」のメッセージ。私は虜になった。
それこそ、何十回も読んで読みすぎて、主人公と似たような人生展開になったことに我ながら驚いた。(詳細は、また機会がありましたら)
今日、選んだのは、そのあとに出た「イマジン29」
29歳、独身女性、志麻子の物語。
どうして、オリジナルじゃなくて、こっちが目についたのか、はそれこそ偶然でしかない。そういえば、もう「槇村さとる」から離れて何年も経っていることにも、ここで気が付いた。15年くらいは、読んでないかも。
「もう、私には必要なくなった。槇村さん、ありがとう。」
と感じたことは覚えているけれど、また今日手にした自分。
怖かったけれど、読むことにした。
「ああ、私はまだ、こんなところにいる」
そんな気持ちがした。自分の中では、一度は「卒業」したチャプターだと思っていたのに。「自立」できたと思っていたのに。
「誰かに擁護されたい自分」
みたいなものが、また自分の中にあるような気がした。そんな自分とは散々戦って、「えい!」と見切り発車で前に進んで、強引にでも線路を進み、山があれば道を掘り…自分で進んできた。それなりに、素晴らしい景色を見てきた人生、そうやってきたはずなのに。
「えーーー、また同じかーーー。」
と衝撃でもあった。
何年経つんだよ、この線路は円なのか?知らなかったんだけど?また同じ景色じゃん?うそでしょ?もうすっかりおばちゃんなんですけど?大丈夫?
脳内で一人でツッコミをする。はーーーーー。
でも、でもね。もしかしたら、螺旋階段なのでは、と思い直した。DNAのような螺旋状。確かに「またかよ」という自分を見つけて落ち込んではいるけれど、本当に15年前とまったく一緒なのか?実は、少し高さが変わってない?
見切り発車から始まった一周で、まるで同じ景色に見えていそうで、実は違うのかもしれない、いや、そうに違いない。そんな気がした。
「またかよ」という気持ちと、「それなりにやってきた」という自信。
止まってるより、ずっとまし。
そう思うことにした。この先、この螺旋階段を上り続けるもよし、「あっちの階段のほうがいいかも」と場所を移すのもよし。正解はないのだろう。ただ、止まっていたら景色は一緒だ、ということだけがわかっていること。
そして、何より「擁護されたい願望」を感じたことは、とても大きかった。この願望をどう扱うか…はまた別の話になるけれど、まずは自分を知るところから、だと思うから、これはかなり大きな気づきになったな、と思っている。
タロットもそうだけど、偶然の力ってすごい。自分に必要なものを教えてくれる。
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