僕の方だった
鬼は外
幾つも層を成したのは
こなしていくだけの日々
豆を投げておくれ
また壊しておくれよ
渇いた躰は疼き
爪先から蝕む焦燥
空っ風が吹き抜けた
なぜ君は居ないんだい
チクチク チクチク
柊の葉が
チクチク チクチク
胸を刺す
大人になってしまっても
君だけは笑っていてよ
会えないと悟っていても
約束だけは憶えているよ
赤い手で
そっと掬い上げた
あの日の言葉の片鱗
「またね」
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鬼は外
幾つも層を成したのは
こなしていくだけの日々
豆を投げておくれ
また壊しておくれよ
渇いた躰は疼き
爪先から蝕む焦燥
空っ風が吹き抜けた
なぜ君は居ないんだい
チクチク チクチク
柊の葉が
チクチク チクチク
胸を刺す
大人になってしまっても
君だけは笑っていてよ
会えないと悟っていても
約束だけは憶えているよ
赤い手で
そっと掬い上げた
あの日の言葉の片鱗
「またね」
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