シェア
涼
2021年11月3日 11:08
悠然と佇むあの人の船は琥珀の窓の向こう時折、珊瑚の城へ遊びに来ては生温い感覚だけを残して帰っていくあの人は、知らない私には思いを伝える術がないことこの足が刃物を踏むように痛むことその胸を刺さなければ二度と自由に泳げないこと『あなたは、 お城へ帰る人。 もう、此処へ来ては いけないわ。』一念天に通じず私はガニアの海へと還りますナイフを捨て飛び込