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涼
2022年6月10日 08:06
なぜメガネを外したの落ちてしまった深い森翡翠の瞳子が愛を乞う抗えないと知りながらよじってもがく針葉樹痛みに耐え舌を絡ませ声が息が反芻するから離さぬ腕に遣らずの雨もう帰れないこの森で一層一枚の葉となろう
2022年6月20日 18:34
また何かを間違えた学びを忘れ痛みを忘れまた何かを間違えた誰かにとって この顔は般若のように見えるのだろう期待されたポジション人工的イメージショーケースの泪変わらぬ羨望(ああ、そうだね)(うん、わかってる)袖の露を拭うのは一人きりのときが善いまた つまづいたよ笑ってよ支離滅裂な話をさいつものように聞き流してよ
2022年6月19日 08:45
2022年6月13日 19:38
言ノ葉の海心地よくユラユラ揺れる私は小舟夜の帳が下りてなお差し込んだ光あなたは光その尊さゆえ恐れたのは触れること穢すこと最早それは 恋とも呼べず言ノ葉の海あなたは光消えないよう祈っている漂いながら祈っている
2022年6月5日 20:09
君へと続くこの空が在るその事実だけが羽毛のように柔らかく温かく中枢を包んでいた少しずつ数多の感情が邪魔をして離れることを選ばせたのは袋の底に残っていたわずかな自尊心独り法師の銅像の凛々しさ潔さこんなふうにこんなふうに恰好つけても見透かされるだろう嫌われたくなかったほんとうは
2022年6月5日 20:05